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長尺パターはダサい?禁止ルールの真実と今選ぶべきモデルとは

golf

※この記事はプロモーションを含みます

最近、中古ショップやSNSで「長尺パターが気になる」という声をよく見かけるようになりました。

かつては「禁止された?」「ルール違反になるの?」と敬遠されていた印象もある長尺パター。しかし今、その存在が再評価され、プロアマ問わず導入する人が増えているのをご存じですか?

たしかに独特の構え方や長さに戸惑う方も多いでしょう。ですが、長尺パターには「安定したストローク」や「イップス対策」といった、通常のパターでは得がたい強みが詰まっています。

本記事では、長尺パター定義やルールに関する誤解の解消から、向いているゴルファーのタイプ・デメリットや注意点、さらにおすすめの中古モデルや選び方のポイントまで網羅的に解説していきます。

長尺パターを使うべきか迷っている方、再チャレンジを検討している方は、ぜひ参考にしてください。あなたのパッティングを根本から変える“きっかけ”になるかもしれません。

\ロングパットが安定/
長尺ユーザーに人気

Contents

長尺パターとは?なぜ注目されているのか

長尺パターとは、その名の通り通常のパターよりもシャフトが長く、グリップ位置が胸やあごのあたりまで届くモデルを指します。

一般的なパターの長さが32~35インチ程度であるのに対し、長尺パターは40~50インチにも及ぶことがあり、長さのインパクトは見た目にもすぐ分かります。

ゴルフルール改正の対象に?

かつて長尺パターは、ゴルフルール改正の対象となり、「禁止された」との誤解が広がりました。

実際には“体の一部に固定して使う”打ち方(アンカリング)が禁止されたのであり、長尺パターそのものが使えなくなったわけではありません。

現在でも、正しい打ち方をすればルール上は問題なく使用できます。

なぜ今注目されているの?

注目が再燃している背景には、安定感とイップス対策があります。

長いシャフトによってストロークのブレが軽減され、パターが安定しやすくなるため、ミスパットに悩んでいる中高年層や、プレッシャーに弱い人に支持されているのです。

とくに「手首の余計な動きを減らせる」と感じる方が多く、精神的にも安心材料になる点は見逃せません。

また、最近ではオデッセイスコッティ・キャメロンといった主要メーカーも長尺モデルを再ラインナップ

中古市場でも流通が増えており、「ちょっと試してみたい」というゴルファーにとって導入のハードルが下がってきています。

「もう少し安定したパッティングがしたい」「イップス気味で短いパットが怖い」と感じている方にとって、長尺パターは再注目すべき選択肢といえるでしょう。

\ロングデザイン パター/
スコッティキャメロン

長尺パターはルール違反?禁止の背景と誤解

長尺パターに対して「ルール違反」「使ってはいけない」というイメージを持っている方は少なくありません。

その誤解の原因は、2016年に施行されたゴルフ規則の改正、いわゆるアンカリング禁止ルールにあります。

この改正では、「クラブを体の一部に固定してストロークする行為(アンカリング)」が禁止されました。

長尺パターはその構造上、胸やあごに固定してストロークする打ち方が多かったため、ルール改正と同時に「長尺パター自体が使えなくなった」と思われがちになったのです。

アンカリング禁止=長尺パター禁止ではない

しかし、実際にはクラブ自体の使用は禁止されていません。

問題になるのは「使い方」であり、胸やあごにグリップを押し当てて支点にするのがNGというだけ。

両手でしっかりとクラブを持ち、身体から浮かせてスイングするスタイルであれば、長尺パターはルール上まったく問題ありません。

また、PGAツアーでもアンカリング禁止以降も、正しい方法で長尺パターを使用しているプロゴルファーは存在します。

これは「長尺=ルール違反」というイメージが完全な誤解であることの証です。

つまり、長尺パターを使いたいと考えている人が注意すべきは、「ルールに反しない打ち方」さえ守っていれば、安心して導入可能だという点です。

ゴルフ初心者や再チャレンジ組の中には「道具の選び方でマナー違反になるのでは」と不安に感じる方もいますが、そこは明確に切り分けて考えて問題ありません。

\独創的なカスタムパター/

Himawari

スコッティ・キャメロン専門店>

長尺パターのデメリットと注意点

長尺パターは多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットや注意点も存在します。

特にゴルフ初心者や、スイングに癖がある方にとっては導入前に理解しておくべき点がいくつかあります。

長尺パターは扱いづらい?

