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「ユーティリティって、なんだか当たり外れが激しい…」
「自分に合っているシャフトがわからない」
そんなモヤモヤを感じているゴルファーは少なくありません。
実は、ユーティリティでのミスの多くは“シャフト選び”が原因です。
飛距離や方向性に違和感があるなら、ヘッドよりシャフトに問題がある可能性大。
特にユーティリティは、ドライバーやアイアンと違い、
ヘッドとシャフトの種類が多岐にわたり、選択肢が非常に広いため、
自分にフィットしない組み合わせを選んでしまうことも…。
この記事では、
- 「スチールかカーボン、どちらが合うのか?」
- 「シャフト重量は何gが理想?」
- 「アイアンやフェアウェイウッドとのつながりは?」
といったシャフト選びの基本から、タイプ別・重量帯別のおすすめモデルまで、
ゴルフ上級者はもちろん、初心者や中級者でも迷わず選べる内容にまとめました。
さらに、中古で狙えるコスパモデルやプロ使用モデルも紹介しながら、
あなたのスコアアップに直結する1本を見つけるお手伝いをします。
それではまず、ユーティリティシャフトがスコアに与える影響から見ていきましょう。
Contents
- 1 ユーティリティシャフト選びがスコアに直結する理由
- 2 自分に合うユーティリティシャフトの見つけ方|3つの判断軸
- 3 タイプ別|おすすめユーティリティシャフト比較(80g・70g・60g台)
- 4 ユーティリティシャフトの選び方に迷ったら?→試打・フィッティングで解決!
- 5 シャフト交換で劇的変化!ユーティリティの成功例と失敗例
- 6 ユーティリティシャフトの寿命と交換タイミングの目安
- 7 ユーティリティシャフトの選び方|重量・硬さ・調子
- 8 ヘッドスピード別|おすすめユーティリティシャフト3選
- 9 アイアン・FWと揃える?シャフト流れを揃えるコツ
- 10 アイアン・FWと揃える?シャフト流れを揃えるコツ
- 11 プロのユーティリティシャフト事情|男子・女子ツアーから見る傾向
- 12 シャフト重量・硬さの選び方|ヘッドスピード別おすすめ例
- 13 失敗しないユーティリティシャフトの選び方|よくある後悔と対策
- 14 プロが使用するユーティリティシャフトの人気モデル
- 14.1 モーダス3 TOUR 105/120(日本シャフト)
- 14.2 ダイナミックゴールド 105/120(TRUE TEMPER)
- 14.3 Tour AD HY(グラファイトデザイン)
- 14.4 ツアーAD HY:初めてのカーボンシャフトなら安定性で選びたい
- 14.5 ーダスGOST:アイアン感覚で打ちたい人にピッタリの中重量スチール
- 14.6 NS PRO 950GH neo HYBRID:ミート率アップを狙う中級者に最適
- 14.7 VENTUS HB(ベンタスHB):直進性と低スピンを求める上級者に
- 14.8 MCI 80/100(フジクラ):アイアン感覚を求める中上級者に
- 14.9 KBS TOUR HYBRID:アイアンとの重量フローを意識するなら
- 14.10 N.S.PRO 950GH neo HYBRID:軽量スチール派にベストな橋渡し
- 14.11 TENSEI CK PRO ORANGE HYBRID:手元がしっかり、操作性重視の攻め系モデル
- 14.12 KBS TOUR HYBRID PROTOTYPE:アイアン感覚で攻められるツアー仕様のハイブリッドシャフト
- 15 ✅記事まとめ|ユーティリティシャフトおすすめ
ユーティリティシャフト選びがスコアに直結する理由
ユーティリティクラブは、ロングアイアンの代わりとして導入されることが多く、
飛距離とやさしさの両立が求められるクラブです。
しかし、同じヘッドでもシャフトの選択を間違えると、
以下のようなミスが起きやすくなります。
- インパクトでフェースが開きスライス
- 軽すぎてタイミングが合わずダフリ
- 硬すぎてボールが上がらない
特にシャフトの重量・調子・硬さは、スイングタイプやパワーによって適正が変わります。
ミート率や方向性にも直結
