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Contents
- 1 ヘッドスピード38にぴったりのシャフト、選べていますか？
- 2 ヘッドスピード38とは？特徴と飛距離目安
- 3 ヘッドスピード38に合うシャフトの選び方
- 4 ヘッドスピード38に合うドライバー・アイアン用シャフト
- 5 ヘッドスピード別にみるシャフトの比較
- 6 ヘッドスピード38におすすめの具体的シャフトモデル
- 7 ヘッドスピード38に合うクラブセッティング事例
- 8 ヘッドスピード38におすすめのボールは？
- 9 まとめ｜ヘッドスピード38の武器になるシャフト戦略
- 10 ✅比較表｜ヘッドスピード別 シャフト対応早見表（ドライバー＆アイアン）
- 11 ✅おすすめシャフト一覧まとめ｜ヘッドスピード38m/s向けモデル
- 12 ✅記事まとめ
ヘッドスピード38にぴったりのシャフト、選べていますか？
ゴルフクラブを選ぶときに、「なんとなくRシャフトでいいか」と決めていませんか？
実は、ヘッドスピード38m/sというのはゴルファー全体の中でも意外と多いゾーンで、適切なシャフトを選べば飛距離も方向性も大きく改善します。
この記事では「ヘッドスピード38に合うシャフト」を軸に、ドライバー・アイアンのおすすめや、クラブセッティング、さらには飛距離アップに効くボール選びまで徹底解説。
女性ゴルファーやシニア層にも参考になる内容を、初心者にも分かりやすく紹介します。
「もっと飛ばしたい」「左右ブレを減らしたい」と感じているなら、あなたにピッタリのシャフトがきっと見つかりますよ。
ヘッドスピード38とは？特徴と飛距離目安
ヘッドスピード38で飛距離は？
ヘッドスピード38m/sというと、一般的には中級者の中でもややゆったり目のスイングスピードに該当します。この数値でのドライバー飛距離は、おおよそ190〜210ヤード程度が平均。ミート率が高く、インパクト効率が良ければ220ヤードも狙えますが、多くのゴルファーは200ヤード前後といったところでしょう。
この飛距離帯のゴルファーは、「もっと飛ばしたいけど、無理して力むと方向性が悪くなる」といった悩みを持ちがち。だからこそ、シャフト選びが重要です。シャフトのしなりや重量が合っていないと、ボールが上がらずキャリー不足になったり、逆に吹け上がって飛距離をロスすることも。
まずは自分の平均ヘッドスピードを把握した上で、シャフトやボール、クラブセッティングを最適化することが、飛距離アップの第一歩になります。
ドライバーのヘッドスピード38m/sで何ヤード飛ぶ？
ヘッドスピード38m/sのドライバー飛距離は、理論値としてはキャリーで約180〜190ヤード、ランを含めてトータル200ヤード前後が一般的です。ただし、これはスイングの軌道やミート率、ボールの反発性能などによっても大きく変わります。
たとえば、同じ38m/sでもミート率が1.4の人と1.48の人では飛距離に約10ヤードの差が出ます。また、スピン量が多すぎると打ち出し角が高くなりすぎて、前に進まず、逆に吹け上がってしまうことも。逆にスピンが少なすぎてもキャリーが伸びず、ラン頼みになるなど、バランスが大切です。
シャフトで最も影響するのは、ボール初速と打ち出し角。つまり、あなたに合ったシャフトを選ぶことで、無理に力まなくても最大飛距離を引き出せる可能性が高まるのです。
ヘッドスピード38は初心者・女性・シニアに多い？
はい、実際にゴルフ業界では、ヘッドスピード38m/s前後は女性ゴルファーの中・上級者、シニアの男性ゴルファー、男性初心者〜中級者に多く見られます。このヘッドスピード帯は、いわゆる「ややゆったり目で安定志向のゴルファー」が多いゾーンです。
この層は「飛ばすことよりも安定感を重視したい」「でももう少しキャリーを伸ばしたい」というニーズが強く、過剰に硬いシャフトを使うと飛距離も方向性も損してしまうケースが多いです。