まず最も大きなポイントは、扱いにくさです。

長尺パターはその名の通りシャフトが長く、一般的に45インチ以上あります。

長くなることで振り子運動はしやすくなるものの、スイング全体が大きくなり、狙った方向に正確に打ち出すには高い集中力と慣れが必要です。

特に距離感の調整に苦労する人は多く、ロングパットでのタッチが合いづらいという声も少なくありません。

ルール面での制限とは

次に注意すべきはルール面での制限です。

かつてプロツアーで使用者が急増した結果、「アンカリング行為」がルール違反とされ、長尺パターを身体に固定してストロークする行為は禁止されました。

そのため、現在では胸やお腹にグリップエンドをつける「固定打ち」はNGとなっており、ルールに沿った使い方が求められます。

スイッチングの難しさ

さらに、スイッチングの難しさもデメリットです。

長尺パターに慣れると、通常のパターに戻した際にストロークのタイミングやテンポが狂いやすくなることがあります。

試しに使ってみたが、結局合わずに通常のパターに戻す人も多いです。

加えて、見た目に対する好みの分かれもあるでしょう。

シャフトが長く、構え方も独特なため、周囲から「変わったクラブを使ってる」と思われることも。

ただし、これは逆に個性として好意的に受け止められるケースもあります。

これらを総合すると、長尺パターは誰にでも合う万能モデルではありません。自分の打ち方や悩みと照らし合わせ、試打やフィッティングで確かめたうえで導入を検討するのがベストです。

\究極のパターマット/
パーフェクトストローク

長尺パター人気モデル・おすすめ5選(中古含む)

長尺パターに興味があるけれど、「どれを選べばいいかわからない」という方も多いでしょう。

ここでは、現在人気のある長尺パターを中古市場も含めて厳選してご紹介します。

すでに使っているユーザーの評価や中古価格帯も考慮しており、初心者から上級者まで参考にしやすい内容です。

初心者〜上級者に人気の長尺モデルを厳選紹介!

【1】オデッセイ ストロークラボ ビッグセブン Broomstick

オデッセイ ストロークラボ ビッグセブン Broomstickは、アームロックや長尺スタイルで有名なモデル。

重心が安定していて、ストローク時のブレが非常に少なく、長尺初心者にも扱いやすいと好評。

中古でも2〜3万円台で見つかることが多く、コスパにも優れます。

【2】スコッティキャメロン セレクト ニューポート Long

スコッティキャメロン セレクト ニューポート Longは、パター界の王様とも呼ばれるキャメロンブランドからも長尺仕様があります。

美しいミーリングと打感の良さが魅力で、所有欲も満たされます。

価格は高めで、中古でも5万円前後のモデルも。

【3】ピン シグマ2 パター B60 長尺タイプ

ピン シグマ2 パター B60 長尺タイプは、ピンらしいシンプルで構えやすいヘッド形状が特徴。距離感が合わせやすく、長尺でも違和感が少ないと評判。

中古市場でも安定して人気があり、1万円台で手に入ることも。

【4】テーラーメイド スパイダーGT Broomstick

テーラーメイド スパイダーGT Broomstickは、スパイダーシリーズの長尺タイプ。

直進性と安定性に優れており、ミスヒットにも強いのが特徴。

見た目もスタイリッシュで、若年層ゴルファーにも人気。中古市場では3万円台〜。

【5】中古カスタム長尺(地クラブ系・Bettinardiなど)

中古カスタム長尺(地クラブ系・Bettinardiなど)は、意外な穴場で「中古のカスタム長尺パター」。

地クラブ系ブランドや工房でカスタムされたモデルは、希少性が高く、個性重視の方におすすめです。

1〜2万円台で掘り出し物が見つかることも。

長尺パターはモデル選びによって使いやすさが大きく変わります。中古品を選ぶ際は、シャフトの長さやグリップの状態、バランスなどをチェックするのも忘れずに。初心者はまず中古で試してみるのも有効な選択肢です。

