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62度ウェッジ――一見マニアックに思えるこのクラブが、実はグリーン周りの秘密兵器だとご存じでしたか?
「上げて止めたい」「ピンが近すぎて52度や58度じゃ無理」「バンカーから簡単に出したい」……。そんな悩みを一発で解決する可能性を秘めているのが、この62度ウェッジです。
しかし、ロフトが大きいぶん扱いが難しいという声もあり、導入に迷っている方も多いはず。
この記事では、「62度 ウェッジ」をキーワードに、飛距離、使い方、セッティング、ブランド別おすすめモデルまで、実践目線で徹底解説します。初心者から上級者まで納得できる情報をお届けします。
Contents
- 1 62度ウェッジとは?特徴と60度との違い
- 2 62度ウェッジの飛距離はどのくらい?60度との比較も
- 3 ウェッジを2本入れるなら何度刻みが理想?
- 4 62度ウェッジはどんな場面で使う?有効なシチュエーションと打ち方のコツ
- 5 62度ウェッジのおすすめモデルとその特徴【用途別に紹介】
- 6 62度ウェッジと他ロフトとの組み合わせ・セッティング術
- 7 62度ウェッジが向いているゴルファーのタイプと使い方のコツ
- 8 人気の62度ウェッジブランドとおすすめモデル一覧
- 9 62度ウェッジをセッティングに入れるべきか?他ロフトとのバランスを考える
- 10 62度ウェッジの中古相場と購入時の注意点
- 11 おすすめの62度ウェッジブランド・モデル【人気・高評価】
- 12 62度ウェッジの使い方と注意点(アプローチ・バンカー)
- 13 62度ウェッジはどんな人におすすめ?
- 14 62度ウェッジの人気モデル比較(タイトリスト・フォーティーンなど)
- 15 62度ウェッジの代わりになるクラブはある?
62度ウェッジとは?特徴と60度との違い
ロフト角が62度のウェッジは、高く上げてすぐに止めるショットを得意とするクラブです。一般的には、60度のロブウェッジでも十分なロフトですが、62度はさらに1〜2ヤード高く打ち出せるのが大きな特徴。
では、60度と62度の違いは何なのか?
ロフト角の違いはたった2度でも、弾道とスピンに大きな差が
60度のウェッジはすでにアプローチ専用として多くのゴルファーに使われていますが、62度にすることで「フェースを大きく開かなくても高く上げられる」という利点が生まれます。
- 60度は開く技術が求められるが…
- 62度ならそのまま構えて高い弾道
- グリーンが硬い/ピンが近い場面で差が出る
ただし、「飛ばない・ミスが出やすい」というデメリットも無視できません。特に、フェースの開き方やバウンス角の扱いに慣れていないと、トップやダフリのリスクも伴います。
次章では、気になる「飛距離の目安」や「60度との飛距離差」について具体的に紹介します。
62度ウェッジの飛距離はどのくらい?60度との比較も
62度ウェッジのフルショットでの飛距離は、一般的に40〜60ヤードが目安とされています。ただしこれは、スイングスピードや打ち方、ウェッジの重さによって変動するため一概には言えません。
60度との比較で見ると、
- 60度:フルショットで45〜70ヤード
- 62度:フルショットで40〜60ヤード
といった差が出ることが多いです。つまり、62度の方が5〜10ヤードほど短くなるイメージです。
飛距離より「高さと止まりやすさ」を重視するクラブ
62度は、「飛ばす」クラブではなく、「上げて止める」「寄せる」ためのクラブ。ランを抑えたい状況やピン位置が近すぎるときの“最後の切り札”的存在です。
たとえば、
- 奥行きがない砲台グリーン
- 奥がすぐOBや池になっているグリーン
- ラフやバンカー越えのピン位置
といったシチュエーションでは、他のウェッジでは対応が難しい場合もあります。
ウェッジを2本入れるなら何度刻みが理想?
