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- モーダス120は中重量・中調子で、操作性と安定感を両立したスチールシャフト。
- ツアープロにも支持され、方向性や球筋の再現性が高いと評価されている。
- 適正ヘッドスピードは43〜47m/sで、振り切れるスイングが求められる。
- 合う人は体幹を使ってスイングでき、テンポが安定している中〜上級者。
- 硬いシャフトが合う人は、スピードと体の使い方が噛み合うタイプ。
- モーダス120で引っ掛ける原因は、スイングテンポの乱れや過剰なリリース。
- 捕まりすぎと感じる場合は、調子やフェース角などのセッティングを見直すこと。
- モーダス105・115との比較では、重量・剛性の違いで選び分けが可能。
- ドライバーやFWとの重量フローを意識したセット全体のセッティングが重要。
- モーダス120は、精度と安定性を求める“芯を突く”プレーヤーにおすすめ。
Contents
モーダス120シャフトの特徴と基本スペック
モーダス120シャフトの特徴は?
モーダス120は、日本シャフトが展開する「MODUS³(モーダススリー)」シリーズの中でも、最もスタンダードかつ高い評価を得ているモデルのひとつです。その特徴は、何と言っても「操作性」と「安定感」のバランスにあります。
中調子に設計された剛性分布により、シャフト全体がほどよくしなりながらも、インパクト時にブレにくい挙動を実現しています。具体的には、ダウンスイングで手元側がしっかりと残り、先端が走りすぎない設計のため、フェースの向きが安定し、方向性がズレにくいというメリットがあります。
また、重量帯はSフレックスで114g前後、Xフレックスで120g前後と中重量クラスにあたります。一般的なスチールシャフトよりも軽すぎず、かといって重たすぎない絶妙な重さで、体幹を使った安定したスイングをサポートします。この重量設計のおかげで、「スチールシャフトの感覚を保ちながら、疲れにくく振りやすい」と評価されることが多いです。
スイングテンポが比較的一定の人、ヘッドスピードが40〜45m/s前後の人にフィットしやすく、特にアイアンで「ライン出し」や「フェースコントロール」を意識するゴルファーにとっては、理想的な性能を備えたシャフトといえるでしょう。
これらのバランスの良さから、モーダス120はツアープロをはじめ、多くの中級〜上級者アマチュアに選ばれている人気モデルとなっています。
モーダス120の評価|使用プロや口コミから見た実力
モーダス120は、発売以来プロ・アマ問わず多くのゴルファーに使用されており、非常に評価の高いシャフトです。特にツアープロの使用実績が多く、国内外の男子プロを中心に多数採用されています。これは、モーダス120がただバランスの良いシャフトというだけでなく、「狙ったラインに正確に打ち出せる信頼感」があることの証です。
実際に使用しているプロとしては、アジア・欧州ツアーでも活躍する選手が名を連ね、契約フリーのプロゴルファーがあえて選んで使っていることも珍しくありません。また、一度使い始めると「他のシャフトでは物足りない」と感じる人が多いのも特徴的です。
アマチュアゴルファーの口コミでも、「フェースが暴れにくく、左右のバラつきが減った」「しっかり感があるのに、振り切れる」という意見が多数見られます。特に、過去に軽量シャフトで球が吹け上がっていた人がモーダス120に替えることで、弾道が落ち着き、方向性が格段に良くなったというケースも多く報告されています。
一方で、「思っていたよりも重く感じた」「ハードに感じる場面があった」という声もあり、万人向けというよりは、ある程度スイングが安定している人や、パワーに自信のあるゴルファーに適しているシャフトと言えます。ヘッドスピードが足りないと、弾道が低くなったり、抜けが悪く感じられる可能性もあります。
総合的に見ると、モーダス120は「スイングリズムが安定していて、フェースの動きをしっかりコントロールしたい人」にとって、非常に信頼できるシャフトです。プロレベルの要求にも応える性能を持ちつつ、アマチュアでもスペックが合えば長く使える名シャフトだと言えるでしょう。
モーダス120の適正ヘッドスピード・推奨スペックは?
