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ゴルフでよく耳にする「ドローボール」。
プロの試合でも多くの選手が使っているこの球筋、実はうまく打てるようになると飛距離が伸びて曲がり幅もコントロールしやすくなるんです。ですが、「なんとなく難しそう」「自己流でやったらスライスになってしまった…」という声もよく聞きます。
そこでこの記事では、「ゴルフ ドロー 打ち方 図解」をテーマに、フェースの向きやクラブの軌道、弾道の違いなどをイラスト付きでわかりやすく解説していきます。図解を見ながら学べるので、これまで「感覚」でやっていた人も「理屈と動き」がしっかりリンクしてくるはずです。
また、ドローとフェードの違いや向き不向き、ドライバーとアイアンでの打ち方の違い、さらにはシニアゴルファーにおすすめの軽いドローなども解説。最後にはドローとフェードの比較表も掲載しています。
「真っすぐ打つだけでは物足りない」「持ち球を手に入れてスコアを安定させたい」というあなたにぴったりの内容です。
それでは、図解とともにドローボールの世界を見ていきましょう!
Contents
H2:ドローボールとは?図解で打ち方の基本を理解しよう
H3:ドローボールの基本軌道と特徴(ゴルフ ドローボール 軌道)
ドローボールとは、右打ちのゴルファーが打つ「右から左」に曲がる弾道のことを指します(左打ちの人は逆方向)。フェードとは逆方向の球筋で、飛距離が出やすく、ランも出やすいのが特徴です。ドローが打てるようになると、風の影響を受けにくく、狙った方向に対してより強い球を打つことができます。
ドローボールの軌道は「インサイド・アウト」なスイングパスが基本。つまり、クラブが体の内側から入って、ボールを打った後も外側へ抜けていく動きです。このとき、フェースはスイング軌道よりは少し閉じ気味に当たっていることで、自然なフック回転(左回転)がかかり、右から左へとボールが曲がっていきます。
ここで大切なのが、「フェースの向き」と「クラブの軌道」の関係性です。フェースを閉じすぎるとチーピン(強く巻き込むミス)になり、逆に開きすぎるとプッシュアウトの原因に。ドローボールの理想は、目標よりやや右を向いたスイング軌道に対して、フェースがやや左を向いてインパクトするイメージです。
ドローは力強く、低めの弾道になりやすいので、アゲンスト風や飛距離を稼ぎたいホールで有効。また、右に出た球が戻ってくるため、右サイドに障害物があっても安心感があります。フェードより少し難易度は上がりますが、安定して打てるようになると武器になりますよ。
図解で見る!ドローの「フェースの向き」と「スイング軌道」
ドローボールを安定して打つには、感覚だけでなく「フェースの向き」と「クラブの軌道」を論理的に理解することがとても重要です。ここでは、図解を使ってドローボールのメカニズムをわかりやすく説明していきます。
まず下の図1をご覧ください。

この図は、目標ライン(黒点線)より右方向へスイングしながら、フェースはそれよりもやや左(=目標方向)を向いてインパクトしている状態を示しています。
この「フェースは閉じすぎず、開きすぎない」というバランスが、自然なドローボールを生むカギです。
続いて、クラブ軌道とボールの曲がり方をイメージした図2を見てみましょう。

この図では、スイング軌道がインサイドから入り、外側へ抜ける「インサイド・アウト軌道」になっていることがわかります。ここに先ほどの「少し閉じたフェース角度」が合わさることで、右に出たボールが左に戻るドロー回転がかかるのです。
この2つの要素が噛み合って初めて、キレイなドローボールが生まれます。逆に、フェースが開きすぎていたり、アウトサイド・インの軌道になると、スライスやプッシュなどのミスが発生します。
つまり、クラブパスとフェースの角度の関係性を理解することが、再現性のあるドローショットの第一歩なんです。
ドローショットを安定させる3つのチェックポイント
図1・図2で仕組みが理解できたら、次は実際のスイングで気をつけるポイントを押さえておきましょう。
① クラブフェースを打ち出し方向に向ける
「フェースをかぶせすぎるとフック、開きすぎるとスライス」──これはよく言われることですが、ドローボールにおいては、フェースは目標より“わずかに右”を向けるのが基本です。
この「少しだけ右」が曲がりすぎないナチュラルドローを生みます。
② スタンスをクローズに構える
スタンスを少しクローズ(右足を引く)にすることで、自然とインサイド・アウトの軌道を描きやすくなります。
肩・腰・足のラインすべてが、目標より右を向くイメージで構えると、無理なくクラブが内側から下りてきます。
③ ボール位置を右寄りにセットする
通常よりもボールを少し右足寄りに置くことで、クラブフェースが閉じやすくなり、ドロー回転をかけやすくなります。特にアイアンの場合、この調整はショットの安定感に直結します。
ドローとフェード、どっちが向いてる?
