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パターの中でも、独特のシンプルな形状とクラシックな雰囲気を持つ「キャッシュインパター」。
ヘッド中央からシャフトがまっすぐ挿さったデザインは、現代の大型マレットやピン型パターとは一線を画す存在です。
1950年代〜70年代にかけて多くのプロが使用し、ゴルフ史に名を刻んだ名器も数多く誕生しました。
現在では使用するプレーヤーは少数派ですが、その独特な打感やストレートなストローク感を好むゴルファーは今も少なくありません。
ブルズアイをはじめとした往年のモデルや、スコッティキャメロン、ナイキなどから登場したキャッシュインタイプは、中古市場やコレクターの間でも高い人気を誇ります。
本記事では、キャッシュインパターの歴史や特徴、ルール面での禁止の有無、名器や最新モデル、実際に使用するプロの事例、打ち方のコツ、中古での選び方までを徹底解説します。これを読めば、キャッシュインパターの魅力と活用方法が丸ごとわかり、あなたのゴルフスタイルに合う一本を見つけるヒントになるはずです。
Contents
キャッシュインパターとは?特徴と歴史

キャッシュインパターは、ヘッド中央にシャフトが垂直に差し込まれた非常にシンプルな形状のパターです。ヘッドは細長く、フェース面の上下差がほとんどないため、アドレス時に左右のバランス感覚をつかみやすいのが特徴です。
この形状は、インパクト時にフェースの芯でとらえる技術が求められる反面、正確にストロークできれば抜群の方向性と距離感が得られます。余計な装飾や大型化された慣性モーメントに頼らず、自分の感覚と技術を磨きたいゴルファーに愛されてきました。
クラシックなヘッド形状の魅力
キャッシュインパターは、細いブレード型のヘッドがボールの後方にまっすぐ構えられるため、目標方向へのアライメントが取りやすいといわれています。また、構造上スイートスポットが狭いため、打点のブレを減らす意識が自然と身につきます。
ブルズアイに代表される名作モデル
1950年代に登場した「ブルズアイ」は、キャッシュインパターの代名詞ともいえる存在。真鍮製のヘッドは独特の打感と音を生み、世界中のツアープロに愛用されました。シンプルなデザインながら高い精度を誇り、現在でも根強いファンが存在します。
ナイキやスコッティキャメロンの採用事例
近年ではナイキやスコッティキャメロンからもキャッシュインスタイルのモデルが発売され、クラシックな形状を現代的な素材や加工技術で再構築しています。これにより、往年の打感と最新の安定性を両立させたパターも登場しています。

キャッシュインパターは禁止?ルールと規制の真相

キャッシュインパターは、その独特な形状から「ルールで禁止されているのでは?」と誤解されることがあります。しかし結論からいえば、現在のゴルフ規則ではキャッシュインパターの使用は可能です。過去に特定のモデルや形状に関してルール変更があったため、こうした誤解が広まったと考えられます。
過去のルール改正とキャッシュイン型の関係
ゴルフ規則では、パターの形状やシャフトの挿入位置について細かな規定があります。1970年代〜80年代にかけては、クラブの長さやライ角、フェースの構造に関するルールが改正され、その影響で一部の特殊なキャッシュインパターが非適合となった事例がありました。ただし、一般的な形状のキャッシュインパターは問題なく使用可能でした。
現在でも使用可能な条件
現在のR&AおよびUSGAの規則では、シャフトがヘッドの中央付近に挿入されていること自体は違反ではありません。重要なのは、フェース面の仕様やロフト角、クラブ全体の長さなどが規則に準じているかどうかです。メーカー製の市販モデルであれば、基本的に競技でも安心して使用できます。
競技で使用する際の注意点
公式競技に出場する場合は、事前にクラブ適合リスト(Conforming Club List)を確認しておくと安心です。また、中古で入手した古いモデルは、製造時期によってはフェース加工や素材が現行ルールに合わない可能性があるため注意が必要です。

