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フェアウェイウッド用シャフトを選ぶ際に欠かせない指標のひとつが「振動数」です。
特にUST MamiyaのアッタスMB FWは直進性と操作性のバランスが取れた人気モデルで、振動数の違いが弾道や打感に大きく影響します。
ゴルファーによって最適な硬さやフィーリングは異なり、同じヘッドスピードでも振動数の選び方ひとつで飛距離や方向性が変わることも珍しくありません。
本記事ではアッタスMB FWの55g台から75g台までの各スペック別振動数データを整理し、ヘッドスピードとの相性や他モデルとの比較も交えて解説します。
さらにAttas MB HYやAttas Punchとの振動数差、チップカットやカスタム調整による数値変化、そして試打評価やユーザーのリアルな口コミまで幅広く紹介します。
振動数の理解を深めることで、自分のスイングに最適なシャフトを見つけやすくなります。
Contents
アッタスMB FWの特徴と位置づけ
アッタスMB FWは、UST Mamiyaがフェアウェイウッド専用に設計したモデルで、ドライバー用シャフトとは異なる重量配分・剛性設計を採用しています。
特に「方向安定性」と「振りやすさ」のバランスを重視し、フェアウェイからのショットでもしっかりとした弾道と飛距離を両立できる点が魅力です。
中元調子設計によるスムーズな切り返し
MB FWは中元調子のしなり感を持ち、トップからインパクトまでの切り返しがスムーズ。これにより、強く叩きにいかなくても安定したミート率を確保できます。
低トルク設計で方向性が安定
ドライバーより短尺になるFWでは、トルクを抑えることで左右のブレを最小限に抑制。特に風の強い状況やタイトなコースレイアウトでの精度が高まります。
振動数設計の精密さ
アッタスMB FWは重量帯ごとに振動数が緻密にチューニングされており、55g台から75g台まで幅広く用意。
これにより、ヘッドスピードやスイングテンポに合わせた最適なフィーリングが得られます。
アッタスMB FWの振動数データ一覧

アッタスMB FWは、重量帯やフレックスによって振動数が細かく設定されています。ここでは代表的なスペックとその傾向を整理します。
55g台は軽量で振動数も低めに設定されており、ヘッドスピードがやや遅めのゴルファーや軽快な振り抜きを求めるプレーヤーに向いています。65g台は標準的なヘッドスピード帯(HS40〜45m/s)に適し、しなり感と安定性のバランスが取れた仕様です。75g台は重厚感があり、振動数も高めで、強めに振ってもヘッド挙動が安定しやすく、上級者やパワーヒッター向きです。
同じ重量帯でも、SRやS、Xといったフレックスの違いによって振動数は大きく変わります。例えば65SRは65Sよりも数cpm低く、スムーズな切り返しと軽い打感が特徴。一方65Sや75Sでは、手元のしっかり感が強く、風やラフからのショットでも方向性を保ちやすいという評価が多く見られます。
また、振動数は計測条件(クラブ長、ヘッド重量、グリップ重量)によって変動するため、実際に自分のクラブで計測することが理想です。一般的な45インチドライバーより短尺になるFWでは、同スペックでも振動数がやや高めに出る傾向がある点も押さえておきましょう。
| 重量帯 | フレックス | 振動数 目安(cpm) | HS目安 (m/s) |
|---|---|---|---|
| 55R | 約250 | 38〜41 | よくしなり、 軽く振れる |
| 55S | 約255 | 40〜43 | 軽快で高弾道 |
| 65SR | 約255 | 41〜44 | 標準的で 扱いやすい |
| 65S | 約260 | 43〜45 | 安定と飛距離の バランス |
| 65X | 約265 | 45〜47 | 強く叩いても ブレない |
| 75S | 約268 | 45〜47 | 重く安定感 がある |
| 75X | 約273 | 47以上 | 低スピン の強弾道 |
※計測条件により±3〜5cpm変動します。
振動数とヘッドスピードの関係

シャフトの振動数は、スイングテンポやヘッドスピードとの相性を見極める重要な要素です。基本的に振動数が高いほど硬く感じられ、ヘッドスピードが速いプレーヤー向けとなります。逆に振動数が低いシャフトはしなりを感じやすく、スムーズに振りたいゴルファーに適しています。
アッタスMB FWの場合、65Sでおおよそ260cpm前後、65SRで255cpm前後といったレンジが一般的です。ヘッドスピードが42〜45m/sのプレーヤーは65Sが基準になり、それより速い場合は75SやXフレックスを検討する価値があります。
一方、ヘッドスピードが40m/s前後なら65SRや55Sといった、やや低めの振動数モデルの方がミート率や飛距離の安定に繋がります。ここで重要なのは、「硬い方が飛ぶ」とは限らないこと。硬すぎるシャフトはインパクトロフトが立ちすぎ、打ち出しが低くスピン量も不足する傾向があるため、結果的に飛距離をロスする場合があります。
振動数はあくまで目安であり、同じ数値でもシャフトの調子や素材によってフィーリングは異なります。そのため、数値だけでなく実際の試打感や弾道の確認が欠かせません。
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他モデルとの比較