\プロも満足/
リンクスの長尺パター

長尺パターの選び方|グリップ・シャフト・ヘッド形状のチェックポイント

長尺パターは通常のパターと比べて独特な打ち方や構えが必要になるため、モデル選びを間違えるとミスが増える原因にもなります。

ここでは、購入前に必ずチェックしたい「グリップ」「シャフト」「ヘッド形状」の3つの視点から選び方を解説します。

長尺パターで後悔しないための「3つの見るべきポイント」

【1】グリップの形状と太さ

長尺パターの多くは、アームロックやブームスティックといったストロークスタイルに対応するため、非常に太いグリップを採用しています。

太さにより手首の余計な動きを抑える効果がある反面、慣れないと操作性に違和感を持つこともあります。購入前にしっかり握り比べてみるのが理想です。

市販の太めグリップに交換して調整する方法もあります。

【2】シャフトの長さと素材

長尺パターのシャフトは43〜48インチが主流。

長すぎるとストローク時に姿勢が不安定になりやすく、短すぎると長尺のメリットが半減します。

自分の身長や構え方に合った長さを知るために、まずは試打が推奨されます。

カーボンシャフトは軽量で操作しやすいですが、スチールに比べてやや感覚がぼやけると感じる方もいます。

【3】ヘッド形状と重量バランス

ヘッド形状は操作性に直結する部分です。

マレット型は直進性が高く長尺と相性が良いとされ、初心者にも扱いやすい傾向があります。

重量バランスは全体のストローク感を左右するため、なるべくヘッドとグリップの重量比を自分に合わせて調整できるモデルを選ぶと◎。

このように、長尺パターはただ長いだけでなく、グリップ・シャフト・ヘッドそれぞれに工夫が詰まっており、総合的なバランスが重要です。見た目や価格だけで選ばず、自分のプレースタイルに合った仕様を選ぶことが、スコアアップへの第一歩です。

