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テーラーメイドの「ステルス2プラスドライバー」は、シリーズの中でもっともハードヒッター向けとされるモデルです。
飛距離性能の高さで注目を集める一方、「扱いが難しい」「自分には合わなかった」という声も多く、どんな人にフィットするのかが気になるところですよね。
この記事では、「ステルス2プラス ドライバーが合う人」をテーマに、スイングタイプ・ヘッドスピード・弾道傾向などの観点から詳しく解説します。
また、無印モデル「ステルス2」との違いを比較しながら、どちらを選ぶべきかの判断ポイントも紹介。
さらに、プロ使用例やシャフト相性、打ち出し特性の分析まで徹底的に掘り下げます。
「ステルス2プラスを使いこなせるのはどんなゴルファーか？」を、実際の使用感を交えてわかりやすく解説しますので、購入を迷っている方はぜひ参考にしてください。
Contents
ステルス2 プラス ドライバーが合う人とは？
＼玄人向けの設計／
テイラーメイド ステルス２プラス
ステルス2プラスは、テーラーメイドの中でも上級者・ハードヒッター向けに設計されたドライバーです。
その最大の特徴は「低スピン・浅重心・高初速」。つまり、ボールを強く前に押し出すような“棒球の弾道”が出やすく、飛距離のポテンシャルが非常に高いモデルです。
ただし、この設計は「自分のスイングでボールをつかまえられる」プレイヤーにこそ真価を発揮します。
インパクトの打点が安定している人、スイング軌道が一定の人であれば、ステルス2プラスは爆発的な飛距離を生み出す可能性があります。
一方で、フェースターンが苦手なスライサーや、ヘッドスピードが40m/sを下回る人にとっては、ボールが上がりにくく飛距離が出にくいと感じる場合もあります。
つまり、ステルス2プラスが合うのは、
- ヘッドスピード42m/s以上の中〜上級者
- スピン量を抑えて中・低弾道で攻めたい人
- 左へのミスを減らしたいフェードヒッター
- 弾道をコントロールして狙いたい競技志向のプレイヤー
といったタイプのゴルファーです。
ステルス2プラスは、クラブに助けてもらうというよりも、自分のスイングで打ち分ける「操る系ドライバー」。しっかり振れて、芯でとらえる自信のあるゴルファーにこそ、その真価を発揮します。
＼高性能／
ヘッドスピード測定器
ステルス2プラスが難しいと感じる理由
ステルス2プラスは確かに飛距離性能に優れていますが、同時に「難しい」と感じる人が多いモデルでもあります。
その理由は、重心設計・スピン量・操作性の3つにあります。
ミスヒットにシビアな浅重心設計
ステルス2プラスは浅重心でエネルギーを前方に集める設計になっています。
この構造により、芯で捉えたときは圧倒的な初速と強弾道が得られますが、スイートスポットが狭めのため少し打点がズレるだけで飛距離ロスや方向のブレが大きくなります。
「少しミスしただけで飛ばない」「右や左に暴れる」と感じる人が多いのはこのためです。
つまり、ステルス2プラスはミスへの許容性が低く、打点の安定性が求められるクラブです。
低スピンゆえにボールが上がりにくい
ステルス2プラスはスピン量を極力抑えた設計になっており、吹け上がりを防ぎつつ強い弾道を生み出すのが特徴です。
ただし、ヘッドスピードが40m/s未満のゴルファーでは打ち出し角が足りず、キャリーが伸びにくいことがあります。
「打感は良いのに思ったほど飛ばない」「球が上がらない」と感じるケースの多くはこの低スピン設計が原因です。
ヘッドスピードやインパクトロフトが十分でないと、性能を引き出しきれないのです。
クラブの“助け”が少ない
ステルス2プラスはつかまりすぎないヘッド挙動で、可変ウェイトによる調整も可能ですが、もともとの性格は操作性重視。
クラブが自動的にボールをつかまえてくれるタイプではなく、プレイヤー自身のスイングで弾道を作るクラブです。
そのため、スイング軌道が安定していない人や、クラブに助けてほしいタイプのゴルファーにはやや扱いづらく感じられるでしょう。
飛ばせる人には最高、そうでない人には難しい
ステルス2プラスはヘッドスピードが速く、芯でしっかり捉えられるゴルファーにとっては最強の武器になります。
しかし、打点のブレやスピン量の管理が苦手な人にとっては、「飛ばない」「曲がる」と感じやすいのも事実です。
言い換えれば、ステルス2プラスは“上級者のための飛ばせるドライバー”。
技術が伴えばこれほど頼もしい一本はありませんが、やさしさを求める人にはステルス2（無印）のほうが合う場合もあります。