ウェッジのロフト設定は、「4度〜6度刻み」が理想と言われています。たとえば52度・58度、または50度・56度といった組み合わせが一般的です。
そこに62度を入れるとなると、3本体制になるケースが多く、
- ピッチング:46度
- アプローチ:52度
- サンド:58度
- ロブ:62度
のような構成が考えられます。
62度は3本目の「攻めウェッジ」として導入するのがセオリー
「52・58度の2本体制」に慣れている人にとって、62度はピンポイントで使う特殊ウェッジ。距離の打ち分けに自信がある中・上級者にとっては、ラフからの浮かせ技やバンカー超えのトリッキーなショットに重宝されます。
一方で、初心者や中級者には逆に扱いづらく、失敗を招くクラブにもなりうるため、取り扱いには注意が必要です。
次章では「62度の使い方とおすすめシチュエーション」について具体的に解説していきます。
62度ウェッジはどんな場面で使う?有効なシチュエーションと打ち方のコツ
62度ウェッジの真骨頂は、ピンが近い状況での“ふわりとした”アプローチショットです。ボールを高く上げて、できるだけ早くグリーンに着地させて止めたいときに力を発揮します。
有効なシチュエーション例
- グリーン周りでピンまで数ヤードしかない場合
- バンカー越えでグリーンが狭いとき
- 下り傾斜のグリーンでランを極力抑えたいとき
- グリーン奥がすぐOBや池などでミスの許容範囲が少ない場面
これらは、52〜58度のウェッジではどうしてもランが出すぎるケース。62度の極端なロフト角を活かせば、ピンをダイレクトに狙える選択肢が広がります。
62度の打ち方のポイント
62度ウェッジは繊細な操作が求められるため、基本は**「開かず」「スクエアフェース」で打つ」のが安定します。フェースを開くとミスのリスクが高まるので、以下のポイントを意識しましょう。
- ボール位置はスタンス中央やや右寄り
- フェースは開かずスクエア
- コックを使いすぎず、ショートスイングで
- 打つ前に芝の状態をチェック(浮いているか、沈んでいるか)
芝に浮いているライなら問題ありませんが、沈んでいるとリーディングエッジが刺さりやすく、ダフリやトップのミスが出やすくなるため注意が必要です。
62度ウェッジのおすすめモデルとその特徴【用途別に紹介】
62度ウェッジは選び方によって使い勝手が大きく変わるクラブです。ここでは、用途別におすすめの人気モデルをピックアップして紹介します。あなたのゴルフスタイルや用途に合った1本を見つけてください。
【1】タイトリスト ボーケイSM10 62度|スピン性能に優れた信頼の1本
ボーケイシリーズはPGAツアーでも使用率が高く、プロからの信頼も厚いモデルです。SM10の62度は、フェースのミーリング加工が非常に精密で、スピン量が安定しているのが最大の特徴。
- 高さを出したい場面に強い
- スクエアな構えで違和感がない
- ウェッジで打ち分けたい中・上級者向け
特にバンカーや浮いたライでは抜群の性能を発揮します。
【2】フォーティーン RM-α 62度|抜けの良さが抜群のやさしいウェッジ
アマチュアゴルファーに人気のフォーティーン。RM-αはワイドソール設計で、芝やバンカーでも刺さりにくく、“とにかくミスを減らしたい人”に最適です。
- ダフリを減らせるワイドソール
- 開いてもやさしいフェース設計
- 中級者でも扱いやすい安心感
グリーン周りでざっくりしてしまうゴルファーには特におすすめのモデルです。
【3】テーラーメイド MG4 TW 62度|松山英樹プロ監修モデル
松山英樹選手の意見を反映して開発されたMG4 TW(タイガー・ウッズ)モデルは、操作性とスピンコントロール性能を追求したハイスペックモデル。
- 狙った高さとスピンで攻めたい方向け
- ハンドファーストでも打ちやすい
- フェースを開いて使える上級者向け
ツアープロ仕様の設計のため、スキルに自信がある方には強い味方になります。
62度ウェッジと他ロフトとの組み合わせ・セッティング術
62度ウェッジを入れる場合は、他のウェッジとのロフト間のバランスが非常に重要です。適切なセッティングができていないと、飛距離の“空白ゾーン”ができてしまい、スコアメイクに悪影響を与えかねません。