長尺パターのメリットとデメリットを比較解説

グリーン上の安定感を求めるゴルファーにとって、長尺パターは強い味方になることがあります。

イップス対策や姿勢のラクさなど、多くのメリットがある一方で、距離感や取り回しの難しさといったデメリットも存在します。

ここでは、長尺パターの利点と注意点を整理して紹介します。

長尺パターはなぜ好まれる?メリット3つをチェック

ここでは、長尺パターがなぜ支持されるのか、その主な利点を3つ紹介します。

【メリット1】ストロークが安定しやすい

長尺パターは腕や肩を固定した状態でストロークするため、手首がブレにくく、軌道も安定します。

とくに短い距離のパットでイップスに悩んでいる方にとっては、劇的にミスが減る可能性があります。

【メリット2】構えがラクで前傾が浅くなる

長尺パターは自然な姿勢で構えられるため、腰や背中への負担が少ないのも特徴です。

体幹で打つ感覚が身につきやすく、長時間のプレーでも疲れにくくなる傾向があります。

高齢者や女性にも一定の需要があります。

【メリット3】ミスヒットに強い

長尺パターはヘッドが大きく、慣性モーメントが高いため、芯を外してもボールの転がりが安定しやすい構造です。

特にロングパットでの方向ブレや距離ロスを軽減できるのは大きな魅力です。

長尺パターは不便?デメリット3つとは

便利そうに見える長尺パターですが、実際には使いこなすために注意すべき点もあります。

【デメリット1】距離感がつかみにくい

一方で、長尺パターは感覚的な微調整が難しいと感じる人も少なくありません。

とくに高速グリーンでは「転がりすぎてオーバー」などのリスクもあるため、慣れが必要です。

【デメリット2】持ち運びや収納がやや不便

48インチ前後の長さは、スタンドバッグの中で邪魔になることもあり、カートの収納スペースにも入りづらいケースがあります。

自宅保管時もスペースにゆとりが必要です。

【デメリット3】ルール適用の制限がある場合も

過去に長尺パターの一部ストロークがルール変更で禁止された経緯があるため、競技ゴルフに出る方は「アンカリング禁止」などのルールも理解しておく必要があります。

以上のように、長尺パターは「合う人にはとことん合うが、誰にでも最適とは限らない」クラブです。導入前に、自分のプレースタイルや課題と照らし合わせることが重要です。

長尺パターに合う人の特徴とプレースタイル

長尺パターは万人に適したパターではありませんが、ある特定のタイプのゴルファーにとっては非常に効果的な武器になります。

長尺パターはどんな人向け?適性と相性を見極めよう

ここでは、長尺パターがフィットしやすい人の特徴や、プレースタイルの傾向を解説します。

【特徴1】イップスに悩んでいる人

手首の動きが暴れてしまう「イップス持ち」の方にとって、長尺パターは救世主になり得ます。

肩や体幹でストロークできるため、無駄な動きを抑えてスムーズなタッチが可能になります。

【特徴2】体格が大きい、または前傾姿勢が辛い人

長身の方や腰に不安がある方にとって、長尺パターは構えの姿勢がラクになり、身体的なストレスを軽減できます。

腰痛持ちや高齢ゴルファーにも優しい選択肢です。

【特徴3】感覚よりも再現性を重視する人

長尺パターは「感覚で打つ」というより「機械的に再現する」スタイルが得意なクラブです。

毎回同じテンポ・軌道を重視したい人には向いており、逆にフィーリングを重視するプレーヤーには合わない場合があります。

【特徴4】ストロークの軌道が安定しない人

真っすぐ引いて真っすぐ出すという「ストレート・トゥ・ストレート」のストロークが理想的ですが、それが苦手な人でも長尺パターを使うことでストローク軌道が自然に安定しやすくなります。

【特徴5】パターに自信がない人

短いパットが苦手、プレッシャーに弱いといった悩みを抱えている方も、長尺に変えることで心理的な安定感が増すことがあります。

このように、長尺パターは「感覚ではなく構造でミスを防ぎたい人」に最適です。自身のパッティング傾向や課題と照らし合わせて、適性を見極めてみましょう。

ルール変更で何が変わった?長尺パターの歴史と規制

「長尺パターって禁止になったんじゃないの?」と誤解している人は少なくありません。

しかし、実際に禁止されたのはパターの使い方=アンカリングであり、長尺パター自体がルール違反というわけではありません。

長尺パターはルール違反?アンカリング規制の本質を解説

2016年、R&AとUSGAは「アンカリング規制(ルール14-1b)」を導入しました。

これは、ストローク時にクラブやグリップを体の一部(胸やあごなど)に固定する行為を禁止するものです。

対象は長尺パターだけでなく、体に密着させてストロークするすべての形がNGとなりました。

アンカリング規制された理由

では、なぜこのルールができたのか?

背景には、スキルではなく構造に頼る打ち方がゴルフの本質を損なうという懸念がありました。

特に長尺パターによって「パッティングイップスの克服」が技術より道具依存になることを問題視する声が多くなったのです。

ただし、ルール改正後も多くのプロが長尺パターを使用し続けています。

なぜなら、アンカリングせずに「正しい構え方・使い方」をすれば、ルール違反にはならないからです。

例えば、バーナード・ランガー選手やアダム・スコット選手はルールに則って使用を続け、結果も残しています。

つまり、長尺パターは現在もルール内で使えるが、使い方に注意が必要ということです。

「体に固定しなければOK」と覚えておけば問題ありません。

ルールを守りつつ自分のゴルフを強化したいなら、長尺パターは今なお有効な選択肢です。

中古市場で注目!長尺パターを手に入れる方法と選び方

長尺パターは新品で手に入れることが難しいモデルも多いため、中古市場をうまく活用することがカギになります。

特にゴルフパートナーやネットショップ、フリマアプリでは、すでに生産終了している名器に出会えるチャンスもあるため、ゴルファーにとっては“宝探し”のような感覚です。

長尺パター 中古の選び方と注意点とは?

