ゴルフクラブのヘッド塗装をDIYで!補修・スプレー・料金・違反まで解説

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ゴルフクラブのヘッドに傷がついたり、塗装が剥がれてきたりすると、見た目が気になったりテンションが下がったりしますよね。
新品を買い替えるには費用がかさむし、ちょっとした補修でなんとかなるなら自分でやってみたい……。そう思ったことがあるゴルファーは多いはずです。

実は、ゴルフクラブのヘッド塗装はDIYでも可能です。最近では、市販のスプレーや専用の補修キットを使って、自宅でカスタマイズやリペアを楽しむ方も増えています。

しかしながら、「どんな道具を使うの?」「素材によってできないものもある?」「塗装はルール違反にならない?」など、知っておくべきポイントも多数あります。

この記事では、

  • DIYでのゴルフクラブヘッド塗装の方法
  • 実際の補修体験談と注意点
  • 剥がれや欠けの補修法
  • 違反の有無や業者に依頼する場合の費用感

までをまるっと解説します。
あなたの大切なクラブを、見違えるように生まれ変わらせるためのヒントがきっと見つかりますよ!

実際に塗装してみた!DIY体験談と注意点

塗装の成功・失敗例と気をつけるポイント

ここでは筆者が実際にドライバーヘッドの塗装DIYに挑戦した際の、リアルな5つの失敗談とその改善ポイント+使ってよかったアイテムを紹介します。

これからDIYにチャレンジする方の参考になれば幸いです!


【失敗①】下地処理を手抜き → 2ラウンドで塗料が剥がれた

最初にDIY塗装をしたとき、軽くペーパーをかけただけで塗り始めてしまいました。
その結果、たった2ラウンドで塗膜がペリッと剥がれ、下地がむき出しに…。まさにやり直し確定でした。

克服法:
耐水ペーパーでしっかり表面を荒らしてから脱脂、さらにプライマーを吹いて塗料の密着力を高めることが必須。
これを丁寧にやるようになってからは、塗膜の剥がれが激減しました。

💡おすすめアイテム:

  • 《SOFT99 サビ取り・足付け用耐水ペーパー》
     → 目の粗さ違いが数種類セットで便利!クラウンの曲面にもなじみやすく扱いやすいです。
  • 《KURE パーツクリーナー》
     → 脱脂力が高く、乾燥も早いので時短にも◎。

【失敗②】マスキングが甘くてシャフトに塗料が…

マスキングテープを甘く貼ったせいで、スプレーのミストがシャフト部分まで飛散…。
完全に油断していて、落とすのも大変。DIY初心者あるあるの失敗でした。

克服法:
塗装しない部分は広めにマスキングし、さらに新聞紙や養生用ビニールなどで全体を覆うのが安全です。

💡おすすめアイテム:

  • 《3M マスキングテープ 自動車補修用》
     → 密着性が高く、塗料の滲みもなし。剥がす時もキレイで跡が残らないのが◎
  • 《マスカー(テープ付き養生シート)》
     → テープとビニールが一体型。広範囲の養生が超ラクになります。

【失敗③】一度に厚塗りしてムラ&垂れが発生

「一発でキレイに決めたい」と欲張って、一気に厚めにスプレー。
結果、塗料が垂れて乾燥後もダマになり、表面がボコボコ…。失敗確定です。

克服法:
スプレーは30cm程度離し、薄く何度も重ね塗りするのが鉄則。
2〜3分おきに重ねていけば、ムラなく綺麗に仕上がります。

💡おすすめアイテム:

  • 《タミヤ カラー TSスプレー》
     → 粒子が細かく発色も綺麗。自動車・プラモ用ですが、ゴルフクラブにも相性抜群です。

【失敗④】素材を確認せず塗装 → カーボンクラウンにヒビ

クラウンの素材がカーボンと知らずに、いつも通りスプレー塗装。
1ラウンド後、表面に細かいひび割れが…。柔軟性が足りない塗料だったようです。

克服法:
素材ごとに適したプライマーと塗料を選ぶこと。
カーボン・チタン・アルミなど素材によって密着力や塗装の伸びが異なるため、対応アイテムが不可欠です。

💡おすすめアイテム:

  • 《ミッチャクロン マルチ》
     → 金属・プラスチック・カーボンなど幅広い素材に対応する下地プライマー。DIY塗装派の定番です。

【失敗⑤】クリア塗装を省略 → すぐ小キズだらけに

塗装が綺麗に決まったので満足してクリア塗装を省略。
ラウンド後、バッグの中で擦れて無数の細かい傷がついてしまいました…。

克服法:
必ずクリアスプレーを仕上げに吹くこと。耐久性・ツヤ・紫外線対策すべてに効果的です。

💡おすすめアイテム:

  • 《ウレタンクリアスプレー(2液タイプ)》
     → 自動車補修にも使われるプロ仕様。耐久性が高く、1度塗ると数ヶ月以上美しさをキープできます。

これらの失敗を経て学んだのは、塗装DIYは「準備と丁寧さ」がすべてだということ。
焦らず1工程ずつ進めることで、見違えるような仕上がりになりますよ!