モーダス120は中重量帯のスチールシャフトとして設計されており、その特性を最大限に活かすには、ある程度のヘッドスピードと安定したスイングリズムが求められます。具体的には、ドライバーでのヘッドスピードが43〜47m/s程度が適正ゾーンとされており、特にアイアンショットでのコントロール性能を重視するゴルファーにフィットします。
Sフレックスの場合、ヘッドスピード42〜45m/s前後のゴルファーが最も扱いやすいとされており、Xフレックスでは45m/s以上のハードヒッターが対象になります。軽量シャフトからの乗り換えを検討している場合には、まずSフレックスから試してみるのが現実的です。
適正なヘッドスピードがない状態で無理にモーダス120を使おうとすると、以下のような現象が起きやすくなります。
- 弾道が低くなりやすい
- シャフトがしなりきらず、飛距離が伸びにくい
- タイミングが合わず、引っ掛けやプッシュが増える
つまり、振り切る力がなければシャフトのしなり戻りを活かしきれず、ミスに繋がってしまうということです。逆に、ヘッドスピードが十分にあり、手先で操作しすぎないスイングができる人にとっては、モーダス120は「ちょうどいい剛性バランスと重さ」で、抜群の安定感を生み出してくれます。
また、モーダス120は重量がある分、ヘッドの効きが感じやすくなり、ダフリやトップのミスが減る傾向もあります。この点も、ヘッドスピードと体幹の安定があってこそ効果を発揮するため、スペックの見極めは重要です。
最終的には、クラブとの相性や、プレイヤー自身のテンポにも左右されるため、一度試打して、弾道の高さ・バラつき・振り切りやすさを確かめることが大切です。
モーダス120が「合う人」「合わない人」の違いとは?
モーダス120 合う人のスイングタイプ・体格の傾向
モーダス120が合う人には、いくつかの共通した特徴があります。まず第一に挙げられるのは、「ヘッドスピードがある程度出ている」ことです。先にも触れたように、適正な目安はドライバーで43〜47m/s前後。特にスイングテンポが一定で、体の軸を意識したスイングができる人にマッチしやすい傾向があります。
また、モーダス120は中重量帯のシャフトなので、スイング中にクラブの重みを感じながら振るタイプのゴルファーに向いています。いわゆる「体全体を使ったスイング」で、下半身と体幹が安定している人は、その重量感をしっかり受け止めながら振り切ることができます。
一方で、手打ちの傾向が強いプレイヤーや、スイングが小さくてシャフトをしならせにくい人の場合は、モーダス120の“良さ”が出にくいこともあります。中調子設計のため、先端が必要以上に走らない分、ヘッドの動きを自分でコントロールできることが前提となってくるからです。
体格的には、身長や体重がある程度あり、日頃からある程度運動習慣のある人や、ゴルフ歴が長くて基礎が安定している人の方が、モーダス120の“しっかり感”を武器に変えやすいといえるでしょう。
また、「インテンショナルに球を操りたい」「風に強い球を打ちたい」「弾道を安定させたい」といったプレーヤーには非常に心強いパートナーになります。クラブの挙動を抑えつつ、イメージ通りに打ち出せる再現性の高さが、ツアープロからも支持されている理由です。
つまり、モーダス120は、“フィジカル・スイングの安定・プレースタイル”の3点が揃っているプレーヤーにとって、非常にフィットしやすい設計になっているシャフトです。
硬いシャフトが合う人の特徴と注意点
ゴルフクラブのシャフト選びで「硬さ」は非常に重要な要素です。特にモーダス120のような“しっかり系”のシャフトを選ぶ場合、自分のスイングタイプや体の使い方に合っているかを見極める必要があります。
まず、硬いシャフトが合う人にはいくつかの特徴があります。代表的なのはヘッドスピードが速いこと。一般的にドライバーでヘッドスピードが43m/s以上あると、Sフレックス以上の硬さを扱いやすくなります。しなりすぎない硬めのシャフトは、タイミングを合わせやすく、振り遅れやフェースの開きによるスライスを防ぐ効果もあります。
また、体幹を使ったスイングができている人にも硬めのシャフトは向いています。手先だけで振るスイングだとシャフトがしならず、ただの“棒”のように感じてしまうことがありますが、全身でスイングできる人なら硬さを活かして、安定感のある弾道が打てます。
スイングテンポに関しては、中〜やや速めのテンポの人にマッチしやすいです。ゆっくりしならせるタイプのスイングだと、硬いシャフトではしなりを感じにくく、結果として飛距離が出ない、ボールが上がらないという問題が起こることもあります。