シャフトがスイングに合っていないと、芯を食う確率が下がり、
方向性も不安定になります。
逆に自分に合うシャフトなら、自然に振り抜きが良くなり、
球の高さ・つかまり・飛距離が安定します。
だからこそ、「なんとなくフィーリングで選ぶ」のではなく、
以下のようなポイントに基づいて選ぶことが、スコアアップには不可欠なのです。
自分に合うユーティリティシャフトの見つけ方|3つの判断軸
ユーティリティシャフト選びは、ドライバーやアイアンよりも難しいと感じる人が多いです。
なぜなら、ウッド系とアイアン系の中間的な存在であり、シャフトの影響を受けやすいからです。
ここでは、自分に合ったユーティリティシャフトを見つけるための判断軸を3つに分けて解説します。
① 重量|今使っているクラブとのバランスを取る
まず重視すべきは重量バランスです。
- ドライバーに60g台のシャフトを使っているなら、ユーティリティは70〜80g台
- アイアンにスチール(90〜110g)を使っているなら、ユーティリティも90g前後が◎
重すぎると振り遅れ、軽すぎるとタイミングが狂いやすくなるため、
「ドライバーとアイアンの中間」を目安に選ぶのが基本です。
② 調子(キックポイント)|球の上がりやすさを調整
調子はシャフトの「しなり位置」を表すもので、以下のような影響があります。
- 先調子:球が上がりやすくつかまりやすい
- 中調子:癖が少なく安定しやすい
- 元調子:低スピン・低弾道・方向性重視
ドロー系の球を打ちたいなら先調子、抑えた弾道を狙うなら元調子など、
自分の球筋に合わせた調子を選びましょう。
③ 硬さ(フレックス)|振り心地で選ぶ
ヘッドスピードが速い人ほど硬いシャフトが合いやすく、
遅い人には柔らかめ(RやSR)がミート率向上に役立ちます。
迷った場合は、アイアンやフェアウェイウッドと同じフレックスに合わせるのが無難です。
タイプ別|おすすめユーティリティシャフト比較(80g・70g・60g台)
ユーティリティシャフトは、重量帯によってフィーリングや弾道が大きく変わります。
ここでは【80g台】【70g台】【60g台】の3タイプに分けて、
おすすめのユーティリティシャフトを紹介します。
80g台|アイアンからの流れを重視したい人向け
80g前後は、アイアン(スチール)ユーザーに最もマッチしやすい重量帯。
しっかりと振り切れる重量感があり、方向性重視のプレーヤーに人気です。
- NS PRO MODUS³ TOUR 105(UT)
→ アイアンと同じMODUSユーザーに特におすすめ。飛距離とコントロールを両立。 - TRUE TEMPER DYNAMIC GOLD 95 VSS(UT)
→ 軽量DG系の代表格。しっかり感がありつつ、硬すぎない設計。 - Fujikura MCI 80
→ カーボンながら鉄っぽい挙動。振りやすく、風に強い球が打てると好評。
70g台|バランス型を求める幅広いゴルファーに
70g台はドライバー・FW・アイアンすべてとの中間になりやすく、汎用性◎
とにかく扱いやすく、ミスが減りやすいのが特徴です。
- Tour AD HY-75
→ 軽すぎず重すぎず、クセがなくて使いやすい。アスリート系にも支持される中調子。 - VENTUS BLUE HB 7(Velocore)
→ 打感は柔らかく、つかまりすぎない設計。中弾道で安定性が高い。 - DIAMANA Thump HY-75
→ 高弾道+直進性を両立。操作性も良く、飛距離を求める中級者に◎
60g台|HS40以下やスインガータイプにおすすめ
60g台はヘッドスピードが遅めの方や、スイングがゆったりなゴルファー向け。
軽さで振り抜きやすく、ヘッドスピードを上げやすいのが強み。
- ATTAS EZ HY(65g)
→ 先中調子で球が上がりやすい設計。つかまりも良く初心者に最適。 - Fujikura Air Speeder HB
→ 超軽量設計で、飛距離特化タイプ。軽さを活かして飛ばしたい人に。 - NS PRO Zelos 7(スチール)
→ カーボンと迷った人におすすめの超軽量スチール。しなり戻りが速く、飛距離◎
ユーティリティシャフトの選び方に迷ったら?→試打・フィッティングで解決!