キャッシュインパターの名器と最新モデル

キャッシュインパターは、シンプルな形状ゆえに長年ほとんどデザインが変わらず、多くの名器が生まれてきました。ここでは歴史的モデルから現行入手可能な最新モデルまでを紹介します。
ブルズアイの歴史と評価
キャッシュインパターの代名詞ともいえる「ブルズアイ」は、1950年代に誕生しました。真鍮製のヘッドが生み出す柔らかく澄んだ打音、繊細なタッチ感は他のパターでは味わえない魅力です。世界中のツアープロが愛用し、特にベン・クレンショーやジョニー・ミラーなどの名手が数々の勝利を挙げました。
スコッティキャメロンのキャッシュインモデル
スコッティキャメロンは、クラシックなキャッシュインスタイルを現代技術でリファインした限定モデルを発表しています。精密な削り出し加工と高品質素材により、伝統的なフィーリングを保ちながらも現代的な安定性を実現しています。
ナイキ製キャッシュインパターの特徴
ナイキも過去にキャッシュイン型のパターを発売しており、ステンレスやアルミ素材を使用して軽量化と耐久性を向上。クラシックデザインながら、モダンな配色やグリップデザインで若い世代にも支持されました。
現役で入手可能な最新モデル
近年はキャッシュインパターの新製品は少ないものの、一部ブランドやカスタムショップでは現役モデルを製造・販売しています。真鍮やカーボンスチールを使ったオーダーメイドモデルもあり、自分好みに調整可能です。

キャッシュインパターを使用しているプロ

キャッシュインパターは現代のツアーでは珍しい存在になりましたが、過去には多くのトッププロが愛用し、華々しい戦績を残しています。現在でも一部の選手やシニアプロが、独特の打感や操作性を理由に使用しています。
過去に愛用したレジェンドプロ
- ベン・クレンショー
“パッティングの魔術師”と称されるクレンショーは、ブルズアイ型キャッシュインパターで数々のメジャータイトルを獲得。柔らかなストロークと繊細なタッチを武器にしました。 - ジョニー・ミラー
真鍮製ブルズアイを愛用し、精度の高いパッティングでツアーを席巻。クラシックデザインの代表的ユーザーです。
現役ツアーでの使用例
現在のPGAツアーや国内ツアーでは、大型マレットやピン型が主流ですが、シニアツアーや一部プロはキャッシュインを現役で使用しています。特にグリーンの速いコースや、繊細なタッチが求められる試合で選択されることがあります。
使用プロの打ち方の共通点
キャッシュインを使うプロは、ストレートに近いパッティングストロークを採用している傾向があります。また、手首の動きを抑え、肩の回転でフェースをまっすぐ保つ技術に長けています。芯を外さない正確なインパクトが、キャッシュイン型の性能を最大限に引き出します。
キャッシュインパターの打ち方とコツ

キャッシュインパターは、フェースのスイートスポットが狭く、打点がシビアなため、正確なストロークと距離感が求められます。しかし、ポイントを押さえれば、その繊細なフィーリングを活かして高精度のパッティングが可能です。
ストレートなストロークが求められる理由
キャッシュインパターは、ヘッドの形状と重量配分が左右対称で、慣性モーメントが小さい構造です。そのため、アークの大きいストロークよりも、テークバックからフォローまでまっすぐ引いてまっすぐ出す「ストレートストローク」のほうが、方向性の安定につながります。
打感を活かすためのグリップ位置
グリップは手のひら全体で包み込むように握るよりも、指先で軽く支えるようにすると、フェースの芯でとらえたときの打感や音をより感じやすくなります。また、グリッププレッシャーを弱めに保つことで、タッチの再現性が向上します。
ミスを減らすための練習方法
- 芯をとらえるドリル:1メートルの距離を繰り返し練習し、芯で打った感触を体に覚えさせます。
- 方向性確認ドリル:目標ライン上にクラブシャフトやスティックを置き、その上をヘッドが通るようにストロークする練習。
- 距離感強化ドリル:軽いストロークで転がす練習を行い、フェースの向きとストローク幅で距離をコントロールする感覚を磨きます。
キャッシュインパターの中古市場と選び方