中古で長尺パターを選ぶときの最大のポイントは「長さ」と「バランス」です。

一般的なパターより長く重心も高くなるため、自分の身長やストロークスタイルに合っているかが重要。

試打できない場合は、スペック表記をよく確認する必要があります。

グリップにも注目!

また、グリップも見逃せません。

中古品はグリップが劣化している場合が多いため、交換費用も含めて総額で判断しましょう。

特に長尺用グリップは通常のグリップより価格が高い傾向があります。

長尺パターの人気モデルとは?

人気モデルとしては、オデッセイの2ボールやテーラーメイドのスパイダーシリーズの長尺仕様が狙い目です。

特に「中尺・長尺モデル」として出回っているクラブは、初心者でも構えやすく安定性が高いため、試す価値があります。

さらに、ルール改正以降に製造されたモデルは、アンカリング対応の形状やバランスに配慮されているものが多く、安心して使えるのも利点です。

中古で購入する際には、価格だけでなく「構えたときのイメージのしやすさ」や「フェースの状態」「重心の位置」もチェックしておくと、失敗が少なくなります。

長尺パターが合う人の特徴とは?向いているプレーヤーの傾向

長尺パターはすべてのゴルファーにマッチするわけではありませんが、特定のプレーヤーにとってはスコアアップの強力な武器になります。

では、どんな人が長尺パターに向いているのでしょうか?実際の使用者の傾向や、合うタイプの特徴を詳しく見ていきましょう。

長尺パター 合う 人の共通点と選び方のヒント

まず大きな特徴として、「手打ち傾向の強いプレーヤー」や「ストロークの安定感に悩む方」に長尺パターは非常に有効です。

通常の短いパターでは手先の動きが大きくなりがちですが、長尺パターを使うことで体全体を使ったストロークになり、スイング軌道が安定しやすくなります。

また、腰痛持ちや前傾姿勢がつらい方にもおすすめです。

長尺パターはアドレス時の姿勢が自然で負担が少ないため、体へのストレスを軽減できます。

50代以上のベテランゴルファーやシニア層にファンが多いのも納得です。

さらに、「イップス対策」として長尺パターを選ぶ方も多いのが特徴です。

極度の緊張や繊細な距離感が必要とされるショートパットでのミスを減らすため、あえて長尺に切り替えるケースもあります。

精神的な安定を得るための手段として、長尺パターは意外と効果的なのです。

一方で、ヘッドスピードやフィーリングに過剰に頼るタイプのプレーヤーには、長尺パターが重すぎて合わないことも。

自分にとって最適な長さ・重さを見極めることが、長尺パター成功のカギと言えるでしょう。

長尺パターのデメリットと注意すべきポイント

長尺パターには多くのメリットがある一方で、万人にとって完璧な選択とは限りません。

購入や使用前に、デメリットや注意点も把握しておくことで、後悔のないゴルフライフにつながります。

長尺パターの欠点と購入前に知っておくべき落とし穴

まず挙げられるのは、「慣れるまでに時間がかかる」という点です。

通常のパターと比べて長さがあり、ストローク時の感覚やタイミングが大きく異なるため、初めて使うと違和感を覚える人も多いでしょう。

特にリズムが早いタイプのゴルファーにとっては、テンポが合わずストロークが乱れがちです。

また、「細かいタッチが出しづらい」という欠点もあります。

重心が安定する一方で、微妙な力加減を要する距離感や芝の読みなどには不向きな場合があり、特に高速グリーンでは距離オーバーの傾向が強くなることも。

さらに注意したいのは、ルール改正の影響です。

2016年にR&A・USGAにより「アンカリング禁止ルール」が導入され、パターの一部を体に固定して打つ行為が違反とされました。

これにより、かつて長尺パターの最大の武器だった「安定性」が制限されることになりました。

現在はルール内での使い方を守らないと、公式競技では使用できません。

また、バッグ内での収納性や携帯性の悪さも見逃せないポイントです。

一般的なキャディバッグの設計上、長尺パターは収まりが悪く、取り出しや収納に手間取ることがあります。

飛行機などでの移動時には、専用カバーや別途梱包が必要なケースも。