クラウンの仕上げと磨き方のコツ

塗装が終わったあとに、もう一段階クオリティを上げたいなら「磨き」の工程がおすすめです。
特にクラウン(ヘッド上部)の仕上げ次第で、見た目の高級感や“既製品っぽさ”が大きく変わります。


🧼 仕上げ磨きの基本ステップ

  1. クリア塗装後、完全乾燥(24〜48時間)を待つ
     塗装面が完全に硬化してからでないと、逆に傷がつく恐れがあります。
  2. 極細のコンパウンドで軽く表面を研磨する
     力を入れすぎず、指先でなでるように磨くのがコツです。
  3. マイクロファイバークロスで拭き上げる
     細かい拭き傷を防ぎ、ツヤを出すための仕上げとして大切です。

💡 仕上げにおすすめのアイテム

  • 《ピカール液》:金属磨きの定番。少量を柔らかい布に取り、軽くこするとツヤがよみがえります。
  • 《コンパウンド(極細タイプ)》:カー用品店でも手に入る塗装仕上げ用。キズ消しとツヤ出しを同時に叶えてくれます。
  • 《マイクロファイバークロス》:繊維がやわらかく、静電気も発生しにくいのでクラブの仕上げに最適。

📌ポイントとしては、「磨きすぎないこと」。
塗装表面はあくまでコーティングなので、やりすぎると塗膜が薄くなりツヤが曇ってしまうこともあります。

また、マット系仕上げの場合は磨かずにそのまま使う方が風合いを保てますので、塗料の種類に合わせた対応を意識しましょう。


この仕上げを丁寧に行うだけで、“自分で塗った”とは思えないほどの完成度に近づきます。
ラウンド仲間に「これ、自分で塗ったの!?」と驚かれる瞬間は、DIYならではの達成感です。

塗装が剥がれてきたときの対処法

どんなに丁寧に塗装しても、長く使えば多少の剥がれや欠けは避けられません。
特にドライバーヘッドなどはスイング中に芝や砂、ボールと接触するため、塗膜へのダメージも蓄積しやすい部位です。

では、塗装が剥がれてしまった場合、どうすればよいのでしょうか?


部分補修のやり方と使える道具

塗装の一部が欠けたり、こすれて色が薄くなってきた場合には部分補修での対応が可能です。

基本的な手順は以下の通り:

  1. 剥がれた部分を耐水ペーパー(#600〜#1000)で軽く整える
  2. アルコールで脱脂し、汚れや油分を除去
  3. 小さな範囲であれば筆塗り用のタッチアップ塗料を使用
  4. 乾燥後に軽く磨いて、必要ならクリアスプレーで仕上げる

筆塗りが難しい場合は、マスキングして小範囲でスプレー塗装するのもOKです。

💡おすすめアイテム:

  • 《タミヤ エナメル塗料(Xシリーズ)》
     → 小面積補修にぴったり。筆塗りしやすく、発色・乾きも◎
  • 《プラモ用 タッチアップ筆セット》
     → 先が細く、狭い部分にもピンポイントで塗れる
  • 《マイクロコンパウンド+クロス》
     → 補修後の磨きに。クリアのなじみを良くします

再塗装すべきか、買い替えかの判断基準

剥がれが広範囲に及ぶ・塗膜が浮いてきている・ヒビ割れが多いといった場合は、部分補修よりも再塗装を選んだ方がキレイに仕上がります。

とはいえ、再塗装にも手間と時間がかかるため、

  • ヘッド性能に問題ないなら補修+そのまま使用
  • 見た目を重視する場合や人前で使うことが多いなら再塗装
  • 傷が深い、割れがあるなら安全面からも買い替えを検討

というのが現実的な判断ポイントです。

筆者の場合、ドライバーのクラウンに2cm以上の剥がれが発生した際は、思い切って全面再塗装→クリア仕上げ+コンパウンド磨きで対応しました。
結果、むしろ新品のように見違える仕上がりになり、気分も一新できました。

でも、これはリスクがあることなので、自己責任で対応してくださいね。

塗装のDIYはルール違反にならないのか?