何度刻みが理想?ウェッジは「4度〜6度」間隔がベスト
一般的なセッティングでは、ピッチングウェッジ(PW)→アプローチ(AW)→サンド(SW)→ロブ(LW)と、ロフト差が4〜6度で刻まれるのが理想です。
例:
- PW:46度
- AW:50度
- SW:56度
- LW(ロブウェッジ):62度 ←このポジション
56度→62度だと6度差なので、スイングスピードや使用頻度によっては適正範囲内です。
「ロブウェッジだけ」使うときの注意点
62度を単独で入れる場合、56度を抜くスタイルもありますが、その場合はバンカーショットや40ヤード以内のランニングアプローチを62度1本でこなす必要があります。
- 低く出すショットが難しくなる
- バウンス角次第ではダフリやすい
- スピンが多くて止まりすぎるケースも
このように、62度ウェッジは高機能な反面、セッティング全体を見直す必要があるクラブなのです。
62度ウェッジが向いているゴルファーのタイプと使い方のコツ
62度ウェッジは、すべてのゴルファーに適しているわけではありません。むしろ、明確な目的を持って使うべき“尖ったクラブ”とも言えます。以下に、どのようなゴルファーに適しているのか、またどのように使うべきかをご紹介します。
62度ウェッジが向いている人の特徴
- バックスピンでしっかり止めたい場面が多い人
- ボールの下にヘッドを潜らせられるスイング技術がある人
- 硬いグリーンや砲台グリーンに挑むことが多い人
- ラフやバンカーから“ふわっと”上げたい人
逆に、フルショットを多用する人や、アプローチが苦手な人には不向きです。フェースを開いて打つテクニックや、距離感の繊細なコントロールが求められるため、慣れていないとミスにつながるリスクがあります。
使用時のコツは?
- フェースを開いてスピンをかけることが基本
- 振り幅を小さくしてリズム良く振る
- 芝の状況に応じてバウンス角を選ぶ(低バウンスは抜けが良い)
62度ウェッジは、“使いこなせれば武器になる”クラブです。自分のスイングタイプやコース状況に合わせて使い方を研究することが重要です。
人気の62度ウェッジブランドとおすすめモデル一覧
62度ウェッジは、ラインナップしているブランドが限られているため、選ぶ際には慎重に比較する必要があります。ここでは、アマチュアからプロまで支持される定番ブランドとモデルを紹介します。
タイトリスト「VOKEY SM9」62°
世界中のツアープロが使用するボーケイシリーズ。SM9は操作性とスピン性能のバランスが良く、多彩なグラインド(ソール形状)から自分に合ったモデルを選べます。特にMグラインドやDグラインドは、フェースを開閉しやすく、ラフやバンカーでも安定感があります。
テーラーメイド「MG4」62°
テーラーメイドのMG4(ミルドグラインド4)は、独自のレーザーミーリングによる高スピンが魅力。62度モデルも展開されており、ボールを止めたい場面で強力な武器になります。打感が柔らかく、インパクトのフィードバックも良好です。
フォーティーン「RM-α」62°
日本ブランドのフォーティーンは、アマチュアゴルファーの実戦目線で開発されたウェッジが多く、RM-αもその一つ。62度でもやさしさを感じられ、ミスヒットに強く安定したスピンがかかる構造になっています。
ポーケイ「T.P.ミルズ」62°
知る人ぞ知る高級ウェッジブランド・ポーケイ(Poqei)は、精密削り出しと繊細なバランス設計が魅力。価格帯はやや高めですが、自分だけのこだわりを持ちたい中・上級者におすすめです。
これらのモデルは中古市場でも流通があり、状態が良ければコストを抑えて入手することも可能です。
62度ウェッジをセッティングに入れるべきか?他ロフトとのバランスを考える
62度ウェッジは便利な反面、セッティング全体のバランスを崩してしまうリスクもあります。ウェッジを複数本入れる場合は、ロフトの刻みや役割分担を明確にしましょう。
一般的なセッティング例は次のとおり:
- 46度(PW)
- 52度(ギャップウェッジ)
- 58度(サンドウェッジ)