このように、長尺パターを使いこなすには、事前に練習と理解が不可欠です。ただし、自分に合えば得られるメリットは大きく、これらの課題も十分カバー可能です。

長尺パター人気モデルランキングと中古購入の注意点

長尺パターは新品でも入手可能ですが、現在は生産数が限られているため、中古市場で探す人も増えています。

中古購入には価格的なメリットがある一方で、いくつか注意すべきポイントがあります。

中古で長尺パターを買う前に知っておきたい落とし穴と選び方

まず、中古でありがちなのが「シャフトカットや改造歴がある個体」です。

長尺パターは通常のパターよりも長く設計されているため、前の所有者が自分仕様にカットしてしまっていることがあります。

見た目では判断しづらいため、出品情報や販売店の確認が必要です。

また、「ルール適合かどうか」もチェックが必要です。アンカリングルールの導入以前に設計されたモデルの中には、今のルールで使いにくい形状のものもあります。

例えば、グリップの太さや形状が現行ルールに抵触する場合、公式競技での使用が認められないことも。

さらに、フェース面の摩耗や劣化も気になるところ。

パターは見た目よりもフェースの状態がパフォーマンスに直結します。

フェースインサートが摩耗していると、転がりや打感が大きく変わってしまうため、購入時にはなるべく実物確認ができる店舗や、返品保証のある通販サイトを選ぶと安心です。

人気モデルとしては、「オデッセイ ホワイトホット #7 長尺」や「スコッティキャメロン ビッグスパイダー」などが中古市場で高い評価を得ています。

これらは安定感があり、バランス調整もしやすいため、初めての長尺パターにもおすすめです。

一方で、長尺専用設計ではなく、単に長くしているだけの改造パターも出回っているため、スペック表やレビューを必ず確認しましょう。

中古は掘り出し物もありますが、選び方を間違えると「合わない」「ルール違反で使えない」などのリスクも。初心者や不安な方は、中古ショップで店員に相談しながら選ぶのがベストです。

長尺パターに合う人・合わない人の特徴

長尺パターは「誰でも使えば入る」という魔法の道具ではありません。

実は、合う人と合わない人がはっきり分かれるパター形状の一つです。

導入を検討する前に、自分がどちらに当てはまるのかを確認しておくことが重要です。

自分に長尺パターが向いているか診断する4つの視点

手打ちになりやすい人

まず、「手打ちになりやすい人」には長尺パターが非常に効果的です。

長尺はグリップが長く、体の一部と固定するように構えるスタイルが特徴。

そのため、手首の無駄な動きを抑え、肩や体幹主導のストロークに自然と導いてくれます。

「打ち方が安定しない」「方向性がバラつく」と悩んでいる人には最適です。

前傾姿勢がきつくなると構えにくい人

次に、「前傾姿勢がきつくなると構えにくい人」にも向いています。

通常の長さのパターでは腰や背中に負担がかかりやすいですが、長尺なら体を起こした状態でも無理なくアドレスが取れるため、体の柔軟性に自信がない中高年ゴルファーにも人気です。

距離感をフィーリングで出すタイプ

一方で、「距離感をフィーリングで出すタイプ」の人には合わないケースもあります。

長尺は重心が高く、振り幅で打つよりもストローク幅で距離をコントロールする設計です。

そのため、「感覚派」「タッチを大事にしたい」タイプのゴルファーには違和感が出やすいかもしれません。

アンカリングの制限に不安がある人

また、「アンカリングの制限に不安がある人」も注意が必要です。

ルール上、グリップを体に固定して打つのは禁止されています。

そのため、正しいフォームで使う意識や知識がないと、ルール違反になってしまう可能性も。

まとめると、長尺パターが合うのは「ストローク安定重視派」「構えの楽さを求める人」「理論的にフォームを構築したい人」。逆に、感覚で打ちたい人や、体への固定感が気になる人にはやや使いづらさを感じるかもしれません。

長尺パターの正しい打ち方とルールのポイント

長尺パターを使用する上で、もっとも大切なのは「正しい使い方」と「ルールの理解」です。

とくに2016年から導入された「アンカリング禁止ルール」は、長尺パターの扱いに大きな影響を与えました。

アンカリング禁止時代の正しい長尺パッティングとは?

