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「ツアーAD DI 6Sって、自分のヘッドスピードでも使えるのかな…?」
こんな疑問を持ったことはありませんか?
ツアーAD DIは、グラファイトデザイン社の中でもロングセラーかつ名器とされる中調子シャフト。特に「DI 6S」は、操作性としっかり感のバランスが絶妙で、上級者はもちろん中級者にも人気があります。
ですが、いざ使ってみると「思ったより飛ばない」「スライスしやすい」と感じる人も少なくありません。その原因の多くは、ヘッドスピードとのミスマッチです。
この記事では、「ツアーAD DI 6S ヘッドスピード」に注目しながら、適正な使用条件、合う人の特徴、そして他モデルとの比較まで、徹底的に解説していきます。
「DI 6Sを使いこなしたい」「失敗しないシャフト選びがしたい」という方に、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容です。
Contents
H2:ツアーAD DI 6Sの特徴と適正ヘッドスピード
H3:ツアーAD DI 6Sのスペックと設計意図
ツアーAD DI 6Sは、重量約65g前後、トルク3.3程度、中調子に分類されるカーボンシャフトです。DI(Deep Impact)の名の通り、インパクトの強さと操作性の両立がコンセプト。しなり戻りのキレが速く、弾道をイメージ通りに打ち出せる点が大きな特徴です。
先端剛性は比較的高く、インパクトゾーンでフェースを安定させやすい設計。これにより、ラインを出しやすく、狙った場所に打ち出す精度を求めるゴルファーにマッチします。
ただし、しなりを活かせないと飛距離が伸びづらく、合わない人が使うと「硬い」「上がらない」と感じることもあります。つまり、シャフトの性能を活かすにはスイングタイプやヘッドスピードが合っているかどうかがカギになるのです。
H3:ツアーAD DI 6Sに合うヘッドスピードとは?
ツアーAD DI 6Sに適したヘッドスピードの目安は、43〜47m/s程度とされています。つまり、一般的なアマチュアゴルファーの中でも、ある程度のパワーとスイングスピードがある中・上級者向けのシャフトと言えます。
このシャフトは中調子ながら、先端がしっかりしているため、「インパクトでしなり戻りを感じたい」「振り切っても暴れにくい」という特性を活かすには、ある程度のヘッドスピードが必要です。
たとえば、ヘッドスピードが40m/s前後の方が使うと、
・球が上がりにくい
・フェード系のミスが出やすい
・振り切っても飛距離が出ない
といった現象が起こりやすくなります。
一方、45m/s前後のプレーヤーであれば、DI 6Sの直進性や低スピン性能をしっかりと活かせるため、強弾道で飛ばすことが可能です。
なお、ヘッドの重心位置やスイングテンポにもよって合う・合わないが変わるため、「振り心地が硬く感じたら、無理せず5Sに変更する」といった選択肢も視野に入れるのが賢明です。
H3:ヘッドスピード40でも使える?適正フレックスの選び方
ヘッドスピードが40m/s前後の方が、ツアーAD DI 6Sを使えるかどうか――結論から言うと、スイングタイプによっては使いこなすのが難しい場面もあります。
というのも、DI 6Sは中調子ながらもシャフト全体に張りがあり、特にインパクト時のしなり戻りに「スピード」が必要なモデルです。そのため、ヘッドスピード40m/s前後のプレーヤーだと、しなり戻りを活かせずに飛距離が出なかったり、球が上がりにくくなったりするリスクがあります。
このようなプレーヤーには、同じDIシリーズでも**「DI 5S」や「DI 5R」**などの軽量・柔らかめのスペックがおすすめです。シャフトのしなりを感じながらスイングできるため、球の上がりやつかまりが向上します。
また、もし「どうしても6Sを使いたい!」という場合は、
- 軽めのヘッドに変える
- 高弾道設計のヘッドを組み合わせる
- 練習でスイングスピードを上げる
などの工夫が必要になります。
フレックス選びはヘッドスピードだけでなく、「シャフトのしなり感を自分のスイングで再現できるか」が重要です。体感として“しなって戻る”感覚があるかどうかを基準に、フィッティングを受けるのも良いでしょう。
H2:ツアーAD DI 6Sは飛ばない?評価と実態
ツアーAD DI 6Sは名器として名高い一方で、「思ったより飛ばない」と感じる声も一定数あります。その理由の多くは、シャフト性能への誤解やセッティングのミスマッチにあります。この章では、「飛ばない」と感じる原因や、弾道・スピン量の傾向について詳しく解説します。
H3:ツアーAD DIが飛ばないと感じる原因とは?