また、ゴルフクラブ売り場でもSRフレックスや軽量モデルがこのゾーンの主力として多くラインナップされており、選択肢が多い反面、迷いやすいのも事実。この記事を通して、ご自身に合ったシャフトやクラブが分かれば、スコアもゴルフの楽しさも確実にアップしますよ。
ヘッドスピード38に合うシャフトの選び方
フレックス（硬さ）の選び方｜SR・Rどっちが合う？
ヘッドスピード38m/sのゴルファーにとって、最適なシャフトの硬さは「R（レギュラー）」か「SR（スティッフレギュラー）」が基本です。Rは柔らかめで、シャフトのしなりをしっかり感じたい人向け。一方でSRは少し硬めで、振り遅れを減らして方向性を安定させたい人に向いています。
自分がどちらを選ぶべきかは、スイングテンポや体の使い方でも変わってきます。たとえば、スイングがゆったりしていてタイミング重視のタイプならRが合いやすく、逆に切り返しが速くインパクトが強めの人はSRを選んだほうが打点が安定しやすいです。
最近ではSRの中でも軽量タイプや中調子設計のものもあり、RとSRの中間のような感覚で使えるモデルも増えています。試打ができるなら、RとSRの両方を試して、自分の打ちやすさを確かめるのがベストです。
重量とトルクの基準｜軽量シャフトが飛距離に有利？
ヘッドスピード38m/sのゴルファーには、40〜50g台の軽量シャフトが扱いやすいとされています。重量が軽くなると、振り抜きやすさが向上し、結果的にヘッドスピードそのものが上がるケースも多いです。これは特に女性やシニアゴルファーにとって大きなメリットです。
ただし、軽すぎるとヘッドの重みを感じにくくなったり、スイング軌道が安定しづらくなることも。重量の目安としては、ドライバーなら45〜55g、アイアンなら85〜100g程度を目安にするとバランスが良くなります。
一方、トルク（シャフトのねじれやすさ）にも注目しましょう。トルクが大きい（＝柔らかめ）のシャフトはボールが高く上がりやすく、つかまりやすい特徴があります。逆に、トルクが小さいと方向性は安定しますが、ある程度のスイングスピードが必要になります。
自分のスイングタイプや弾道の傾向に合わせて、重量とトルクのバランスを見極めることが、シャフト選びの成功のカギです。
キックポイントの違いとボールの高さへの影響
キックポイントとは、シャフトが最もしなる位置を指します。ヘッドスピード38m/s前後のゴルファーには「中調子」もしくは「先調子」タイプが合いやすい傾向があります。
中調子シャフトはシャフト全体が均等にしなるため、スイングのリズムを取りやすく、飛距離と方向性のバランスが良いのが特徴。先調子はインパクト時にシャフトの先端側がよくしなり、ボールを高く上げたい人やつかまりを良くしたい人に向いています。
一方で元調子のシャフトは、シャフトの根元側がしなる設計になっていて、ヘッドスピードが速めの人やハードヒッター向け。38m/sのゴルファーにとっては少しハードに感じることが多く、飛距離ロスやミスショットの原因になることも。
自分の弾道に満足していないなら、現在使っているシャフトのキックポイントを見直してみるのもおすすめ。ボールが上がりにくいなら先調子、高すぎるなら中調子に変えるだけで、弾道が大きく改善するケースもあります。
ヘッドスピード38に合うドライバー・アイアン用シャフト
ヘッドスピード38に合うドライバーシャフト
ドライバー用のシャフトを選ぶ際、ヘッドスピード38m/sに合う代表的なスペックは「SRフレックス」「重量45〜55g」「中調子〜先調子」といった条件が挙げられます。このゾーンでは、力みすぎずに振り切れる軽量モデルが特に相性が良いです。
おすすめモデルのひとつが「フジクラ スピーダーNX 40」シリーズ。軽量でしなり戻りが早く、ボールのつかまりが良いため、スライスに悩む方にもぴったり。また、「ツアーAD IZ」や「ディアマナ PD」のSRフレックスモデルも、適度なしなりと安定性を両立しています。
スイングテンポが速めな方にはやや張りのある「中元調子系」も選択肢に入りますが、基本的には中調子のSRが一番バランスが良いでしょう。軽量シャフトに不安を感じる方は50g台後半のモデルから試してみるのもアリです。