かつて長尺パターは、グリップエンドを胸やお腹に固定してストロークする「アンカリング」スタイルが主流でした。

これによりストロークが安定し、特に短いパットでのミスが減るというメリットがありました。

しかし、R&AとUSGAによるルール改正で、体の一部にクラブを固定してパッティングする行為が禁止に。

この改正により、長尺パターの使用者には“正しい使い方”が強く求められるようになったのです。

長尺パターは体に近づけることで安定

では、現在はどう打つべきなのでしょうか?

まず基本は、「グリップを体には接触させないが、体に近づけることで安定させる」という使い方です。

グリップエンドをお腹や胸の近くに構えながらも、肌や衣服に物理的に触れないように構えるのが正解です。

手首の動きを極力排除し、肩と胸を使ってストロークすることで、かつての「アンカリング時代」と同等の安定感を得られるように設計されています。

構え方とスタンスも重要

また、構え方とスタンスも重要です。通常よりやや広めのスタンスで、膝をあまり曲げず、背筋を伸ばして構えます。

目線はボールの後方に置き、ストロークの軌道を上から確認しやすくするのがポイントです。

ルール面でもう一つ注意したいのが、「知らずにアンカリングになってしまっているケース」です。

特に冬場の厚着や、前傾姿勢が深すぎる人は、無意識のうちにクラブが服に触れてしまうこともあります。

競技ゴルフに出る人は特に、セルフチェックや動画での確認が大切です。

長尺パターは正しい使い方を知ってこそ、真のパフォーマンスを発揮します。ルール違反を避けながら、安定感と集中力を高められるスキルとして、自信を持って使えるようにしましょう。

人気の長尺パターランキングとおすすめモデル

長尺パターは一部の上級者だけが使う特別なクラブだと思われがちですが、実は初心者やシニアゴルファーにも大きなメリットがあるパターンです。

最近ではプロだけでなく、アマチュア層でも長尺パターの人気がじわじわと高まってきています。

ここでは、ユーザーのレビューや実売データをもとにした「おすすめ長尺パターランキング」を紹介します。

初心者から上級者まで評価が高い長尺パターはこれ!

第1位:オデッセイ ストロークラボ ビッグセブン チュアーバック長尺

オデッセイ ストロークラボ ビッグセブン チュアーバック長尺は、安定性抜群のネオマレット型で、ストロークラボシャフトにより重心バランスが最適化されています。

打感が非常に柔らかく、距離感が合わせやすいと好評。

特にショートパットの安定性が段違いとの声も多く、長尺初心者でも扱いやすい1本です。

第2位:スコッティ・キャメロン ファントムX 11 長尺カスタムモデル

スコッティ・キャメロン ファントムX 11 長尺カスタムモデルは、価格帯は高めですが、所有感と性能の両立を求めるゴルファーに絶大な人気。

繊細なタッチを求める上級者からの信頼も厚く、バランスの取れた重量設計と、レスポンスの良い打感が魅力です。

第3位:ピン シグマ2 アームロック型(長尺対応)

ピン シグマ2 アームロック型(長尺対応)は、アームロックスタイルで使う長尺パターとして評価が高く、太めのグリップと浅めのフェースインサートで、ミスヒットにも強いのが特長です。

中古市場でも人気の高いモデルは多く、「オデッセイ ホワイトホット」シリーズの長尺モデルや、昔のベリーパター(お腹固定タイプ)をルールに沿って改造したカスタム品も注目されています。

ゴルフパートナーなどの中古ショップでは、状態の良い長尺パターが1万円台から見つかることもあり、コストを抑えたい人にとってはありがたい選択肢です。

また、購入の際には重さ・長さ・グリップの形状にも注目しましょう。使いやすさや相性はモデルによって大きく異なるため、可能であれば試打して選ぶのが理想です。これから長尺デビューを考えている人は、まずは打感と構えやすさを重視して選んでみてください。