ステルス2とステルス2プラスの違い・飛距離比較
ステルス2とステルス2プラスには、設計思想そのものに明確な差があります。
どちらもカーボンフェースを採用した高初速モデルですが、目的がまったく異なるため、合う人も変わってきます。
| 比較項目 | ステルス2プラス | ステルス2（無印） |
|---|---|---|
| 対象ゴルファー | 中〜上級者 ハードヒッター | 初心者〜中級者 安定志向 |
| スピン量 | 低スピンで吹け上がり を抑える | 中〜高スピンで キャリーが出やすい |
| 弾道の高さ | 中〜低弾道。 風に強く、伸びる球筋 | 高弾道。 ボールが上がりやすい |
| 寛容性 （ミスの許容度） | 低い。芯を外すと 飛距離ロスが大きい | 高い。打点ブレにも 強く安定する |
| 打感・打音 | やや硬めで弾き感が強い | 柔らかめで心地よい打感 |
| 操作性 | 高い。弾道をコントロール しやすい | 低め。真っすぐ安定して 飛ばしやすい |
| 重心設計 | 浅重心・低スピン・ 前重心寄り | 深重心・高慣性モーメント で安定 |
| 可変ウェイト | 搭載（弾道調整が可能） | なし（シンプルな構造） |
| 最大飛距離性能 | 芯でとらえた時の 飛距離は圧倒的 | 平均飛距離の安定感が高い |
| ヘッドスピード 目安 | 42m/s以上 | 38〜44m/s程度 |
| おすすめタイプ | 叩いて飛ばしたい フェード系プレイヤー | スライスを抑えたい つかまり重視派 |
スピン量と弾道の違い
ステルス2プラスは「低スピン・中低弾道」が特徴です。
浅重心設計により吹け上がりを抑え、強く前へ伸びる弾道を実現します。
一方で、ステルス2（無印）は高弾道でスピンが入りやすく、キャリーを稼ぎやすいのが特長。
ボールが上がりやすく、ヘッドスピードがそこまで速くない人でも安定した高さを出せます。
つまり、プラス＝強弾道で風に強い球／無印＝高弾道でキャリー重視という違いがあります。
寛容性（やさしさ）の違い
ステルス2プラスはミスヒットにやや厳しく、芯を外すと飛距離ロスや方向のブレが出やすいモデルです。
逆にステルス2は慣性モーメントが高く、フェースのどこに当たっても一定の飛距離を維持しやすい設計。
安定性を重視したい人にはステルス2が圧倒的に扱いやすいです。
操作性の違い
ステルス2プラスはソールに可変ウェイトを搭載しており、ドロー・フェードの調整がしやすい仕様。
弾道を自分でコントロールしたい上級者に向いています。
一方で、ステルス2はクラブが自動的につかまえてくれる設計のため、真っすぐ飛ばしたい人や初心者にも安心。
飛距離の比較
芯でとらえたショットではステルス2プラスが明確に上です。
スピン量が抑えられ、強いライナー性の弾道でキャリー＋ランの合計が伸びやすくなります。
ただし、打点がブレると飛距離が一気に落ちるため、安定した平均飛距離で見るとステルス2（無印）のほうが上回るケースもあります。
どちらを選ぶべきか
ヘッドスピードが42m/s以上あり、弾道を自分でコントロールしたい人はステルス2プラスがおすすめです。
一方で、スライスを減らしたい人や「クラブに助けてもらいたい」と感じる人にはステルス2（無印）が最適。
ステルス2プラスは「叩ける人が使うと爆発的に飛ぶ」モデル、ステルス2は「誰でも安定して飛ばせる」万能型モデルです。
ヘッドスピード・シャフトとの相性で選ぶ
ステルス2 プラス ヘッドスピード目安
ステルス2プラスの推奨ヘッドスピードは42m/s以上が基準とされています。
このモデルは低スピン・浅重心の設計が特徴のため、ある程度のパワーがないとボールが上がらず、「飛ばない」と感じる可能性があるのです。
逆に、十分なヘッドスピードがあれば、強いライナー性の弾道でキャリー＋ランを伸ばせるため、飛距離の最大化が狙えるモデルといえます。
特に、吹き上がりで損しているタイプのゴルファーにとっては、ステルス2プラスの“抑えられたスピン量”がプラスに働きます。
たとえば、ヘッドスピードがあるのに高スピンでキャリーが伸び悩んでいる人や、風に弱い球筋に悩む人にとっては、大きな改善が期待できるでしょう。
また、フェード系の球筋を安定させたい人にも向いており、左へのミスを極力減らしたい上級者にも人気です。
重心距離が長めなのでヘッドの動きがゆったりしており、振った通りの方向に飛びやすいのも魅力のひとつ。
要は、ステルス2プラスは“飛ばせる準備ができている人”が使えば、驚くほどのポテンシャルを発揮してくれる一本です。
ステルス2プラスドライバーに合うシャフト