ヘッドスピード38に合うアイアンシャフト
アイアンでは、安定性と打感を重視するか、軽快な振り抜きを求めるかで選び方が分かれます。ヘッドスピード38m/sのゴルファーにとって王道なのは、「NS PRO 950GH neo」や「モーダス105」などの90〜105g帯のスチールシャフトです。
NS950GH neoはしなり戻りがマイルドで、ボールが上がりやすいのが特徴。飛距離だけでなく、グリーンを狙って止めたいゴルファーにも適しています。一方モーダス105はやや重量感があり、シャープなスイングテンポの方にフィットしやすい設計です。
もしクラブが重く感じて振り切れない場合は、カーボンシャフトに目を向けるのもアリ。たとえば「フジクラ MCI 80」や「NS PRO Zelos 7」などは軽量ながら安定感があり、非力な方や女性ゴルファーにも使いやすいでしょう。
SRシャフトのヘッドスピード帯とは？
SRシャフトは「スティッフ・レギュラー」とも呼ばれ、R（レギュラー）より少し硬く、S（スティッフ）よりも柔らかい中間スペックです。適正なヘッドスピード帯は概ね37〜42m/sとされており、ちょうど38m/s前後のゴルファーにピッタリの設定になっています。
SRは「少し振れるようになってきたけど、Sだとまだ硬く感じる…」という段階にちょうどいい硬さ。特に、柔らかいRシャフトだとタイミングが合わず、インパクトでフェースが閉じたり開いたりして安定しないという悩みを持つゴルファーにはおすすめです。
ただし、同じSRでもメーカーによってフィーリングが大きく異なります。たとえばツアーADのSRと、フジクラのSRではシャフトの挙動や重量バランスが異なるため、できれば実際に試打して「自分の感覚に合うSR」を選ぶのが理想です。
ヘッドスピード別にみるシャフトの比較
ヘッドスピード35に合うシャフトと比較
ヘッドスピード35m/sのゴルファーに適したシャフトは、Rフレックスまたは柔らかめのカーボンシャフトです。ドライバーなら40g台前半、アイアンならカーボンシャフトやZelos7など70g以下の超軽量スチールが候補になります。これは、ヘッドスピードが遅い人が無理なくスイングできるように、しなりが大きく、重すぎない設計になっているためです。
一方、38m/sではもう少し振れるパワーがあるため、シャフトのしなり過ぎがミスを招くことも。35m/s向けのシャフトだとボールがつかまりすぎたり、タイミングが合わずにプッシュや引っかけが出る可能性があります。
つまり、ヘッドスピードが35から38へ上がってきた人は、シャフトを見直す時期。軽すぎるクラブから、適度な重量と張りのあるモデルへステップアップすることで、スイングが安定し、結果的に飛距離も方向性も向上します。
ヘッドスピード40に合うシャフトと比較
ヘッドスピード40m/sになると、シャフト選びの方向性が一段階シフトします。このスピード帯ではSフレックス（スティッフ）を選ぶ人が増えてきて、シャフト重量も50〜60g台が中心になります。トルクもやや小さめのモデルが多く、方向性と弾道の低め安定を求めた設計が目立ちます。
一方で、38m/sのプレーヤーが40m/s向けのシャフトを使うと、「硬い」「重い」「つかまらない」といった症状が出やすく、飛距離が落ちたり、力んでスイングが崩れる原因になります。とくに先端剛性の強いモデルは、ヘッドスピードが不足するとフェースが開いて当たる傾向があります。
シャフトの世界ではたった2m/sの差でも、設計意図や使用感が大きく変わるもの。だからこそ、ヘッドスピード38の人には「38用」のジャストフィットシャフトを選ぶことが、スコアアップの近道になります。
ヘッドスピード40に合うシャフト（ドライバー）との違い
ドライバー用シャフトで見たとき、38m/sと40m/sの間には意外と大きな「壁」があります。40m/s向けのシャフトは、基本的に中・上級者モデルが多く、操作性や強い弾道を重視した設計になっています。代表例で言えば「ディアマナ PD」や「ツアーAD UB」のSフレックスあたりが該当します。