「種類が多すぎて、自分に合うユーティリティシャフトがわからない」
そんな時に一番確実なのが 試打とフィッティングです。
試打でわかること
ショップや練習場にある試打クラブを使えば、
・自分のスイングでどう球が出るか
・飛距離や打感、方向性の違い
・シャフトの重さや硬さのフィーリング
がすぐに比較できます。
フィッティングのメリット
ゴルフショップや専門店では、弾道測定器を使ったフィッティングが可能。
スイングスピード、打ち出し角、スピン量などのデータを元に、
最適なシャフト(硬さ・重量・トルク)を提案してもらえます。
フィッターがよく勧めるパターン
- ヘッドスピード45m/s以上 → 80g台の元調子シャフト
- ヘッドスピード40〜44m/s → 70g台中調子
- ヘッドスピード40m/s以下 → 60g台の先中調子カーボン
「モーダス105のアイアン使ってるなら、HY105にするのが王道」
「ウッド系が軽いなら、ユーティリティも70g台に寄せるべき」など、
クラブセッティングの全体バランスも含めて見てもらえるのがフィッティングの強みです。
シャフト交換で劇的変化!ユーティリティの成功例と失敗例
ユーティリティは「困ったときの救世主」になる一方で、シャフトが合わないと逆にミスの温床になることも。ここでは、実際の交換体験談から“成功”と“失敗”のリアルを紹介します。
✅ 成功例:「重めのカーボンにして方向性アップ」
- 変更前:60g台の先中調子カーボン(捕まりすぎて左ミス多発)
- 変更後:80g台の中調子カーボン(例:ベンタスブルー7 for HY)
- 効果:振り遅れず、引っかけも激減。打ち出しも安定し、グリーンを狙える武器に進化。
✅ 成功例:「スチールにしてアイアンの流れが自然に」
- 変更前:軽量カーボン(ユーティリティだけが暴れる)
- 変更後:モーダス105HY(アイアンと同じ流れに)
- 効果:振り心地が揃い、トップやダフリが減少。ロングアイアンのような安心感。
❌ 失敗例:「軽すぎてスイングのタイミングが崩れる」
- 原因:FW用に軽い50g台を選んでしまい、ヘッドの位置が感じにくい
- 結果:トップやスライスが多発、コースでは不安定に
❌ 失敗例:「硬すぎて球が上がらない」
- 原因:元調子のXシャフトを無理に使った
- 結果:捕まらず、ドロップ気味の低弾道に。結果、キャリー不足
ユーティリティシャフトは“合っていないと逆効果”。
逆に“合えばスコアメイクに直結するクラブ”です。
ユーティリティシャフトの寿命と交換タイミングの目安
ユーティリティのシャフトも、使用状況によって劣化や性能低下が起こります。特にラウンドや練習頻度が高い方ほど、早めの交換検討が必要です。
シャフトの一般的な寿命はどれくらい?
- カーボンシャフト:おおよそ2〜5年が目安
- スチールシャフト:耐久性は高めで3〜7年程度
ただしこれは「練習量」や「保管状態」「雨の日の使用」などでも変わります。
プロや上級者ほど、体感で劣化に気づき、1〜2年で交換するケースも。
劣化サインを見逃すな!
以下のような兆候がある場合、シャフト交換を考えましょう:
- 球が暴れるようになった(以前より左右ブレる)
- 打感が変わった・鈍くなった
- ヘッドスピードが落ちた気がする
- なんとなく“合わない”感覚が強まった
特にカーボンは見た目に変化がなくても、内部で劣化やねじれが進行していることも。
安心のための定期チェックも有効
- ゴルフショップで「振動数測定」や「トルク計測」を依頼すると、数値で劣化が確認できます。
- シャフトフィッティングを受け直すことで、現状にベストな選択肢もわかります。
ユーティリティシャフトの選び方|重量・硬さ・調子
ユーティリティは「つなぎの番手」としてスコアメイクに直結するクラブ。その性能を最大限に引き出すためには、自分に合ったシャフト選びが欠かせません。ここでは、重量・硬さ・調子の観点から選び方を解説します。
① シャフトの重量|ヘッドスピードに応じて選ぶ
- 70g前後の軽量タイプ:ヘッドスピードが38m/s以下の方におすすめ。振りやすく、高弾道が出やすい。