一方、硬いシャフトには当然注意点もあります。ヘッドスピードが不足していると、球が上がりにくくなり、飛距離を損なう可能性があるという点がその代表です。また、シャフトのしなり戻りを活かせないことでタイミングがずれ、プッシュアウトや引っ掛けといったミスが出やすくなります。
モーダス120のようなやや重量のある中調子シャフトでは、特に**「自分のスイングでしならせられるかどうか」が判断基準**になります。硬さに対して無理をすると、力みが出たり、打点が安定しなかったりといった副作用が出るため、しっかりと試打し、フィーリングを確かめてから導入するのが理想です。
モーダス120で引っ掛ける原因とその対策
モーダス120に替えたあと、「なぜか引っ掛けが増えた」という声は少なくありません。しっかりとしたシャフトで安定性も高いはずなのに、意図せず左へ飛んでいく。この原因は、シャフトそのものの性能というよりは、「使用者のスイングとのマッチング」による部分が大きいです。
引っ掛けの主な原因のひとつは、シャフトのしなり戻りをコントロールしきれていないことです。モーダス120は中調子設計で、手元側がしっかりと残りつつ、先端が過度に走らない設計ですが、それでもしなり戻りが強く出るタイミングで打ってしまうと、フェースが過度に返り、ボールが左に出やすくなります。
もうひとつの原因は、無理に振りにいってしまうことによる体の開きです。モーダス120はある程度の重量があるため、軽量シャフトから乗り換えた人が「飛ばそう」と力んでしまい、体が早く開き、クラブが内側から入りすぎてフェースが閉じる、という典型的な引っ掛けパターンに陥ることがあります。
では、どう対策すればよいのでしょうか?
まず第一に、スイングテンポをゆったりめに保つことが大切です。硬めのシャフトにありがちな「早く振らないといけない」という思い込みを捨て、リズム重視で振ることで、しなり戻りとインパクトのタイミングが自然に合いやすくなります。
次に、グリップ圧を強く握りすぎないこと。硬いシャフトはしなりを引き出すために、適度な脱力感が必要です。手元でシャフトをしならせるためには、柔らかくクラブを扱う意識が重要です。
さらに、アイアンのライ角やフェース角の調整も有効です。元々フック系の弾道が出やすい方は、少しフラットに調整することで、引っ掛けの角度を減らすことができます。
引っ掛けの悩みは「シャフトが合っていない」と即断してしまいがちですが、モーダス120の場合はスイングテンポの見直しと脱力がポイントになることが多く、少しの工夫で驚くほど改善するケースも少なくありません。
モーダス120 捕まりすぎる?球筋と方向性のリアルな感想
モーダス120を試した人の中には、「思ったより球がつかまりすぎる」「フック系が強くなった」といった声を挙げる人もいます。これはモーダス120の特徴と、使用者のスイング傾向が噛み合っていないことで起こる現象であり、「モーダス=捕まりやすいシャフト」というわけではありません。
モーダス120は中調子の設計で、シャフト全体がしなやかに動く中で、特に手元側のしなりを感じやすい作りになっています。このしなりがスイングのタイミングと合えば、非常に素直な弾道になりますが、**ヘッドが走りすぎてしまうスイングタイプ(リリースが早い・手元が止まる傾向がある)**だと、結果的にフェースが返りすぎてしまい、捕まりが強くなりやすいのです。
特に、軽量シャフトや先調子のシャフトからモーダス120に切り替えた場合は、シャフトの挙動が大きく異なるため、捕まりすぎたように感じるケースがよくあります。また、スイング軌道がインサイドアウト気味で、フェースを閉じてインパクトする癖があるプレイヤーには、シャフトの自然なしなり戻りが重なることで、過剰なドローやフックになることも。
ただし、多くのユーザーのレビューを見ると、モーダス120は必要以上に球がつかまるシャフトではなく、むしろ「左へのミスが出にくい」と感じている人が多いのも事実です。この差は、プレイヤーの「スイングテンポ」「手元の使い方」「リリースタイミング」などに起因します。
対策としては、スイングテンポを一定にし、過度なハンドアクションを抑えることが効果的です。また、つかまりを抑えるために、フェース角がオープン気味のヘッドや、ややフラットなライ角のアイアンを組み合わせることも有効です。
結論として、モーダス120は適度なつかまり性能を持つ“素直なシャフト”ですが、スイング次第で捕まりすぎると感じることもあります。クラブ全体のセッティングや、日ごろのスイングを見直すことで、本来の性能を引き出すことができるでしょう。
他モデルとの比較|モーダス105・115・他との違い
モーダス105はどのような人に合うのか?