一方、38m/sではこれらのシャフトは“ややオーバースペック”。打ちこなすには相応のヘッドスピードと体力が必要で、スピンが減りすぎてキャリーが出なかったり、球が上がらなくなる危険性もあります。
このゾーンのゴルファーは、40m/sモデルの中でも「SRフレックス」で軽量帯を狙うのが現実的。特に先調子気味でボールがつかまりやすく、高弾道が打てる設計を選ぶと、38m/sのスイングでも十分な飛距離と安定感を得られるでしょう。
ヘッドスピード43でおすすめのシャフトとは？
ヘッドスピード43m/s以上のゴルファーになると、選ばれるシャフトは一気にハードスペック寄りになります。たとえばドライバーなら60g台のSフレックス、さらにはXフレックスを選ぶ人も出てきます。シャフトの剛性分布も先端・中間ともに強く、ミスヒットの許容度が低いぶん、正確性と操作性に特化したモデルが多くなります。
このスペック帯のシャフトは、しなりが少なく粘りがあり、打ち出し角は低め。球筋をコントロールしたい競技志向のプレーヤーに向いています。ただし、38m/sのゴルファーがこれを使うと、明らかに「棒のように感じる」可能性があり、ミート率が落ちてしまうことも。
このように、ヘッドスピードが43近い人と38の人では、クラブに求められる性能や選び方が根本的に異なります。無理に上級者向けシャフトを使うのではなく、「自分のスイングに合ったスペック」を選ぶことが、結果的に一番飛ばせる道なのです。
ヘッドスピード38におすすめの具体的シャフトモデル
ドライバー向け｜Speeder NX 40、Diamana ZFなど
ヘッドスピード38m/sのドライバー用シャフトでおすすめなのが、「Speeder NX 40（フジクラ）」です。軽量ながらシャフト全体のしなりがスムーズで、タイミングが取りやすい設計。高弾道でつかまりも良く、スライスしやすい方や非力なゴルファーにも扱いやすいモデルです。
もうひとつの注目は「Diamana ZF（三菱ケミカル）SRフレックス」。中調子寄りでクセがなく、飛距離と方向性をバランスよく両立。特にしっかり目に振りたいけど硬すぎるのは不安、という中間層に人気です。
また、「ツアーAD IZ（グラファイトデザイン）」も、程よい先中調子でつかまりが良く、ミスの許容度も高いモデル。シャフト全体の動きが分かりやすく、スイングのリズムを整えたい方にぴったりです。
これらのモデルはいずれも「SRフレックス＋50g台」が基本で、38m/sのスイングにフィットしやすい仕様。重量やしなり戻りの速さを確認しつつ、自分のスイング傾向に合うものを選ぶのがポイントです。
アイアン向け｜NS950GH、モーダス105など
アイアン用のシャフトなら、「NS PRO 950GH neo」はヘッドスピード38m/sの定番モデル。90g台の軽量スチールで、振り抜きやすく、高弾道でグリーンを狙いやすい特性が魅力です。ミスにも強く、方向性も安定しており、幅広いゴルファーから信頼を集めています。
もう一つの人気モデルが「モーダス105」。やや重量がありますが、しっかりした打感と低スピンの強弾道が特徴。切り返しが速めのスイングにも合いやすく、操作性を求める人におすすめ。特に中〜上級者のステップアップ用として選ばれることが多いです。
もし、アイアンでももっと軽くしたい場合には「Zelos7」など70g前後の軽量スチールや、「MCI 80」などのカーボンシャフトも選択肢に入ります。特に非力な方や女性は、軽量カーボンを使うことでスイングテンポが整い、ミスも減りやすくなります。
重量・フレックス・しなり方の3点を基準に、無理なく振れるアイアンシャフトを選ぶことが、安定したスコアへの近道です。
中古シャフト選びの注意点
コスパを重視する方には中古シャフトの選択も魅力的ですが、選ぶ際はいくつかの注意点があります。まず重要なのは「カットされていないか」を確認すること。中古クラブでは、シャフトの長さを調整してある場合があり、それによって振動数やフレックス感が変わってしまうため、スペック表記だけを信用するのは危険です。