この構成に62度を加えると「4本ウェッジ体制」になりますが、ロフトが被りやすく、使い分けが難しくなることも。とくに58度と62度の差は小さいため、どちらかを選んで60度前後に一本絞るのが現実的な選択肢です。
ただし、以下のようなタイプなら62度を活用する価値があります:
- 100ヤード以内をフェース開閉で攻めるのが得意
- 高い球でグリーンに止める技術がある
- バンカーやラフからふわっと上げたい場面が多い
一方、フルショットで距離を刻む人や、シンプルなアプローチを好む人には、60度以下は扱いが難しいと感じることも。
結論として、自分のショットスタイルや苦手なシーンに合わせて「必要なロフト角」を逆算して選ぶことがポイントです。
62度ウェッジの中古相場と購入時の注意点
62度のウェッジは、中古市場でも流通していますが、需要がやや限定的なため、新品よりは手ごろな価格で入手できるケースが多くなっています。
中古価格の目安
- 人気ブランド(タイトリスト、フォーティーンなど):5,000円〜10,000円
- ノーブランドや型落ちモデル:3,000円〜5,000円
ただし、価格の安さだけで飛びつくと、スピン性能やフェースの摩耗、ソールの削れ具合に問題がある場合もあるため注意が必要です。
特に注意したいチェックポイントは以下の通りです:
- フェース面の溝(グルーブ)がすり減っていないか
- バンス角やソール形状が自分の打ち方と合うか
- シャフトの状態(純正かカスタムか、硬さなど)
- グリップの劣化状態
また、62度ウェッジはライ角やバウンス角が特殊なモデルもあるため、実際に試打できる環境で確認するのが理想的です。
「ちょっと試してみたい」という方にとっては、中古市場は最初の1本として非常におすすめの選択肢となります。
おすすめの62度ウェッジブランド・モデル【人気・高評価】
62度ウェッジは選ぶモデルによって性能が大きく変わります。ここではスピン性能・打感・寛容性などの面で評価が高い、おすすめのブランド・モデルを紹介します。
1. タイトリスト Vokey SM9 62度
- 特徴:プロ使用率も高く、繊細なスピンコントロールと柔らかい打感が魅力。
- おすすめ層:アプローチに自信のある中〜上級者。
2. フォーティーン RM-α 62度
- 特徴:フェース面のミーリング加工により、雨天時でも安定したスピン性能。
- おすすめ層:スピンでボールを止めたいプレイヤー。
3. テーラーメイド MG4 62度
- 特徴:ミルドグラインド設計で抜けがよく、バンカーでも安心して使える。
- おすすめ層:バンカーショットに苦手意識がある人にも最適。
4. キャロウェイ JAWS RAW 62度
- 特徴:生フェースで“噛むような”スピンを実現。ピッチ&ランでも活躍。
- おすすめ層:繊細なタッチを重視したい人向け。
それぞれ特徴が異なるため、プレースタイルや得意な距離感に合わせて選ぶことが、満足度の高い買い物につながります。
62度ウェッジの使い方と注意点(アプローチ・バンカー)
62度ウェッジは「止める・上げる」ショットに強い一方で、使い方を誤るとスコアを崩す原因にもなり得ます。ここでは実践で使える使い方のポイントと注意点をまとめます。
アプローチでの使い方
- グリーン周りで「ふわっと上げたい」時や、下り傾斜で止めたい場面に効果的。
- ボールはやや右寄りに置き、手元を先行させる“ハンドファースト”気味の構えが基本。
- 振り幅とインパクトロフトで距離感をコントロールし、フルショットは避ける。
バンカーでの使い方
- フェースを開いて“エクスプロージョンショット”をイメージすると、高く柔らかく出せる。
- バンス角が少ないモデルは開きすぎ注意。砂に刺さりやすいため、しっかり砂を爆発させる意識で。
注意点
- スピンがかかりすぎて「ショートしやすい」傾向があるため、距離感に慣れるまでは慎重に。
- フェースを開く技術が必要なため、初心者やスイングが安定していない人には難易度が高め。
- ライが悪い状況では、リーディングエッジが浮きやすく、トップやダフリにつながりやすい。
62度ウェッジは「万能」ではなく、「用途を限定して使うクラブ」という意識が大切です。
62度ウェッジはどんな人におすすめ?