ツアーAD DI 6Sを使って「飛ばない」と感じるゴルファーの多くは、スイングスピードやヘッドとの相性が適正でないことが原因です。
DIシリーズは中調子でクセの少ない設計ですが、しっかり振ることでパフォーマンスが引き出されるタイプのシャフトです。ヘッドスピードが足りないと、しなり戻りが不十分でエネルギーがボールに伝わらず、結果として飛距離が伸びません。
また、DIは低スピン系のシャフトでもあるため、ボールが十分に上がらないとキャリー不足を招くことも。これが「思ったより飛ばない」と感じる要因の一つです。
さらに、重めのヘッドやロースピン設計のドライバーと組み合わせると、球がドロップしてキャリーが稼げないケースもあります。この場合は、より弾き感の強いヘッドや、高弾道タイプのボールを合わせるとバランスが取れることも。
つまり、「飛ばない=シャフトが悪い」ではなく、セッティングとスイングの最適化がカギになります。
H3:スライスが出やすい?DIシリーズの球筋傾向
ツアーAD DIシリーズ、とくに6Sのような中重量モデルは、「スライスが出やすい」と感じる人がいるのも事実です。ただしこれは、シャフトの設計というよりも、スイングとの相性に起因することが多いです。
DI 6Sは中調子で全体に張りがあり、先端剛性も比較的高めです。そのため、先が走りすぎず、ヘッドが自然に返る感覚が少ないと感じる人もいます。これが、スイング中にフェースが開いたまま当たりやすく、結果としてスライス傾向になる一因です。
特に、
- インサイドアウト軌道でフェースローテーションが少ない人
- フィニッシュまで振り切れないスイングテンポの遅い人
- ダウンスイングで手元が浮きやすいタイプ
こういったゴルファーは、DIの「しなり戻りのタイミング」に合わず、スライスが出やすくなる傾向があります。
逆に言えば、しっかり体を回して振り抜けるプレーヤーや、インパクトで手元が安定している人にとっては、直進性の高さが武器になります。
もしDIでスライスが出ると感じた場合は、
- フェースが返りやすいヘッドを選ぶ
- シャフトを5Sにしてしなり感を得やすくする
- スイング軌道をチェックする
などのアプローチが有効です。
H3:飛距離アップするためのヘッド選びのコツ
ツアーAD DI 6Sで最大限の飛距離を引き出すには、シャフト性能にマッチするヘッド選びが重要です。DIは中調子でしなり戻りがやや控えめな設計のため、弾道が抑えられがち。これを補うには、ヘッド側で弾道やスピン量を調整する必要があります。
たとえば、以下のような特徴を持つヘッドがDI 6Sとの相性が良いです。
- やや高弾道・低重心設計のヘッド
→ シャフトの抑え気味の弾道と相乗効果で、キャリーとランのバランスが向上します。 - 重心距離がやや短めのモデル
→ フェースが返りやすくなり、スライスしづらくなります。 - 打感がやわらかめのヘッド
→ DIのしっかりした挙動とバランスが取れ、振り抜きやすくなります。
具体的には、「キャロウェイ パラダイム」「テーラーメイド Qi10 MAX」「ピン G430 MAX」などのヘッドが、DI 6Sの特性を活かしやすいと評判です。
一方、**低スピン・ロースピン系ヘッド(例:ステルス2プラスやローグST◆◆◆など)**と組み合わせると、スピン量が足りずに弾道がドロップしやすくなるため注意が必要です。