- 80〜90g台の中重量タイプ:中級〜上級者向け。操作性と飛距離のバランスが取れる。
- 100g以上の重量タイプ:アイアン感覚で打ちたい人や力に自信がある人に適している。
自分のアイアンやフェアウェイウッドの重量と流れを揃えることで、振り心地が安定しやすくなります。
② フレックス(硬さ)|スイングの安定性と弾道に影響
- R(レギュラー):非力な方、シニア層、女性にも◎。しなりを活かした高弾道。
- S(スティフ):平均的な体力・ヘッドスピード(40〜45m/s)に対応。
- X(エキストラ):パワー系ゴルファーや競技志向向け。打ち出しは低めで強弾道。
迷った場合は、自分が普段使っているアイアンのシャフトフレックスに合わせると違和感が少なくて済みます。
③ 調子(キックポイント)|弾道の高さと方向性に関与
- 先調子:球がつかまりやすく、高弾道。スライサーや高さが出にくい人向き。
- 中調子:バランス型で癖がなく、幅広い層に対応。
- 元調子:弾道が低く抑えられ、叩いても左に行きにくい。上級者やフッカー向け。
自分のミス傾向(スライス or フック、高すぎる or 低すぎる)を把握したうえで、調子の傾向を選ぶとスイングとの相性が良くなります。
ヘッドスピード別|おすすめユーティリティシャフト3選
ユーティリティシャフトは、自分のヘッドスピード(HS)に合ったモデルを選ぶことで、打球の安定性と飛距離アップが期待できます。以下に、HS別におすすめのシャフトを紹介します。
ヘッドスピード 〜38m/s:スイングに優しい軽量モデル
フジクラ MCH 70 R
- 軽量カーボン設計で扱いやすく、力のないゴルファーにも最適。
- 高弾道&つかまりやすさで、グリーンを狙いやすい球筋が打てる。
おすすめユーザー:シニア、女性、中級者で力に自信がない方。
ヘッドスピード 38〜43m/s:バランス重視の中重量帯
NS PRO モーダスGOST S
- モーダス105と相性◎、アイアンとの流れが作りやすい。
- ハイブリッド専用設計で、打ち出しの安定感が高い。
おすすめユーザー:中級〜上級者、モーダスユーザー、直進性重視の方。
ヘッドスピード 43m/s以上:叩けるパワーヒッター向け
Tour AD HY-85 X
- ハイブリッド用ながらしっかりした重量で、左を恐れず叩ける設計。
- 抜群の方向性と強弾道が魅力。
おすすめユーザー:HSが速く、ユーティリティでも操作性を求める競技志向の方。
アイアン・FWと揃える?シャフト流れを揃えるコツ
ユーティリティは、フェアウェイウッド(FW)とアイアンの中間的なクラブ。そのため、どちらの流れに近づけるかでシャフト選びも変わります。
「アイアンと同じ感覚」で揃えたい場合
- スチールシャフトやモーダスGOST系がおすすめ。
- スイングテンポやタイミングがアイアンと揃いやすく、違和感なく打てる。
- 特にモーダス105や120などを使用している人は、GOSTを選べば自然な流れに。
「フェアウェイウッド寄り」にしたい場合
- **カーボンシャフト(MCH・TourADなど)**を選ぶと、軽さやしなりを活かせる。
- ヘッドスピードが速くない方、やさしさ・高弾道を求める方に最適。
中間にしたい場合は?
- 75g前後のカーボンやGOST R〜Sあたりを選ぶと、アイアン・FWの中間に。
- ユーティリティの役割に合わせた「機能特化型」でセッティングできる。
アイアン・FWと揃える?シャフト流れを揃えるコツ
ユーティリティは、フェアウェイウッド(FW)とアイアンの中間的なクラブ。そのため、どちらの流れに近づけるかでシャフト選びも変わります。
「アイアンと同じ感覚」で揃えたい場合
- スチールシャフトやモーダスGOST系がおすすめ。
- スイングテンポやタイミングがアイアンと揃いやすく、違和感なく打てる。
- 特にモーダス105や120などを使用している人は、GOSTを選べば自然な流れに。
「フェアウェイウッド寄り」にしたい場合
- **カーボンシャフト(MCH・TourADなど)**を選ぶと、軽さやしなりを活かせる。
- ヘッドスピードが速くない方、やさしさ・高弾道を求める方に最適。
中間にしたい場合は?