アッタスMB FWの性能や振動数を正しく理解するためには、同シリーズや近いコンセプトのシャフトと比較することが有効です。特に、Attas MB HY、Attas Punch、アッタスFFアイアンは、設計思想やスペック構成に共通点と相違点があります。
まずAttas MB HY(ハイブリッド用)は、FWよりも短尺・高ロフトのユーティリティ専用設計で、同重量帯でも振動数はやや高めに設定されています。これにより、方向性重視のユーティリティショットで安定感を発揮します。
次にAttas Punchは、同じUST Mamiya製でも走り系の性格が強く、振動数は同フレックスでもMB FWより低めに感じる傾向があります。結果としてしなり戻りが速く、ボール初速を出しやすい反面、タイミングが合わないと左右のブレが出やすいのが特徴です。
最後にアッタスFFアイアンは、アイアン専用設計で振動数レンジはさらに高く、全体剛性がしっかりしているため、ショートアイアンでの方向安定性や高さのコントロール性が向上します。
この比較から、同じ重量やフレックス表記でも、振動数やしなり感が異なることがわかります。つまり、数値だけではなく実際のスイングフィーリングを確認することが、モデル選びにおいて重要な判断材料となります。
スタム調整とチップカットの影響

アッタスMB FWは、そのままの状態でも十分な完成度を持っていますが、カスタム調整やチップカットを行うことで、振動数や弾道特性をさらに変化させることが可能です。
チップカットの影響
チップカットとは、シャフト先端(ヘッド側)を数ミリ〜数センチ切る調整方法で、先端剛性を高める効果があります。これにより振動数は上昇し、弾道が低く、スピン量が減る傾向になります。
- 例:65Sを0.5インチチップカット → 振動数+3〜5cpm、弾道低め、打ち出し抑制
- ハードヒッターや風対策で弾道を抑えたい場合に有効
バットカットとの違い
バットカット(グリップ側をカット)は、クラブ全体の長さ調整が目的で、振動数への影響は比較的少なめ(+1〜2cpm程度)。しかし長さが短くなることで振りやすくなり、ミート率が向上するケースがあります。
グリップやヘッド重量の影響
- グリップが軽くなる → 振動数がやや上昇
- ヘッドが重くなる → 振動数が低下し、しなりを感じやすくなる
このため、単純にシャフトだけでなくクラブ全体の重量バランスも考慮する必要があります。
試打評価とユーザー口コミ

アッタスMB FWは、フェアウェイウッド専用シャフトの中でも「方向性の安定」と「振り抜きやすさ」に定評があります。実際の試打評価やユーザーの声を整理すると、スペック選びの参考になるポイントが見えてきます。
試打評価
- 方向安定性:中元調子設計と低トルク構造により、特に左右のブレが少なく直進性が高い。ラフや風の影響を受けにくい印象。
- 弾道特性:中弾道でスピン量はやや少なめ。ランを稼ぎやすい一方で、キャリーを出したい人はロフトやボールセッティングで調整が必要。
- フィーリング:トップから切り返しのスムーズさと、インパクトでの芯のある手応えが好評。強く振っても暴れにくい。
ユーザー口コミ(良い点)
- 「65Sでヘッドスピード43m/s、自分にはピッタリ。方向性が安定した」
- 「75Sは少し重いが、風に負けない強い弾道になる」
- 「フェアウェイからのショットが楽に打てるようになった」
ユーザー口コミ(注意点)
- 「55g台は振りやすいけど、強く振ると球が上がりすぎる」
- 「75Sは飛距離よりも安定重視向け」
- 「振動数が高めなので、硬めの感触が苦手な人はSRや55Sを試した方がいい」
まとめ・おすすめセッティング

アッタスMB FWは、フェアウェイウッド専用の設計思想と精密な振動数調整により、幅広いプレーヤー層に対応できるシャフトです。振動数と重量帯の組み合わせ次第で、方向性・弾道・飛距離のバランスを自在に変えられるのが大きな魅力です。
- HS40〜42m/s前後
→ 55S または 65SRが最適。軽快に振れてキャリーを確保しやすい。 - HS43〜45m/s前後
→ 65Sが基準。方向性と飛距離の両立を狙える万能スペック。 - HS46m/s以上
→ 75SまたはXフレックス。風に負けない強弾道と安定性を重視する場合に最適。
また、低スピン・中弾道を求める場合はチップカット、高さを出したい場合はそのままの長さで装着するのがおすすめです。実際の試打や振動数計測を通じて、自分のスイングテンポに最も合うスペックを選ぶことで、FWショットの安定感は大きく向上します。
記事まとめ

- アッタスMB FWはFW専用設計で、中元調子・低トルクにより方向安定性と振りやすさを両立。
- 振動数は重量帯・フレックスごとに細かく設計されており、55g台〜75g台まで幅広くラインナップ。
- 振動数はHSやスイングテンポに直結し、適正を外すと飛距離や方向性に影響。
- 一般的に65Sは約260cpm前後、65SRは255cpm前後が目安。
- 他モデル(Attas MB HY、Attas Punch、アッタスFFアイアン)と比較すると、同じ重量でも剛性やしなり感が異なる。
- チップカットは振動数を上げ、弾道を低く・スピン量を減らす効果がある。
- バットカットは長さ調整が目的で、振動数への影響は少なめ。
- 試打評価では「方向性の安定」と「振り抜きやすさ」に高評価が多い。
- HS別おすすめは、HS40〜42m/s=55S・65SR、HS43〜45m/s=65S、HS46m/s以上=75S・X。
- 実際の試打と計測を組み合わせて、数値とフィーリング両面から選定することが重要。