キャッシュインパターは新製品の流通が少ないため、中古市場が重要な入手ルートになります。特にブルズアイやスコッティキャメロンの限定モデルなどは、状態の良いものが出回ることは稀で、希少価値が高いのが特徴です。
状態チェックのポイント
中古のキャッシュインパターを選ぶ際は、以下の点を確認しましょう。
- フェース面の摩耗:打感や転がりに影響するため、深い傷や凹みがないか確認。
- シャフトの曲がり:ストレートネック構造なので、曲がりは方向性に大きく影響します。
- グリップの劣化:交換可能ですが、オリジナルグリップ付きのモデルはコレクター価値が高まります。
レアモデルと価格相場
- ブルズアイ初期モデル:状態によっては数万円〜数十万円で取引。
- スコッティキャメロン限定キャッシュイン:中古でも安定して高値、10万円以上のケースも。
- ナイキ製キャッシュイン:比較的手頃で1〜3万円程度が相場。
メンテナンス・リフィニッシュの方法
真鍮製モデルは酸化して黒ずむことがありますが、研磨やクリーニングで光沢を取り戻せます。専門業者に依頼すれば、表面加工の再仕上げ(リフィニッシュ)や刻印の塗り直しも可能です。

キャッシュインパターの魅力を活かすカスタム例

キャッシュインパターはシンプルな構造ゆえ、カスタマイズによって自分好みのフィーリングや外観に仕上げやすいパターです。ここでは、性能面と見た目の両方を向上させる代表的なカスタム例を紹介します。
グリップ交換によるフィーリング調整
グリップは打感やストロークの安定性に直結します。細めのグリップに交換するとフェースコントロールの感覚が鋭くなり、太めのグリップは手首の余計な動きを抑えて方向性を安定させます。重量や素材を変えるだけでも、打感が大きく変化します。
シャフトカットで長さを最適化
パターの長さを自分のストロークやアドレス姿勢に合わせて調整することで、構えやすさと再現性が向上します。キャッシュインパターはヘッド重量が軽めなモデルが多いため、短くする場合はバランス調整も一緒に行うと良いでしょう。
塗装・刻印カスタムで個性を出す
ヘッドの刻印部分に好みの色を入れたり、ヘッド全体を再塗装することで、見た目の印象を大きく変えられます。真鍮モデルなら磨き上げて光沢を強調したり、あえてエイジング加工でヴィンテージ感を出すのも人気です。
記事まとめ

- キャッシュインパターの定義と特徴
ヘッド中央にシャフトが挿さったシンプルな形状で、芯で打つ技術が求められるクラシックなパター。 - 歴史的背景
1950年代に登場し、「ブルズアイ」をはじめ多くの名器がプロツアーで活躍。 - 禁止ルールの誤解
一部の特殊モデルを除き、現在のゴルフ規則ではキャッシュインパターの使用は可能。 - 名器と最新モデル
ブルズアイ、スコッティキャメロンの限定モデル、ナイキ製など、現行入手可能なモデルも存在。 - 使用プロの事例
ベン・クレンショーやジョニー・ミラーなどの名手が愛用し、現役でも一部プロが使用。 - 打ち方のコツ
ストレートストローク、軽いグリッププレッシャー、芯をとらえる練習が有効。 - 中古市場の状況
新品流通は少なく、中古やコレクター市場が主な入手経路。状態や真贋確認が重要。 - 価格相場とレアモデル
ブルズアイ初期型は数十万円になることもあり、限定キャメロンは10万円以上の例も。 - カスタム方法
グリップ交換、シャフトカット、塗装や刻印カスタムで性能と見た目を向上可能。 - 総合的魅力
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