- 75g前後のカーボンやGOST R〜Sあたりを選ぶと、アイアン・FWの中間に。
- ユーティリティの役割に合わせた「機能特化型」でセッティングできる。
プロのユーティリティシャフト事情|男子・女子ツアーから見る傾向
ユーティリティのシャフト選びに悩んだとき、プロの選択を参考にするのは非常に有効です。実際に男子プロ・女子プロでは、プレースタイルや体格によって明確な傾向が見られます。
男子プロに多いシャフト傾向
- モーダスGOSTやダイナミックゴールド系のスチールシャフトを使う選手が多い
- アイアンと同じ流れを重視し、操作性と方向性を優先
- ヘッドスピードが速いため、90g以上の重量シャフトを選択する傾向がある
例:モーダス105・115をアイアンで使う選手は、UTにもGOST SやXをセッティングするケースが多い
女子プロに多いシャフト傾向
- フジクラMCHやTourAD HYなどの中重量カーボン系が主流
- スチールだと重すぎることが多く、しなり戻りのスピードで飛距離を稼ぐ設計に
- シャフトの硬さはR~SR、重量は60~75g台が中心
例:クラブ全体を軽めにセッティングする選手が多く、UTにも適度にしなるカーボン系を選択
アマチュアへの示唆
- 男性アマチュアは「男子プロより軽く・柔らかめ」を意識して同系統の流れを構築
- 女性アマチュアは「女子プロと同等かやや軽め」が扱いやすい
シャフト重量・硬さの選び方|ヘッドスピード別おすすめ例
ユーティリティシャフトを選ぶうえで、ヘッドスピード(HS)に応じた重量と硬さのマッチングは非常に重要です。以下のガイドを参考に、自分に合ったスペックを見つけましょう。
ヘッドスピード 35〜39m/s(初心者〜女性)
- 推奨重量:60〜70g台(カーボン)
- 硬さの目安:R〜SR
- おすすめシャフト:
- フジクラ Air Speeder UT
- Tour AD HY-65
- USTマミヤ ATTAS FF(Rフレックス)
→ 軽量・高弾道設計で、ミート率を高めやすいシャフトを選ぶと安心。
ヘッドスピード 40〜43m/s(一般的なアマチュア男性)
- 推奨重量:70〜85g台
- 硬さの目安:SR〜S
- おすすめシャフト:
- フジクラ MCH70
- モーダスGOST(S)
- TourAD UT-85(SR)
→ アイアンとの流れを意識しながら、安定性と飛距離のバランスを取るのがポイント。
ヘッドスピード 44m/s以上(中上級者・ハードヒッター)
- 推奨重量:85g以上(スチール含む)
- 硬さの目安:S〜X
- おすすめシャフト:
- モーダス105/115(GOSTなどUT専用)
- ダイナミックゴールド95〜120(UT対応)
- Project X HZRDUS Black HY
→ スチールシャフトや剛性の高いカーボンで叩いても暴れにくいものを選びましょう。
失敗しないユーティリティシャフトの選び方|よくある後悔と対策
ユーティリティクラブは万能な一方、「なんとなく選んで失敗した…」という声も少なくありません。ここでは、ありがちな後悔パターンとその回避法を紹介します。
後悔①:アイアンやフェアウェイウッドとの流れがバラバラ
失敗例:
- アイアンはスチール(100g)なのに、ユーティリティはカーボンの軽量モデル(60g台)を選んでしまい、タイミングが合わない。
対策:
- **「前後のクラブとのバランスを意識」**することが大切。
- アイアンがスチールなら、ユーティリティも80g以上の重量帯を。
- アイアンがカーボンなら、UTもカーボンに揃えると自然な流れになります。
後悔②:シャフトの硬さが自分に合っていない
失敗例:
- 「飛びそうだから」とXシャフトを選んだが、振り切れず方向性が悪化。
対策:
- ヘッドスピードだけでなく、スイングテンポや体力も考慮すること。
- 硬すぎるとミスの幅が広がりやすいため、試打を通して体感するのがベスト。
後悔③:先調子 or 元調子で打感・弾道がしっくりこない
失敗例:
- 捕まりすぎるシャフトでフック連発。
- 弾道が浮かずにライナーばかり。
対策:
- 自分の**ミス傾向(右or左、弾道の高さ)**を把握し、それに応じて調子を選ぶ。
- スライサー→中〜先調子
- 左へのミスが多い→元調子系
プロが使用するユーティリティシャフトの人気モデル