シャフトとヘッドの相性は、実際に打ってみないとわからない部分もありますが、**「DI 6Sの持つ特性を補えるヘッドかどうか」**を意識すると、飛距離アップの近道になります。
H3:ツアーAD DI 5Sと6Sの違いと選び方
ツアーAD DI 5Sと6Sの最大の違いは、**重量とトルク(しなりの柔らかさ)**です。
モデル | 重量 | トルク | 調子 | 対応ヘッドスピード(目安) |
---|---|---|---|---|
DI 5S | 約55g | 約4.1 | 中調子 | 約38〜43m/s |
DI 6S | 約65g | 約3.3 | 中調子 | 約43〜47m/s |
DI 5Sは軽量でトルクも大きいため、スイングスピードがそこまで速くなくても、しなり戻りを感じやすいのが特徴です。結果として、弾道が高く、つかまりも良くなるため、ヘッドスピードが40m/s前後の方にはこちらが向いています。
一方でDI 6Sは、しっかり振っていける中〜上級者向けのシャフト。スピン量を抑えて強い球を打ちたい方や、スイングテンポが速めの人にフィットします。
つまり、選び方の基準は以下の通り:
- DI 5S:ヘッドスピードが40m/s前後/ややスライス傾向/軽めで振り抜きたい
- DI 6S:ヘッドスピードが43m/s以上/低スピン・直進性重視/強く叩きたい
試打時には「球の上がりやすさ」「しなり感のタイミング」「振り抜きやすさ」をチェックし、自分のスイングとシャフトが“自然に合う”かどうかを確認することが大切です。
H3:ツアーAD GC 6S、MT 6S、HDとのヘッドスピード比較
ツアーAD DI 6Sが気になる方は、同じグラファイトデザイン社の「GC 6S」「MT 6S」「HD 6S」なども候補に挙がることが多いでしょう。これらのモデルはそれぞれ異なる設計思想を持っており、合うヘッドスピードやスイングタイプも微妙に異なります。
モデル | 推奨ヘッドスピード | 調子 | 特徴 |
---|---|---|---|
DI 6S | 43〜47m/s | 中調子 | 弾道安定・低スピン・操作性バランス型 |
GC 6S | 42〜46m/s | 中元調子 | 少し粘りのある挙動。テンポ重視に最適 |
MT 6S | 41〜45m/s | 中調子 | 捕まりが良く高弾道。ややスピン多め |
HD 6S | 44〜48m/s | 中元調子 | 弾道低め・直進性抜群。フッカー向け |
DIと比較すると、GCは粘り感があり、ゆったり振るタイプに合いやすい傾向があります。スイングテンポがゆっくりで、切り返しでシャフトの反応を感じたい方におすすめです。
一方、**MTはややつかまり寄りで球も上がりやすく、フェード傾向を補いたい人に向いています。**スピンもやや入りやすいため、キャリー重視の方に◎。
HDはDIよりもしっかりしており、低スピン・低弾道でライン出しに強いモデルです。スイングスピードが速く、つかまりすぎを嫌うプレーヤー向けです。
このように、DI 6Sが「スタンダードな中調子」としてバランス型なのに対し、GC・MT・HDは方向性や弾道のチューニングに特化した選択肢となっています。自分の弾道イメージや課題に合わせて選ぶことで、より最適なシャフト選びが可能になります。
H3:ツアーAD DIが合う人のスイング傾向とは?