ゴルフスイングには大きく分けて「ドローボール」と「フェードボール」という2種類の持ち球がありますが、どちらが自分に向いているかは、体の特性やプレースタイルによって変わってきます。ここではそれぞれの特徴を比較しながら、自分に合うショット傾向を見極めるヒントを紹介します。
ドローボールが向いている人
- 体が柔らかくて、スイング中にしっかり下半身を使えるタイプ
- ボール初速が出せるパワーヒッター
- ボールが高く上がりすぎるのを抑えたい人
- フェードに比べて飛距離を伸ばしたい人
ドローは「つかまった強い球」を打ちたいプレーヤーに向いています。方向性の調整が難しい面もありますが、練習すれば「右に出して、左に戻す」という軌道を安定して再現できます。
フェードボールが向いている人
- スイングがコンパクトで、コントロール重視のプレーが得意な人
- 弾道が左へ巻きすぎるミス(引っかけ)を抑えたい人
- 風の影響を受けにくい低めの弾道を打ちたい人
- 正確性重視で安定感を求める人
フェードは見た目よりも難易度が高いですが、「狙った方向に止める」「左ミスを消す」目的には非常に有効。フェースを少し開いてインパクトするため、ボールは高く、スピンが多めになります。
ゴルフのドライバーのドローはボールをどこに置く?
ドローボールを狙うときのボール位置は、スイング軌道とフェースの向きをうまく調和させるためのカギになります。特にドライバーでは、ほんの数センチの違いで弾道が大きく変わることもあるので要注意です。
基本は「やや右寄り」
ドローを狙う場合、ボールはスタンスの中央よりやや右側(右足寄り)にセットします。
これにより、インパクト時にフェースが少し閉じやすくなり、クラブがボールに内側から当たりやすくなるため、ドロー回転がかかりやすくなります。
通常の位置とどう違う?
一般的なドライバーショットでは、左かかと線上にボールを置くケースが多いですが、それだと「アウトサイド・イン」軌道になりがち。
ドローを狙うなら、右足のつま先の延長線あたりにボールをセットすることで、自然とクラブが「インサイド・アウト」の軌道を描きやすくなります。
やりすぎ注意!
ただし、ボールを右に置きすぎると、フェースが閉じすぎてフックやチーピンになるリスクも。あくまでも「少し右寄り」がポイントで、自分のスイングタイプに合わせて微調整が必要です。
ドロー vs フェード|特徴比較表
比較項目 | ドローボール | フェードボール |
---|---|---|
弾道 | 右から左へ緩やかに曲がる | 左から右へ緩やかに曲がる |
飛距離 | 長い(つかまりが良く、ロースピン) | 短め(スピン量が多く、吹き上がる) |
操作性 | 難しい(再現性がやや低い) | 高い(狙った方向に止めやすい) |
曲がり幅の調整 | 微調整が難しい | 微調整しやすい |
風への強さ | 強い(低めの強弾道) | 弱い(高弾道で風に流されやすい) |
向いているプレーヤー | パワータイプ/中級~上級者 | コントロール重視のプレーヤー/上級者 |
ミスの傾向 | フック・引っかけ | スライス・プッシュ |
アイアンとの相性 | やや難しい(飛びすぎるリスクあり) | 良い(狙った距離で止めやすい) |
ラウンド時の使いやすさ | ややリスクあり | 安全性が高い |
プロの使用率 | 飛距離重視の選手に多い | 精度重視の選手に多い |
✅ まとめ
- ドローボールを打つには「フェースの向き」と「クラブ軌道」の理解が重要です。
- フェースは目標方向を向け、スイングは目標より右に振るのが基本です。
- インサイド・アウト軌道と少し閉じたフェースがドロー回転を生みます。
- スタンスはクローズに構え、肩・腰・足のラインを右に向けましょう。
- ボール位置はスタンス中央より少し右寄りに置くのがポイントです。
- ドローボールは飛距離が出やすく、強い弾道を打ちたい人に向いています。
- フェードボールは方向性・コントロール重視のプレーヤーにおすすめです。
- どちらにもメリット・デメリットがあり、自分のタイプに合った選択が大事です。
- フック・スライスの原因も、フェースと軌道のズレで説明がつきます。
- 図解を活用して視覚的に仕組みを理解することが、安定した再現性に繋がります。