ユーティリティ選びで迷ったときに参考になるのが、ツアープロの使用モデルです。彼らが選ぶシャフトは、パフォーマンスだけでなく信頼性や実績の証でもあります。
モーダス3 TOUR 105/120(日本シャフト)
特徴:
- アイアンにも使われる名シャフト。
- 適度なしなり感と操作性の高さが魅力。
- アイアンと同一シャフトにすることでスイングリズムを統一できる。
合う人:
- アイアンにモーダス105/120を使用しているプレーヤー
- コントロール重視でUTも「叩ける」仕様にしたい中上級者
ダイナミックゴールド 105/120(TRUE TEMPER)
特徴:
- 重量級の名門シリーズ。
- 弾道低めで、風に強い球を打ちたい方に好まれる。
- ツアープロでも「DG派」は非常に多い。
合う人:
- ダイナミックゴールドをアイアンに使っているゴルファー
- 弾道を抑えたい、ミート率を上げたい中上級者
Tour AD HY(グラファイトデザイン)
特徴:
- しなり戻りがスムーズなカーボンシャフト。
- 捕まりすぎず、方向安定性に優れる。
- 中元調子でしっかり振っても暴れにくい。
合う人:
- カーボン派の中〜上級者
- UTでも「狙っていける」フィーリングがほしい方
ツアーAD HY:初めてのカーボンシャフトなら安定性で選びたい
ツアーAD HYは、グラファイトデザインが展開するユーティリティ専用のカーボンシャフトです。中元調子設計で、インパクト時に余計な動きが少なく、ラインを狙いやすいのが特徴。初心者〜中級者にとっては、「左右に曲がりにくい」という安定感が最大の魅力で、ラフや傾斜地からのショットでもブレを最小限に抑えられます。
軽すぎない重量設計(70g〜80g台)で、スチールからの移行でも違和感が少ないのもポイント。特に、カーボンシャフトに慣れていないゴルファーでも「打ちやすい」と感じやすく、ユーティリティを“セカンドの武器”に変えてくれる一本です。方向性と球の高さ、両方のバランスを求める方に非常におすすめできるモデルです。
ーダスGOST:アイアン感覚で打ちたい人にピッタリの中重量スチール
モーダスGOST(Graphite On Steel Technology)は、ユーティリティ専用に設計されたスチール系ハイブリッドシャフトです。しなりと粘りを両立したモーダス独自のフィーリングを持ちながら、アイアンのようなタイミングで打てるのが最大の特徴。
「ユーティリティだけ飛びすぎて距離が合わない」という人や、「ウッド型ユーティリティだと振り遅れる」と感じる中上級者にも支持されています。特に、アイアンシャフトにモーダス105や115を使っている方なら、流れをそのまま活かせるセッティングがしやすいです。
また、重量は100g台とやや重めで、ダフリや引っかけを防ぎたいプレイヤーにもおすすめ。アイアンとの連動性を重視しつつも、シャフトのしなりをうまく使いたい方に最適な選択肢です。
NS PRO 950GH neo HYBRID:ミート率アップを狙う中級者に最適
「NS PRO 950GH neo HYBRID」は、アイアンで大定番の950GH neoをベースに開発されたユーティリティ専用モデル。軽量ながらしっかり感があり、ヘッドをぶれさせずにミート率を高めたい方に人気です。
特にヘッドスピード38〜42m/s前後のゴルファーが「ちょうどよく振り切れる」と感じやすく、打ち出し角も高め。つかまりも程よく、スライスやトップのミスを減らしたい人には大きな助けとなります。
シャフトのしなり戻りが素直なので、タイミングも取りやすく、アイアンと同じ感覚で使えるのもポイント。ユーティリティが苦手だったゴルファーが、このシャフトに替えて一気に使用率を上げたという実例も少なくありません。
コントロール性を重視しつつ、飛距離の底上げを狙いたい中級者におすすめの1本です。
VENTUS HB(ベンタスHB):直進性と低スピンを求める上級者に
「VENTUS HB」は、藤倉コンポジットの人気シリーズ「VENTUS」のユーティリティ専用設計モデルです。特に「ベロコア(VeloCore)」テクノロジーが搭載されたモデルは、ツアープロからの信頼も厚く、しなりすぎない安定感が魅力です。