次に確認すべきは「スリーブの互換性」。ドライバー用の中古シャフトには各メーカーのスリーブが装着されていますが、自分のヘッドに合わないとそのまま装着できません。事前にスリーブの種類や取り付け可否をチェックしておくことが必要です。
さらに、使用歴や状態も重要。外見が綺麗でも、内部が劣化している可能性もあります。できれば中古ショップや試打が可能な店舗で、実際に振ってみるのが理想です。
安く良いシャフトを手に入れるチャンスでもある中古市場ですが、落とし穴もあるため「実物確認」「長さ」「スリーブ」の3点を忘れずチェックしましょう。
ヘッドスピード38に合うクラブセッティング事例
ユーティリティやハイブリッドの活用法
ヘッドスピード38m/sのゴルファーにとって、ユーティリティ（ハイブリッド）はクラブセッティングの中でも重要な存在です。なぜなら、このヘッドスピード帯ではロングアイアンの扱いが難しくなりやすく、ミスが出やすいためです。
たとえば、4番アイアンの代わりに22〜24度のユーティリティを入れることで、ボールの上がりやすさやミート率が格段に向上します。ヘッドスピードが速くなくてもキャリーで170〜180ヤードを狙えるため、パーオンの確率も上がります。
おすすめは、つかまりの良いシャロー型ヘッド＋軽めのSRカーボンシャフト。ボールが上がりやすく、左右へのブレも抑えられます。シャフトは「MCI 70〜80」や「NS PRO ZELOS 7」など軽量でしなりやすいものがベスト。
クラブセッティング全体の流れとしては、ロングアイアンを抜いてユーティリティを2〜3本入れることで、飛距離の階段がスムーズになります。無理して難しいクラブを使うより、自分のスイングに合うユーティリティで安定したプレーを目指しましょう。
ウェッジ・ショートアイアンの組み合わせ
ヘッドスピード38m/sのゴルファーがミスしやすいのが、100ヤード以内のショートゲーム。特に、ウェッジとショートアイアンのセッティングがバラバラだと、距離の階段が崩れたり、打ち方に違和感が出てしまうことがあります。
理想は、ピッチングウェッジからサンドウェッジまで、同じシャフト・同じ重量帯で統一すること。たとえばNS950GH neoのアイアンを使っているなら、同じ950GHのウェッジシャフトを選ぶことで、振り心地の差が減り、距離感が合いやすくなります。
また、ヘッドスピードがそれほど速くない人は、58度以上のロブウェッジよりも、52度や56度といった基本的なウェッジを重視する方が得策。ロフトが立っているほどスピンがかけやすく、しっかりミートできればピタッと止まる球も打てます。
さらに、バンス角にも注目しましょう。バンスが多めのモデルは芝の抜けがよく、ダフリにも強くなります。ショートゲームでの安定感を求めるなら、「やさしい設計のウェッジ×軽めのスチールシャフト」が安心です。
女性ゴルファー向けのセッティング提案
女性ゴルファーでヘッドスピード38m/sを出せる方は、平均よりもややパワーのある中〜上級者タイプ。ただし、女性の体力や筋力を考慮すると、クラブ全体を軽め・やさしめにセッティングしておくことが長くゴルフを楽しむ秘訣です。
まずドライバーは、SRまたはRの軽量カーボンシャフトがおすすめ。45g前後の軽量設計で、先調子寄りのモデルにすると、ボールが自然と上がり、つかまりもよくなります。例えば「Speeder NX 40」「Air Speeder」などが候補です。
アイアンは、NS PRO Zelos 7やカーボン製の「MCI 60〜70」が人気。軽くても芯に当たりやすく、ヘッドスピードを落とさずにスイングできる設計が特徴です。ロングアイアンは抜いて、ユーティリティを2〜3本入れるとプレーが安定します。
パター以外はすべて軽量で揃えることで、体に負担をかけず、再現性の高いスイングが可能になります。クラブセッティングを見直すだけで、飛距離も方向性も改善され、ゴルフがもっと楽しくなりますよ。
ヘッドスピード38におすすめのボールは？