ツアーAD DI 6Sは中調子のシャフトとして多くのゴルファーに支持されていますが、実際に“合う人”には明確なスイング傾向があります。逆に言えば、自分のスイングとDIの特性が噛み合わないと、飛距離や方向性に悪影響が出る可能性もあります。
まず、DIが合う人の典型的なスイングの特徴は以下のとおりです。
- ヘッドスピードが43〜47m/sの中〜高スピード帯
- 切り返しでシャフトをしならせられるタイプ
- スイングテンポが速すぎず、ややタメを作れる
- 球を抑え気味に運ぶイメージを持っている
- 操作性を求めていて、フェード・ドローを打ち分けたい
特に「しなり戻りを感じるポイント」がスイングと一致することが重要です。DIは手元と先端がしっかりしているため、インパクトで自然なフェースの戻りを得るには、体全体でスイングを作れるタイプのプレーヤーに向いています。
逆に、ヘッドスピードが不足している方、シャフトに頼った“振らされる”スイングをしている方には、DIの良さが出づらく、球が上がらずスライスも出やすくなる傾向があります。
「何となく硬く感じる」「弾道が思ったより低い」という人は、一度自分のスイングテンポやインパクトゾーンでのフェース角を確認してみると、DIが合っているかどうかのヒントが見えてくるでしょう。
H2:ツアーAD DIの代替シャフトと分布図での立ち位置
ツアーAD DI 6Sは名器シャフトとして長年愛されてきましたが、市場には似た特性を持つ代替シャフトも数多く存在します。「DIに興味があるけど、自分にしっくり来ない」「DIが合うと思っていたけど飛ばない」と感じたときは、他のシャフトと比較してみるのも一つの手です。
ここでは、DIに似た挙動を持つシャフトや、分布図上でのポジションについて詳しく見ていきます。
H3:ツアーAD DIとベンタスの比較|似ているのはどれ?
ツアーAD DIとよく比較されるのが、藤倉コンポジットの「ベンタス」シリーズです。中でも「ベンタスブルー」は、中調子で弾道もやや抑えめのため、DIとの共通点が多いとされています。
シャフト | 調子 | トルク | 弾道傾向 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
ツアーAD DI 6S | 中調子 | 約3.3 | 中〜やや低弾道 | 弾道の安定・低スピン・直進性重視 |
ベンタスブルー 6S | 中元調子 | 約3.1 | 中弾道 | 手元側に剛性が高く、タイミングが取りやすい |
ベンタスブラック 6S | 元調子 | 約3.1 | 低弾道 | 全体的にハード。ハードヒッター向け |
ベンタスブルーは、DIよりもやや手元寄りにしなり感があり、しっかり振れる人が操作性を保ちながら叩いていける設計になっています。DIよりもフェースターンを抑えたい人にはこちらがマッチしやすいです。
また、「ベンタスTRブルー」もDIに近いフィーリングを持ちつつ、少しだけしなり感が強く、しなり戻りを感じやすい設計になっており、DIでは硬さを感じた人には試す価値ありです。
つまり、DIとベンタスの違いをざっくりまとめると以下の通り:
- DIの方がしなり戻りが早く、つかまりやすい
- ベンタスブルーの方が挙動はおとなしく、左を怖がらず振っていける
DIが「ちょっと難しい」「叩くと左に出る」と感じた方には、ベンタス系は有力な代替候補になります。
H3:ツアーAD DIに似たシャフト5選【中調子系】
ツアーAD DI 6Sのように「中調子・中重量・操作性重視」のシャフトは、実は各メーカーからいくつか登場しています。DIに近いフィーリングを持ち、代替候補として検討できるシャフトを5つご紹介します。
① ベンタスブルー(藤倉コンポジット)
中元調子で安定感のあるスイングを好む人に人気。DIよりも少し粘る感じがあり、左を恐れず振り切りたい人にマッチします。
② ディアマナ TBシリーズ(三菱ケミカル)
中元調子で、切り返しで自然にタメが作れ、インパクトでしっかり叩けるタイプ。弾道の低さと直進性はDIと似ており、左を嫌うゴルファーにおすすめ。