このシャフトは、ヘッドスピードが速めでスイングが安定しているプレイヤーに適しており、余計なスピンが入りづらく、低く伸びる弾道を実現します。結果として、風に強い直進性の高い球が打ちやすくなるため、競技志向のゴルファーには特におすすめです。
また、インパクト時にしなり戻りが暴れないため、操作性も良好。フェースの芯に当たる確率が上がり、結果的に飛距離と方向性が安定します。5Wや3UTなど長めの番手でのミスが気になる上級者にとっては、安心して振り切れる武器になるはずです。
やや硬めのフィーリングなので、力のあるプレイヤーにこそ効果を発揮する、まさに“叩ける人向け”の1本です。
MCI 80/100(フジクラ):アイアン感覚を求める中上級者に
フジクラの「MCI(Metal Composite Iron)」シリーズは、カーボンと金属の複合設計により、スチールのような安定感と、カーボンならではの振りやすさを両立しています。中でも「MCI 80」や「MCI 100」は、ユーティリティにおける“アイアン感覚”を重視するゴルファーにぴったりの選択肢です。
スチールシャフトからの乗り換えでも違和感が少なく、手元側がしっかりしているため、タイミングが取りやすくスイングも安定。番手によってはアイアンセットとの流れを統一しやすく、番手間の飛距離ギャップが生まれにくいのも魅力です。
「MCI 80」は中調子で振り抜きやすく、ヘッドスピード40m/s前後のゴルファーに適正があります。一方「MCI 100」は、ややハードヒッター向け。しっかり目のシャフトを求めるプレイヤーにはこちらがおすすめです。
「スチール並みの精度を保ちつつ、軽量化したい」「打感の柔らかさもほしい」といった希望を叶えてくれる万能シャフトと言えるでしょう。
KBS TOUR HYBRID:アイアンとの重量フローを意識するなら
KBS TOUR HYBRIDは、アイアン用の名作シャフト「KBS TOURシリーズ」のフィーリングをそのままユーティリティに落とし込んだ設計で、「アイアンとの重量・振り感の流れを大切にしたい」というプレーヤーにとって理想的な選択です。
元々スチールアイアンを使っていて、ユーティリティだけカーボンにすると違和感がある…という方でも、このシャフトなら自然とつながりを感じることができます。重量帯も90g〜110gと、アイアンからスムーズに移行できるラインナップです。
打感はしっかり目で、「球を潰して打つ」イメージを持ちやすく、操作性に優れた設計。強弾道で風にも負けない球筋を生み出しやすいため、スコアをまとめたい競技志向のゴルファーや、セカンドショットの精度を求めるシングル層にも愛用者が多いです。
中調子で癖も少なく、ドロー・フェードの打ち分けもしやすい万能な一本。ユーティリティに“自分のスイングの軸”を求めるなら、選択肢に加える価値ありです。
N.S.PRO 950GH neo HYBRID:軽量スチール派にベストな橋渡し
N.S.PRO 950GH neo HYBRIDは、「軽量スチールアイアンからの流れを崩したくない」「カーボンでは軽すぎるし違和感がある」というゴルファーのために設計されたユーティリティ専用シャフトです。アイアンで950GH neoを使っている方には、まさにベストマッチな選択肢です。
重量は約98gと軽めながら、しっかりとした手元の剛性があり、振りやすさとタイミングの取りやすさを両立しています。しなり戻りのスピードが適度で、球が上がりすぎず、ライナー系の強い弾道を打ちやすいのが特徴です。
また、「アイアンとユーティリティでシャフトの感覚がまるで違う…」というよくある悩みを解消してくれる設計。全体のクラブバランスを整えたい中級者以上の方に最適です。
打感もスチールらしくソリッド。ユーティリティでも“芯を感じる打球感”を求める方にはうってつけのモデルです。特に方向性重視のプレーや、スチール慣れしたシニア層にも好相性。
TENSEI CK PRO ORANGE HYBRID:手元がしっかり、操作性重視の攻め系モデル
TENSEI CK PRO ORANGE HYBRIDは、「飛ばすだけじゃない、狙って止めたい」ゴルファー向けに設計された、操作性重視の中・上級者向けシャフトです。カーボンシャフトながら手元側の剛性が非常に高く、叩いてもヘッドが暴れず、ライン出しのようなコントロールショットに強みがあります。