「DIYでゴルフクラブを塗装しても、競技で使っていいの?」
これは非常によくある疑問です。

結論から言うと、いくつか注意点があります
ルールを知らずに公式競技に出場してしまうと、思わぬトラブルになる可能性もあるので、ここで確認しておきましょう。


競技ゴルフでの規定と注意点

ゴルフのルールはR&A(全英ゴルフ協会)とUSGA(全米ゴルフ協会)が制定しており、
クラブの規格や改造についても細かいルールが定められています。

塗装自体は外観の変更にあたります。

以下のようなケースでは違反と判断される可能性があります。

  • 塗装によってクラブヘッドの重心バランスが変化した
  • 表面加工により反発性能が変わる可能性がある
  • 表面に視認性の悪い反射加工や模様を施し、他プレーヤーのプレーを妨げる
  • ロゴやメーカー名などの識別が消されて規格認定が確認できない

 ※公益財団法人日本ゴルフ協会(JGA)による「2020年版用具規則(日本語版   Ver.2.1)」 参照

特に高レベルなアマチュア競技や公式戦では、上記のような要素がチェック対象になることがあります。

安全に使うためのポイント

  • 塗装は外観の変更のみにとどめる(素材や構造に影響しない)
  • メーカーのロゴやモデル名などは隠さない
  • シャフトやグリップまで手を加える場合は、事前にルールブックを確認するか、競技委員に相談する

公式戦やコンペに出場する予定がある場合は、自己責任となるため、事前確認をしておくと安心です。

自分でできない場合は?塗装業者という選択肢

DIY塗装は「手軽にできそう」と思われがちですが、実際には道具・技術・仕上がりのクオリティにこだわるほど、ハードルが上がります。

「手先に自信がない」「失敗したくない」「見た目を完璧にしたい」
そんなときは、プロの塗装業者に依頼するという選択肢も十分アリです。


依頼できる業者の探し方と評判

ゴルフクラブの塗装を専門に扱っている業者は、全国的にそこまで多くありませんが、
近年はネット受付・郵送対応OKのショップも増えており、気軽に依頼しやすくなっています。

たとえば…

  • つるやゴルフ工房:大手ショップの安心感あり。カラーオーダーや再塗装に対応。
  • GolfWRX提携工房など:アメリカ発のカスタム工房。デザイン性にもこだわりあり。
  • 個人系のカスタム工房:地域密着型で丁寧な対応が魅力。SNSやブログで実績を公開しているところが多いです。

📌選ぶときのチェックポイント:

  • 仕上がりの写真(Before/After)を公開しているか
  • カラーの選択肢・塗装法(パウダーコート、ウレタン塗装など)の説明があるか
  • クラブの返送保証・保険対応の有無

実際の口コミを調べると、「自分でやったときより断然きれいだった」「最初から業者に頼めばよかった」という声も多く見られます。


業者塗装の価格帯と納期の目安

気になるのが、やはり費用と納期。以下はあくまで目安ですが…

塗装対象料金相場納期
ドライバーヘッド8,000円〜15,000円1週間〜10日
アイアンヘッド(1本)4,000円〜6,000円5〜7日
セット(フルカスタム)30,000円〜2〜3週間

塗装内容や仕上げ(マット、メタリック、グラデーション)によって価格は変動しますが、
1本だけでも頼めるので「お気に入りの1本だけプロに任せる」という使い方も◎。

💡注意点:
人気工房は混み合っており、繁忙期(春〜夏)は納期が延びることもあります。
予約制のところも多いため、早めの問い合わせがおすすめです。


「自分でやっても上手くいく気がしない…」という方は、プロに任せてストレスフリーに仕上げてもらうのも賢い選択です!

まとめ:DIY塗装でゴルフクラブを再生!費用とリスクを見極めて選択を

  1. ゴルフクラブのヘッド塗装はDIYで可能!
     スプレー塗装を使えば自宅でも施工でき、見た目を一新できます。
  2. DIYには道具と手順が重要!
     耐水ペーパー、脱脂剤、プライマー、スプレー塗料、クリア塗装などが基本セット。
  3. 素材に応じた対処が必要
     チタン、ステンレス、カーボンなどヘッド素材により塗料の相性が異なります。
  4. リアルな失敗談から学べ!
     剥がれ・ムラ・ヒビ・マスキングミスなど、初心者がやりがちなトラブルを事前に回避できます。
  5. 補修には専用タッチアップ塗料がおすすめ
     部分剥がれはDIYでも十分対処可能。タミヤのエナメルや極細コンパウンドが便利。
  6. 塗装後のクラウンは丁寧に磨くことで新品級に!
     ピカールや極細コンパウンドで仕上げれば、プロ並みのツヤ感が出せます。
  7. 塗装DIYは 公式戦では注意が必要となる
     性能変更・視認性・バランスに影響を与えないよう配慮しましょう。
  8. DIYが難しい場合は業者という選択肢もアリ
     プロ塗装は高品質&安心。1本からでも対応可能で、カラー選択肢も豊富。
  9. 料金相場は1本8,000円前後から。納期は1週間〜が目安
     大切なクラブや思い入れのあるモデルにはプロ施工が安心です。
  10. あなたのクラブに“愛着”を取り戻すための第一歩に
     塗装は見た目だけでなく、気分もプレーも変えてくれる「カスタムの楽しみ」です!
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