③ スピーダーNXブルー(フジクラ)
中調子で振動数も近く、DIとフィーリングが似ています。スピーダーらしいしなやかさがありながら、左に行きづらい設計。DIの“張り感”が苦手な人はこちらも検討価値あり。
④ ツアーAD UB(グラファイトデザイン)
DIの後継的ポジションとも言われるUB。中元調子気味で、DIよりもさらにシャープな挙動。フェースの開閉を抑えたい操作派に◎。
⑤ アッタス V2(USTマミヤ)
中調子でDIと同じく全体がしなやかに動く設計。球の上がりやすさと直進性をバランスよく両立しており、DIで飛距離不足を感じた人におすすめです。
これらのシャフトはいずれもDIの持つ“安定性と操作性”をベースに、やや違った個性をプラスしたものです。自分のスイングテンポや弾道イメージに合わせて、ぜひ試打して比較してみると良いでしょう。
H3:ツアーADシリーズの分布図・最新トレンドとは
グラファイトデザインのツアーADシリーズは、多彩なラインナップが揃っており、ヘッドスピードやスイングタイプに応じて最適なモデルを選ぶことができます。その選択をサポートするのが、いわゆる**シャフト分布図(マトリクス)**です。
この分布図では、シャフトの「調子(しなりポイント)」と「剛性(硬さ)」によって、ツアーADシリーズのポジションを視覚的に把握できます。
■ツアーAD主要モデルの分布例
モデル | 調子 | 特徴 |
---|---|---|
DI | 中調子 | バランス型。直進性と操作性の両立 |
UB | 中元調子 | 左を抑える。DIよりシャープな挙動 |
HD | 中元調子 | 低弾道・強弾道でハードヒッター向け |
VR | 元調子 | 押し込み系で叩ける。球を抑えたい人に |
MT | 中調子 | 弾き感と球の上がりやすさが特徴 |
CQ | 先中調子 | 捕まり重視。球がつかまらない人向け |
特にここ最近は、「DIのような中調子+直進性重視」から、「中元調子や元調子でより安定したフェースコントロール」を重視する流れが強くなってきています。これにより、UBやHDのようなシャープで左に行きづらいモデルがトレンドとなりつつあります。
一方で、DIのような「操作性と適度なつかまり」を両立したモデルは、依然として中級者〜上級者層に根強い人気があり、「間違いない選択肢」として評価されています。
分布図を見ると、DIはまさに“中央の基準”に位置しており、他のモデルを比較する際の基準シャフトとして非常に参考になります。
H2:まとめ|ツアーAD DI 6Sは誰にフィットするか?
ここまでツアーAD DI 6Sの特徴や他モデルとの比較、合う人の傾向などを詳しく解説してきました。DI 6Sは決して“万人向け”のシャフトではありませんが、適正なスイングとセッティングを組めば、非常に高いパフォーマンスを発揮します。
最後に、どんなゴルファーがDI 6Sを活かせるのかを整理し、最適な選び方を総括していきます。
H3:DI 6Sは中〜高ヘッドスピードの操作派向き
ツアーAD DI 6Sが真価を発揮するのは、ヘッドスピードが43m/s以上あり、弾道を自分でコントロールしたい操作派のゴルファーです。
DI 6Sは中調子設計でありながら、シャフト全体に張りがあり、先端剛性もしっかりしています。そのため、
- 自分で球筋を操りたい
- 左を怖がらずに叩きたい
- 振り急がず、タメのあるスイングができる
といったプレーヤーに非常に向いています。
逆に言えば、
- ヘッドスピードが40m/s以下
- 球が上がりづらい、つかまらない
- スライスが多い
といった人が使うと、DIの性能を活かしきれず「飛ばない」「難しい」と感じることも。
つまり、**“シャフトに合わせる”意識ではなく、“自分のスイングに合う道具を選ぶ”**という視点が非常に重要です。
フィッティングで実際に振ってみて「気持ちよく振り切れるか」「イメージ通りの弾道が出るか」を確認することが、DI 6S選びの成否を分けるポイントになります。
H3:選ぶなら、ヘッドとの相性とスイング傾向を重視