ヘッドスピード38で一番飛ぶボールは？
ヘッドスピード38m/sのゴルファーにとって「飛ぶボール」とは、初速が出やすく、なおかつスピン量が適正なボールを指します。単に硬いボールを選べば飛ぶというわけではなく、自分のスイングスピードに合った“コンプレッション（硬さ）”のものを選ぶことが重要です。
このヘッドスピード帯で特に人気が高いのは、ブリヂストンの「ツアーB JGR」やキャロウェイの「ERC ソフト」。どちらもソフトな打感でしっかり初速が出て、なおかつ低スピンでキャリーとランをバランス良く稼げるのが魅力です。
他にも、タイトリストの「トゥルーフィール」やスリクソンの「ディスタンス」などもコスパ良く飛距離を伸ばせるボールとして定評があります。共通しているのは“ソフトフィーリング”と“低〜中スピン”であること。
逆に、プロモデルのような高コンプレッションのツアーボールは、ヘッドスピードが足りないと十分に変形せず、結果として飛距離が出ない可能性があるので注意が必要です。
ディスタンス系 vs スピン系の選び方
ゴルフボールには大きく分けて「ディスタンス系」と「スピン系」の2種類があります。ヘッドスピード38m/s前後のゴルファーにとっては、基本的に「ディスタンス系」のボールが相性良好です。なぜなら、スイングスピードが速くない分、余計なスピンがかかることで飛距離をロスしてしまうからです。
ディスタンス系のボールは、スピン量を抑えてボール初速を上げる設計になっているため、直進性が高くランも出やすいのが特徴です。「JGR」「TOURSTAGE V10」「XXIO UX-AERO」などは代表的な例で、特にドライバーでの飛距離に違いが出やすくなります。
一方で、「スピン系」はグリーン周りの止まりやアプローチのコントロールに優れていますが、スイングスピードが足りないとスピンが過剰になり、キャリー不足になってしまうことも。スコアメイクを重視する上級者であれば使いこなせますが、飛距離を求めるなら注意が必要です。
選び方としては、まずディスタンス系で飛距離を安定させ、グリーン周りに不満があればスピン系に段階的にシフトしていくのがおすすめです。最近は「ソフトスピン系」と呼ばれる中間タイプも増えており、自分の悩みに合わせて調整しやすくなっています。
まとめ｜ヘッドスピード38の武器になるシャフト戦略
自分の打ち方に合ったシャフトを選ぶ重要性
シャフト選びは「ヘッドスピードだけで決めるもの」と思われがちですが、実際はそれだけでは足りません。大切なのは、あなたのスイングテンポ・切り返しの強さ・弾道の傾向なども含めて、総合的に合うシャフトを選ぶことです。
同じヘッドスピード38m/sでも、ゆったり振る人と鋭く振り抜く人では、合うシャフトが違います。たとえばテンポが速めならSRの中調子や先中調子、ゆっくり目ならRフレックスの先調子といった具合です。
また、シャフトのしなり感が合っていないと、ミート率が落ちたり、タイミングが狂ってミスが増える原因に。逆に、ピタッと合うシャフトが見つかると、無理なく振れて自然とスコアアップにつながることも多いです。
ヘッドスピード38という絶妙なゾーンのゴルファーこそ、細かい部分まで気にしてセッティングすることで、一気にステージアップできますよ。
ミスを減らすクラブ・ボールの組み合わせ
ゴルフは「飛ばす」こと以上に、「ミスを減らす」ことがスコアに直結します。ヘッドスピード38m/sのゴルファーが上達するには、シャフト・クラブ・ボールをそれぞれバラバラに考えるのではなく、一つの“組み合わせ”として最適化していくことが大切です。
たとえば、スライスしやすいなら先調子シャフト×つかまりやすいボール。球が上がらないなら軽量中調子シャフト×高打ち出し系のボール。といった具合に、自分の球筋や弱点を補える組み合わせを探ることで、スコアは大きく変わってきます。
クラブではユーティリティを増やす、軽量シャフトにする、ボールではディスタンス系を選ぶなど、少しの工夫で「飛ばない」「曲がる」といった悩みが解消されることも。逆に、無理して上級者向けのクラブを使うと、飛距離も安定感も損する可能性が高いです。