長尺パターが合う人の特徴と選び方のコツ

長尺パターがすべてのゴルファーにとって万能というわけではありませんが、「向いている人」にとっては驚くほど効果的な武器になります。

では、どのような人に長尺パターがマッチするのでしょうか?ここでは、実際の使用者の傾向と、選び方のポイントを詳しく解説します。

長尺パターを使うべきタイプとフィッティングのポイント

まず、長尺パターが特におすすめなのは以下のタイプです。

  • イップスに悩んでいる人
    手首の余計な動きが制限され、体全体でストロークできるため、イップスの症状を軽減しやすいです。
  • 身長が高い人や前傾姿勢がきつい人
    パター中に前屈みになりすぎて腰や背中が疲れやすい方にとって、長尺パターは自然な姿勢で構えやすくなります。
  • ショートパットが苦手な人
    ストロークが安定しやすく、ショートパットで手がブレやすい方に安心感を与えてくれます。

次に、選ぶ際のポイントですが、長尺パターには主に以下の要素が重要です。

  • 長さ(42〜48インチが主流)
    自分の身長や構え方に合わせて最適な長さを選ぶことが大切です。ショップで実際に構えてみてフィーリングを確認しましょう。
  • 重さとヘッド形状のバランス
    重めのヘッドが多いため、自分のストロークタイプ(ストレートorアーク)に合った重心設計を選ぶのが理想です。
  • グリップの種類と太さ
    太めのグリップが多く採用されており、手首の余計な動きを防ぐ設計になっています。好みに合わせて選ぶことで、ストロークが安定しやすくなります。

また、パターに「安心感」を求める人にとっても長尺は有力な選択肢となります。

特に「ラインは合っているのに外す」悩みを抱えている場合、構えた時点での視認性やストロークの安定性がカギになるため、長尺パターが効果的に機能する場面が多いのです。

長尺パターがフィットするプレースタイルとは?

長尺パターを試してみたいけど、「自分に合うのか不安」という声は少なくありません。

そこでこのパートでは、どんなタイプのゴルファーに長尺パターが向いているのかを具体的に解説します。

長尺パターが「合う人」の特徴と見極め方

まず、長尺パターは一般的なショートパターや中尺パターに比べてストロークが安定しやすい設計になっています。そのため、

  • パターのストロークにブレが出やすい
  • 手首が動きすぎて安定感がない
  • ショートパットでイップス気味になる

こうしたプレースタイルや悩みを抱える方には、長尺パターが非常に効果的です。

特にアームロック型やバットグリップ型で構えることで、体幹主導のスムーズなストロークが可能になります。手先ではなく体の大きな筋肉で打てるため、ミスヒットやラインのブレが減少します。

また、身長が高いゴルファーにも長尺パターはフィットしやすく、前傾姿勢を深くしなくても自然に構えられる点がメリットです。

一方で、スムーズなテンポで振りたいプレーヤーや、強めのタッチで打つタイプの方には少し合いづらい可能性もあるため、自分のストロークの特徴を理解した上で選ぶことが大切です。

記事まとめ

  1. 長尺パターは一時期ルール規制対象となったが、現在は正しい使い方でルール適合内。
  2. 禁止の背景には「アンカリング」による打ち方の違反があり、現在はアンカリング禁止を前提に容認されている。
  3. 長尺パターは安定感が高く、イップス対策やショートパットのミス軽減に効果的。
  4. 40インチ以上のモデルが一般的で、アームロックや体幹ストロークを活かした構えが特徴。
  5. ルール適合の長尺パターは多数あり、ツアープロでも使用者はいる。
  6. 人気ブランドにはオデッセイ、スコッティ・キャメロン、ピンなどがあり、長尺対応モデルも豊富。
  7. 中古市場では、型落ちモデルや希少パターも手頃に購入可能。
  8. 長尺パターが合う人は、ストロークにブレがある人や身長が高い人、イップスに悩む人など。
  9. 打ち方には工夫が必要で、アンカリング禁止に対応した練習とフォーム習得がカギ。
  10. 長尺パターは個人のプレースタイルに強く左右されるため、試打やフィッティングが重要。
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