特徴は、TENSEIシリーズ特有のマルチマテリアル構造。手元にカーボンケブラーを採用し、しなりすぎない剛性感と、タイミングのとりやすさを両立。先端はやや動く設計のため、ボールの上がりやすさも損なっていません。
「風に強い中弾道でラインを出したい」「アイアンの延長で打てるUTが欲しい」といった要求に応えてくれるモデルで、ヘッドスピードが40m/s以上のハードヒッターにも安心しておすすめできます。
競技志向のゴルファーや、フェースローテーションを抑えたいプレイヤー、アイアン型ユーティリティに装着するシャフトを探している方にも好相性です。
ATTAS EZ HY:とにかく「やさしい」を形にした超安定シャフト
ATTAS EZ HY(アッタス イージー ハイブリッド)は、その名の通り“イージー”をテーマにした、誰でもやさしく打てることを追求したユーティリティ専用シャフトです。特にアイアンよりもユーティリティが苦手という方、スライスやトップなどのミスが多い方に強くおすすめできるモデルです。
中調子設計でタイミングが取りやすく、しなり戻りもスムーズ。シャフト全体が均一にしなることで、過度なつかまりや暴れがなく、方向性・ミート率の安定に繋がります。また、シャフト自体のねじれ剛性もやや高めなので、ヘッドのブレも最小限に抑えられます。
重さのラインナップも豊富で、50g台から70g台まであり、スイングスピードやアイアンの重量帯に合わせて選びやすいのも魅力。特に軽量スチールユーザーからの移行にもスムーズに馴染みます。
「難しいクラブを簡単に使いたい」「軽く振って真っ直ぐ飛ばしたい」といったニーズにハマるシャフトで、初心者〜中級者にとってまさに救世主ともいえる存在です。
KBS TOUR HYBRID PROTOTYPE:アイアン感覚で攻められるツアー仕様のハイブリッドシャフト
KBS TOUR HYBRID PROTOTYPEは、「ユーティリティをもっとアイアンのように使いたい」と考える中〜上級者に支持されているスチール系ユーティリティシャフトです。プロや上級者のニーズに応えるために設計されたこのモデルは、アイアンからの流れを崩さずに、ユーティリティでも狙っていける操作性と正確性が最大の特長です。
スチールシャフトならではの安定感としなり戻りの正確性に加えて、KBS独自のテクノロジーにより、スピンコントロール性にも優れています。特に、ロングアイアンが苦手でユーティリティを多用するゴルファーにとって、このモデルは「飛距離」「操作性」「安心感」を兼ね備えた武器になります。
重量帯は90g台〜110g台とやや重め。モーダス105やダイナミックゴールド105〜120を使用しているアイアンとの相性が非常に良く、セッティング全体の流れを崩さず組み込める点もポイントです。
「軽すぎるカーボンでは物足りない」「でもDG系では重すぎる」といった中間層にとって、まさに絶妙なバランスで設計されたシャフトといえるでしょう。
✅記事まとめ|ユーティリティシャフトおすすめ
- ユーティリティシャフトは飛距離と方向性のバランスがカギ
→ カーボンは飛距離、スチールは安定性に優れる。 - 重量は70g台〜100g台まで幅広く選べる
→ 自分のアイアンセットとの流れを意識して選ぶのが失敗しないコツ。 - スチール派はモーダスやKBS TOURが人気
→ 特にモーダス105系との流れが良く、UTでもアイアン感覚で打てる。 - カーボン派はVENTUSやディアマナシリーズが人気
→ 叩いてもブレない剛性感があり、プロも多数愛用。 - モーダス105ユーザーには「NS PRO UT 105」や「MCI 100」が相性◎
→ 中調子系で切り返しもタイミングが取りやすい。 - アイアン型UTには重めスチール、ウッド型UTには軽めカーボンが合う傾向
→ クラブ形状によっても合うシャフトは異なる。 - シャフト選びに悩む人は、「現在使っているアイアンのシャフト」を基準に
→ 流れを統一することで、ミスの原因を減らせる。 - ヘッドスピードが遅めならR〜SRのカーボンがやさしい
→ スピンが入りやすく球が上がるのでUTの恩恵を受けやすい。 - 逆にHSが早い人は、トルクの少ない元調子系シャフトで暴れを防ごう
→ TOUR ADやVENTUS TR系がフィットしやすい。 - 中古でも優良シャフトが多く、コスパで選ぶのもアリ
→ 状態の良いリシャフト済みモデルは狙い目!