62度ウェッジは決して万人向けではありません。しかし、特定のゴルファーにとってはスコアメイクの強力な武器になります。
スピンと高さで止めたいアプローチが多い人
グリーンが速くて止まりづらいコンディションや、ピン位置が奥で“寄せたいけど転がせない”という場面において、62度は非常に有効です。スピン性能と高さで止めることに特化したクラブなので、グリーン周りで選択肢が増えます。
ウェッジワークが得意な中・上級者
フェースを開閉したり、ロフト・バンスを使い分けられる操作性の高いプレーヤーには、62度は特におすすめ。60度以下のロフトで精密なアプローチをしたい人にとって、繊細なショットメイクを可能にします。
バンカーが苦手な人(状況による)
ライが沈んでいない、柔らかめのバンカーでは、62度の高さを生かして楽に脱出できるケースも。ただし、硬い砂やバンス角のないモデルは扱いづらいので注意が必要です。
一方で、「ラウンド中にあまり使いどころがない」「扱いが難しい」と感じる人も少なくありません。スイングが安定していない初心者や、50〜56度までの距離感すらつかめていない人にはおすすめしません。
結論としては、62度ウェッジは“使いこなす前提”の上級者向けツールであり、メリットを理解した上で投入するのがベストです。
62度ウェッジの人気モデル比較(タイトリスト・フォーティーンなど)
62度ウェッジは上級者向けという位置づけもあり、各メーカーが性能にこだわったモデルを展開しています。以下は、特に人気の高いブランド・モデルの比較です。
タイトリスト ボーケイ SM10 62度
プロ使用率も高いボーケイシリーズ。SM10はスピン性能とフィーリングの良さが両立しており、62度もフェース開閉しやすい設計。グラインドの選択肢も豊富で、芝の状態やバンカーの硬さに合わせてモデルを選べるのも大きな強みです。
フォーティーン RM-α 62度
軟鉄鍛造によるソフトな打感と、日本人ゴルファー向けの繊細なソール設計が魅力。特にフェース開いたロブショットでも抜けがよく、難易度が下がる設計になっています。グリーン周りのテクニカルな場面でも安心感あり。
テーラーメイド MG4 62度
スピン量の安定性が強みのMGシリーズ。MG4の62度は、ミルドグラインド技術によってフェースの摩擦力が高く、雨の日でもスピンが効くのが特徴。やや重量感があるため、しっかり振れるプレーヤー向き。
キャロウェイ JAWS RAW 62度
強烈なスピンと軟鉄ボディの心地よい打感が両立されたモデル。JAWS RAWの62度は、フルショット時のスピン性能が非常に高く、ショートゲームの武器として使える一本。フェース面のミーリングも強め。
それぞれに特徴があり、選ぶ際にはバンス角・ソール形状・操作性・打感の好みを明確にしておくことが大切です。特に62度は“遊びクラブ”ではなく、“戦略クラブ”として選定する意識が必要です。
62度ウェッジの代わりになるクラブはある?
62度ウェッジは非常に高いロフト角を持つため、使い方を誤るとトップやダフリのミスが増えるリスクもあります。そのため、「本当に必要か?」と疑問を持つ方も多いのが実情です。では、62度の代替となるクラブはあるのでしょうか?
代用候補①:58度ウェッジ
もっとも現実的な代替候補。58度はラウンドでの使用率も高く、バンカーやアプローチにも対応できる万能クラブです。フェースを開くことで62度相当の高さを出すことも可能で、ミスも少ないため中級者に人気。
代用候補②:56度ウェッジ+技術でカバー
56度でも、スタンスを開いたりボール位置を工夫することで高さとスピンはある程度確保可能です。もちろん技術が求められますが、「使い慣れたウェッジ1本を極める」方が戦略的という考えもあります。
代用候補③:チッパーやハイロフトアイアン
極端な例ですが、グリーン周りだけに62度を使う目的なら、チッパーや特殊なハイロフトアイアンのほうが安定して結果を出せるというケースもあります。特に初心者やシニア層には現実的な選択肢。
結論としては、「62度ウェッジがなければ困る」という状況は意外と少なく、他のクラブや打ち方で十分代用が可能です。むしろ、「自分が扱えるか」「ラウンド戦略に合っているか」が選定の決め手になります。
✅ 記事まとめ
- 62度ウェッジは超高ロフトで高く止まる球が打てるクラブ
- 主にバンカー越え・短いアプローチ・ピン位置が近い場面で活躍
- 飛距離は20〜50ヤード前後が目安、使い方で大きく変わる
- フェースを開いて打つ技術や柔らかいインパクトが必要
- バンカーでは高い打ち出しが得られるがミスにもなりやすい
- 62度ウェッジを入れるならウェッジ間隔は4度刻みが理想
- 代用するなら58度ウェッジが最も現実的な選択肢
- 初心者には扱いが難しく、使いこなせる人向けの上級者クラブ
- 中古やマイナーブランドならコスパよく手に入る
- クラブセッティングのバランスを考えて投入すべき1本