ステルス2プラスドライバーに合うシャフトを選ぶ際のポイントは、「低スピン・中弾道・叩ける系」であることです。
このドライバー自体が浅重心・低スピン設計なので、シャフトもそれを活かせる挙動でなければなりません。
特に、先端剛性が高めでヘッドのブレを抑えてくれるモデルが相性抜群です。
TENSEI Pro White 1Kシリーズ｜しっかり叩きたい方に
＼ハードヒッター向け／
TENSEI Pro White 1K
先端剛性が非常に高く、インパクト時のヘッドブレを抑えるシャフトです。
スピン量を減らして吹け上がりを防ぎ、強い中弾道を打ちたいゴルファーに最適。
ステルス2プラスの浅重心ヘッドとの相性が良く、ハードヒッターでも暴れにくく安定した弾道を実現します。
VENTUS BLACKシリーズ｜ヘッドスピードが速い方に
＼ハードヒッター向けに開発／
ベンタス ブラック
ツアープロにも愛用者が多く、「叩いても暴れない」安定性の高さが特徴です。
全体的に硬めの設計で、ヘッドスピードが45m/s以上あるプレイヤーでも安心して振り抜けます。
低スピンで直進性が高く、フェードヒッターや風に強い弾道を求める方におすすめです。
Tour AD DI｜操作性とフィーリングを重視する方に
＼飛距離性能と安定性を求める方に／
TOUR AD DI
Tour AD DIは中調子で、程よいしなり感とタイミングの取りやすさが魅力。
操作性と安定感のバランスが良く、フェード系を安定させたい人やドローを抑えたい人に向いています。
「叩けるけどしなりも感じたい」プレイヤーにぴったりの万能タイプです。
シャフト選びは、単にスペックだけでなく自分のスイングテンポや球筋の傾向をしっかり把握することが重要です。ステルス2プラスは性能が高い分、シャフトとの相性が飛距離と方向性を大きく左右します。
実際の評価・使用プロの声
ステルス2 プラス ドライバー 評価
ステルス2 プラス ドライバーの評価は、「飛距離性能の高さ」と「操作性の良さ」が際立っており、上級者を中心に高く評価されています。
特に、打点が安定しているプレイヤーにとっては、低スピン・強弾道の性能が最大限に活き、棒球のようなライナーで飛ばせるのが最大の魅力です。
「左へのミスが出にくい」
「フェードが打ちやすい」
「吹け上がりが抑えられる」
といった声が多く、競技志向のゴルファーからは「意図した通りの球筋が打てる」との高評価も。
一方で、
「やさしさが少ない」
「芯を外すと飛距離がガクッと落ちる」
といったコメントも見られます。
つまり、合う人には手放せない1本になりますが、合わない人にとっては“扱いづらいクラブ”という印象になることも。
評価は高いが「使いこなせるか」が鍵となるモデル、それがステルス2 プラス ドライバーです。
ステルス2プラス 使用プロの傾向
ステルス2プラスはPGAツアーや国内男子ツアーを中心に、多くのプロ選手に採用されています。
特に、ヘッドスピードが速く、自分のスイングで球筋をしっかりコントロールしたいタイプの選手が選ぶ傾向が強いです。
たとえば、ローリー・マキロイやタイガー・ウッズなど、フェードを基調に組み立てるプロが使用しており、「左を排除したい」「操作性を重視したい」といった目的がはっきりしている選手に好まれています。
国内でも、男子ツアーの飛ばし屋やアイアンにこだわる選手を中心に支持されています。
重心調整可能なウェイト搭載モデルであることも、プロが好む理由のひとつ。
細かなチューニングが可能なため、ラウンドやコースセッティングに応じた微調整がしやすく、ハイレベルな試合にも対応できる懐の深さが魅力です。
つまり、ステルス2プラスは“プロ仕様の完成度”を求めるゴルファーに向いたクラブだと言えるでしょう。
記事まとめ
- ステルス2はやさしさ重視で、初心者〜中級者向けに設計されている。
- ステルス2プラスは中〜上級者向けで、操作性と低スピン弾道が特長。
- ステルス2プラスが合うのは、ヘッドスピード42m/s以上で叩ける人。
- 最大飛距離ではステルス2プラスが優れるが、安定感ではステルス2。
- ステルス2プラスは芯を外すと飛ばないため、ミス許容性が低い。
- ヘッドスピードが足りないと、ステルス2プラスは球が上がりにくい。
- ステルス2プラスに合うのは、低スピン・中元調子系のシャフト。
- ステルス2プラスの評価は高いが、使いこなすには技術が必要。
- ステルス2プラスはPGAツアー選手にも愛用者が多く、プロ仕様の完成度。
- ステルス2の評価が分かれるのは“つかまりすぎ”が原因になりやすい。
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