モーダス105は、モーダスシリーズの中でも特に軽量で扱いやすいモデルとして位置づけられています。重量はSフレックスで約106.5gと、モーダス120より約10gほど軽く、スイングスピードや体力に自信のないプレーヤーでも快適に振れる設計です。
このモデルが合う人は、まずヘッドスピードが40〜43m/s程度の中間層。軽量スチールからのステップアップや、カーボンシャフトからスチールへの乗り換えを考えている人には非常に使いやすい選択肢です。
シャフトの調子は中調子で、全体がしなやかにしなり戻るバランス設計。特に、軽さとしなりで球を上げたい人、捕まりやすさを求める人にはマッチしやすく、自然と高弾道が打てる点が評価されています。また、スイングに力みが出やすい方でも、無理なく振り抜ける軽快さがあり、リズムよくスイングしたいゴルファーに人気があります。
一方で、ヘッドスピードが速く、インパクト時に強い力が加わるスイングをする人にとっては、モーダス105ではしなりすぎたり、タイミングが合わずに球が左右にブレる可能性もあります。そのため、「しっかりしたシャフトの方が安心」というプレーヤーにとっては、モーダス120や115の方が相性が良い場合が多いです。
特にアイアンでの操作性を重視する方、球筋を安定させたい方、一定のスイングテンポで打てる方には、モーダス105は**“楽に打てるけどコントロールもしやすい”という理想的な一本**になるでしょう。
総合的に見ると、モーダス105は、パワーや体格に自信がない方でもスチールシャフトをしっかり扱いたいというニーズに応えてくれる、やさしく頼れる存在です。
モーダス105 合う人と120との使い分け方
モーダス105とモーダス120は、同じMODUS³シリーズに属するシャフトですが、その使用感や適性は大きく異なります。特に「どちらが自分に合うのか?」という悩みは、スチールシャフト選びをする多くのゴルファーが抱えるテーマです。
まず、モーダス105が合う人の特徴は、以下のようなタイプです。
- ドライバーのヘッドスピードが40〜43m/s程度
- 飛距離よりも振りやすさやリズム重視
- 手首や肘に負担をかけたくない
- 軽量スチールやカーボンからの乗り換えを検討している
一方、モーダス120が合う人は、
- ヘッドスピードが43〜47m/s以上
- シャフトにしっかりした重みと手応えを求める
- 弾道のバラつきを抑えたい
- 球を操作したい(ライン出し・低い球・高い球など)
このように、105と120では「スイング強度」「コントロール性」「フィーリング」に大きな違いがあります。105は“軽快な振り抜きと高さ”、120は“重厚な安定感と方向性”を武器にしているといえるでしょう。
実際の使い分けとしては、105は楽に打ちたい方やラウンド終盤で疲れを感じやすい方におすすめです。クラブを振るというより「運ぶ」ようなイメージでスイングする方には、105の軽さとしなりが非常に合います。
一方で、120は練習量が多く、毎回しっかり振り抜けるプレイヤーに向いています。スピンを抑えたい、風に強い球を打ちたいといった意識があるなら、より剛性バランスに優れた120が向いています。
また、「飛距離は出るけど曲がる」という方が105を使用している場合、120に替えることで軌道が落ち着き、ミスショットが減るケースもあります。
どちらが正解というわけではなく、自分のスイングタイプと目的に応じてシャフトを使い分けることが、長く安定してゴルフを楽しむコツです。
モーダス115 合う人とスペック比較
モーダス115は、モーダスシリーズの中でも「105と120の中間に位置する」重量帯とフィーリングを持ったモデルです。名前のとおり、Sフレックスで約118.5g、Xフレックスで119.5gと、120にかなり近い重量ながら、しなり感や振りやすさに独自の特徴を持っています。
モーダス115が合う人の特徴としては、以下のような傾向が挙げられます。
- モーダス120の重さと硬さが“少し重い・硬い”と感じる人
- モーダス105では軽すぎてタイミングが取りにくいと感じた人
- 方向性を重視しつつ、ややスピード寄りのスイングをしたい人
- ヘッドスピード42〜45m/sの中間層