ツアーAD DI 6Sを使いこなすには、シャフト単体のスペックだけでなく、ドライバーヘッドとの相性、そして自分のスイング傾向をしっかり考慮することが重要です。
まずヘッドについてですが、DI 6Sは低スピンでやや弾道が抑えめになる傾向があるため、
- 重心が浅すぎない
- 球が上がりやすい設計
- 捕まりすぎないが、ある程度つかまりもある
といったバランス型のヘッドが最適です。
たとえば「キャロウェイ パラダイム」「PING G430 MAX」「テーラーメイド Qi10 MAX」などは、DI 6Sとの相性が良く、安定した高弾道と直進性を両立できます。
一方で、「ローグST◆◆◆」「ステルス2プラス」などのロースピン・ハードヒッター向けヘッドと組み合わせると、スピン量が極端に少なくなり、ドロップ気味の球が出るリスクもあるため注意が必要です。
そしてスイング傾向については、
- ゆったり目に切り返せる
- タイミングを取りやすい中調子が好き
- ヘッドをコントロールしたい
こうしたプレーヤーにこそ、DI 6Sはフィットします。
逆に、
- スイングテンポが非常に速い
- 手元主導で急激に切り返す
といったタイプには、もう少ししなりのタイミングが合う別モデル(例:スピーダーNXブルーなど)の方が扱いやすい可能性があります。
「このシャフトがいい」ではなく、「自分に合っているか?」が選ぶ基準。
そのためにも、ヘッドとの組み合わせと、スイングタイプの客観的な分析が不可欠です。
H3:迷ったら?DIを活かせるセッティングのポイント
ツアーAD DI 6Sを最大限に活かすためには、「ヘッド」「ロフト角」「ボール」などのセッティング全体を見直すことがポイントです。シャフト単体で理想の弾道を追い求めるのではなく、総合バランスで調整していくことが飛距離・方向性アップの近道です。
まずドライバーヘッドは、前述の通り球が上がりやすい中〜高弾道タイプがおすすめ。G430 MAXやQi10 MAXなどの安定系ヘッドが、DIの低スピン傾向と相性が良く、キャリーとランをしっかり稼げます。
次にロフト角。DIはやや弾道を抑え気味にするため、いつもより0.5〜1度ほどロフトを多めにするとバランスが整いやすくなります。例えば普段9.0度を使っている方なら、9.5度や10.5度も試してみる価値があります。
さらに、使用するボールも重要です。DIはスピンが少なめのシャフトなので、スピンがやや入りやすいボール(例:タイトリストV1xやキャロウェイ クロムソフトX)を使うことで、キャリーや落下角が安定しやすくなります。
また、グリップの太さや重さ、バランス調整も地味ながら効果的です。クラブの全体重量やバランスポイントを調整することで、DIの“しなり戻り”をより自分のスイングにマッチさせやすくなります。
「なんとなく合わないかも…」と感じたときは、すぐに他のシャフトに変えるのではなく、まずはセッティングを見直すのがベター。少しの調整で、DI 6Sのポテンシャルをフルに引き出せることも少なくありません。
✅記事まとめ
- パラダイム純正シャフトはテンセイを中心に構成され、扱いやすい設計が魅力です。
- 純正テンセイシャフトは中調子で、しなりとつかまりのバランスが絶妙です。
- Ai スモークシリーズでは振動数や設計が進化し、より幅広いスイングに対応しています。
- 評価では「安定感」「ミスに強い」との声が多く、初心者〜中級者に人気があります。
- 振動数は軟らかめの設定が多く、ヘッドスピード40m/s前後と好相性です。
- 重量別のテンセイ(55・60・70)は、スイングスピードや打ち出しに応じた選択が可能です。
- パラダイムに合うシャフトは、目的やヘッドスピード別にカスタマイズするのが効果的です。
- スライスやフックの矯正には、先端剛性やトルクに注目したシャフト選びが重要です。
- カスタムシャフトは高価格ながら性能面で上回り、飛距離や安定性に直結します。
- パラダイムドライバーはモデルごとに設計が異なり、ヘッドとシャフトの相性が飛距離を左右します。