ゴルフにおいて“道具に合わせる”のではなく、“自分に合った道具を選ぶ”ことが最も大切な戦略。ヘッドスピード38というちょうど中間的なゾーンにいる今こそ、自分にベストなセッティングを見つけて、ワンランク上のプレーを目指しましょう。
✅比較表｜ヘッドスピード別 シャフト対応早見表（ドライバー＆アイアン）
| ヘッドスピード | 推奨フレックス | ドライバー重量目安 | アイアン重量目安 | 特徴・傾向 |
|---|---|---|---|---|
| 〜35m/s | R 〜 L | 35g〜45g（先調子） | 〜80g（カーボン） | 非力向け・女性・初心者が多い。高弾道でやさしさ重視。 |
| 36〜38m/s | R〜SR | 45g〜55g（中〜先調子） | 85g〜95g（軽量スチール or カーボン） | 方向性と飛距離のバランスをとりやすいゾーン。 |
| 39〜41m/s | SR〜S | 50g〜60g（中調子） | 95g〜105g（スチール） | 安定性と弾道の強さが求められる。やや上級者寄り。 |
| 42〜43m/s | S〜X | 60g〜70g（元〜中調子） | 105g〜120g（重量級スチール） | 操作性・低スピン・強弾道モデルが主流。 |
| 44m/s〜 | X〜TX | 70g〜80g以上 | 120g〜130g超 | ハードヒッター向け。飛距離よりも精度と操作性優先。 |
※目安です。スイングテンポや体格によって個人差があります。
✅おすすめシャフト一覧まとめ｜ヘッドスピード38m/s向けモデル
● ドライバー向け
| シャフト名 | 重量帯 | 調子 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Speeder NX 40 | 約45g | 中調子 | 軽量でつかまりが良く、高弾道が打ちやすい。 |
| Diamana ZF SR | 約50g | 中元調子 | 方向性と操作性を両立。ややしっかり目。 |
| ツアーAD IZ SR | 約50g | 先中調子 | 初速が出やすく、シャフトのしなりが体感しやすい。 |
| Air Speeder R/SR | 約35〜40g | 先調子 | 非力な方や女性にもおすすめの超軽量モデル。 |
● アイアン向け
| シャフト名 | 重量帯 | 種類 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| NS PRO 950GH neo | 約98g | スチール | 高弾道でミスに強く、オールラウンダー。 |
| モーダス105 | 約106g | スチール | やや重めでしっかり感がある。操作性も◎。 |
| Zelos 7 | 約75g | 軽量スチール | 非力でも振り切りやすく、飛距離が出しやすい。 |
| MCI 80（フジクラ） | 約85g | カーボン | 打感が柔らかく、弾道が安定しやすい設計。 |
✅記事まとめ
- ヘッドスピード38m/sの平均的なドライバー飛距離は約200ヤード前後です。
- シャフトの硬さはR〜SRが目安で、スイングテンポに合わせて選ぶことが大切です。
- 軽量かつ中〜先調子のドライバーシャフトが、飛距離と方向性を両立できます。
- アイアンにはNS950GH neoやモーダス105が相性良く、打ちやすさと操作性を兼備します。
- SRシャフトは38〜42m/sのプレーヤーに最適な中間スペックです。
- 35m/sや40m/sのシャフトと比較して、38m/sには適度な柔らかさと軽さが必要です。
- ユーティリティを活用することで、ロングアイアンの代用になりスコアも安定します。
- ウェッジやアイアンはシャフトを統一すると、距離感が揃いやすくミスが減ります。
- 飛距離を伸ばしたいなら、ソフトなディスタンス系ボールが効果的です。
- 自分に合ったシャフト・クラブ・ボールを組み合わせることで、最大のパフォーマンスが発揮されます。