このような「重すぎず、軽すぎず、ちょうどいい」を求めるプレイヤーにとって、モーダス115は絶妙な立ち位置となります。
体力やスイングテンポによっては、120では疲れてしまうという場面でも、115であれば1ラウンド通して安定感を保ちやすくなるというケースもあります。
スペック面で比較すると、
- モーダス105(S):約106.5g
- モーダス115(S):約118.5g
- モーダス120(S):約114g
というように、モーダス115は実質的にはモーダス120と同等の重さながら、しなり戻りがスムーズで、振り心地が軽やかという点が際立っています。
剛性分布もモーダス120よりやや先側にしなりを感じやすいため、球がつかまりやすく、ミート率を上げたいゴルファーにとっても扱いやすいモデルです。
一方で、「しっかりとした重さ」「強い弾道で押していきたい」という人には、やはりモーダス120の方が安心感があると感じることも。115はやや“お助け要素”が入った、操作性とやさしさのバランスモデルとも言える立ち位置です。
結論として、モーダス115は「105では物足りない、120は少しハード」というプレイヤーにとって、理想的な中間解として非常に優秀な選択肢となります。試打を通してフィーリングの違いを確認し、自分のスイングリズムに最も合うものを選ぶことが、後悔しないシャフト選びの近道です。
モーダス120に合うセッティングとは?
モーダス120 セッティングのコツ|アイアンとドライバーの相性
モーダス120を採用する際、忘れてはならないのがクラブ全体のバランス=セッティングです。とくにアイアンにモーダス120を挿すと、自然とクラブ全体の重量が上がるため、ドライバーやウェッジとの流れが大きく関係してきます。
まず、アイアンとドライバーの相性を考えるときに重要なのが重量フローと**シャフトの調子(キックポイント)**です。モーダス120は中調子で、重量も114〜120gの中重量帯。このシャフトに合わせるドライバーシャフトとしては、50g台後半〜60g台前半の中〜中元調子タイプが合いやすい傾向にあります。
例えば、ドライバーには以下のようなシャフトが人気です:
- ツアーAD DI 6(中調子)
- ベンタスブルー6(中元調子)
- スピーダーNX 60(中調子)
- TENSEI Pro Orange 60(中元調子)
こうしたシャフトは、モーダス120と同じく**“しなりすぎず、しっかり感がありながら振り抜ける”**という共通点を持っているため、全体のフィーリングに一貫性をもたせやすく、ラウンド中の違和感も減らすことができます。
また、スチールシャフトを使う際によくある問題が、アイアンだけが極端に重くなってしまうケースです。これを避けるためには、ドライバー〜FW〜UTの重量差も意識し、10g〜15gの階段状で設計していくとバランスが取れます。
例:
- ドライバー:60g前後
- フェアウェイウッド:70g台
- ユーティリティ:80g台(カーボンor軽量スチール)
- アイアン:モーダス120(114〜120g)
このように、重量の流れを意識することで、スイングテンポやリズムが自然と整い、飛距離のバラつきや振り遅れを防ぐことができます。
モーダス120は“しっかり振ってこそ”性能を発揮するシャフトです。そのため、ドライバーやウッド系でも「振りにいけるフィーリング」に整えておくことが、スコアアップにも直結するポイントになります。
モーダス120に合うドライバー シャフトの選び方
モーダス120をアイアンに使っている場合、ドライバーとのバランスも非常に重要です。特にアマチュアゴルファーの場合、「アイアンは振れているのに、ドライバーだけタイミングが合わない」「ドライバーが軽すぎてヘッドが走りすぎる」といった違和感を感じやすくなることがあります。
こうした問題を避けるためには、ドライバーのシャフトも、モーダス120のフィーリングに寄せたものを選ぶのがポイントです。つまり、「中〜中元調子」「ややしっかりめ」「暴れない」といった特性を持つモデルが理想です。
たとえば、以下のようなシャフトはモーダス120との相性が良いとされています:
- ベンタスブルー(中元調子):癖がなく、安定感抜群。アイアンとの流れが作りやすい。
- ツアーAD DI(中調子):つかまりすぎず、しっかりとした中間剛性でアイアンとテンポが合いやすい。
- TENSEI CK Pro Orange(中元):しなりすぎず押し出せる。強振しても暴れにくい。
- ディアマナ PD(中元調子):操作性がありながら、左へのミスが少ないと好評。
- スピーダーNX(中調子):軽快ながらもブレにくく、捕まりすぎを防ぎたい人に◎。
大切なのは、自分がアイアンで振っている感覚をドライバーでも再現できるかということです。たとえば、モーダス120を「しっかり押せる」「球がまとまる」と感じている人は、ドライバーでも「しなりすぎない」「ヘッドが走りすぎない」モデルを選んだ方が、打点や方向性が安定しやすくなります。
一方、モーダス120に合わせてドライバーのシャフトも重くしすぎると、今度はスピードが出なくなってしまうことがあります。目安としては、ドライバーシャフトは60g前後(Sフレックス)で、スムーズに振れる重さにするのが理想です。
モーダス120ユーザーの多くは、フィーリングに敏感で「感覚的にタイミングが合うかどうか」を重視します。そのためにも、ドライバーとアイアンを打ち比べながら、実際に違和感がないかどうかをチェックして選ぶことが、ベストセッティングへの近道です。
セット全体での重量バランス調整のポイント
モーダス120のように中重量のスチールシャフトをアイアンに採用する場合、忘れてはならないのがセット全体の重量バランスです。クラブセッティングにおける“重量フロー”がうまく整っていないと、番手ごとに振り心地がバラつき、スイングリズムやタイミングが狂いやすくなります。
理想の重量バランスとは、ドライバーからウェッジまで、約10〜15gずつ段階的に重くなる構成です。これにより、番手が短くなるにつれて自然としっかり振り切れる感覚が得られ、ミート率や方向性が安定しやすくなります。
たとえば、モーダス120(S:114g)をアイアンに使う場合のバランス例は以下の通りです:
- ドライバー:60〜65g(Sフレックス/中〜中元調子)
- フェアウェイウッド:70〜75g
- ユーティリティ(ハイブリッド):80〜90g(スチールまたはカーボン)
- アイアン:114g(モーダス120)
- ウェッジ:120〜125g(ダイナミックゴールド系やモーダスWEDGE)
このような構成にすることで、全クラブで違和感のないスイングテンポを維持でき、どの番手でも再現性の高いショットが打てるようになります。
また、注意すべきはユーティリティのシャフト選びです。アイアンからの流れを重視するなら、スチール(例:モーダスHYBRIDなど)にするのもひとつの手ですが、やや軽量のカーボン(80〜90g台)を使う場合でも、調子と振り心地をアイアンに近づけることを意識すると自然な流れが生まれます。
さらに、ウェッジのシャフトもアイアンとの“つながり”が重要です。モーダス120ユーザーであれば、モーダスWEDGEやダイナミックゴールドS200/S400など、少しだけ重めでヘッドの重みを感じやすいモデルを採用することで、ショートゲームのタッチも安定します。
総じて、重量だけでなく「どこがしなるか(調子)」「どれくらいしなるか(トルク・剛性)」を含めて、クラブ全体のリズムが一貫するように設計することが、スコアアップへの近道となります。特にモーダス120のように“芯を突く安定性”が魅力のシャフトでは、その性能を活かすセッティングが重要です。
まとめ|モーダス120はこんな人におすすめ
モーダス120は、ツアープロからアベレージゴルファーまで、幅広い層に支持されている中重量スチールシャフトです。ただし、誰にでも合うわけではなく、その性能を最大限に活かすにはスイングの特性や体格、スイングスピードなどがマッチしている必要があります。
モーダス120が特におすすめなのは、以下のようなプレイヤーです:
- ドライバーのヘッドスピードが43〜47m/s前後ある
- 体の回転でしっかり振れるスイングができる
- 軽量シャフトではタイミングが合いづらいと感じる
- アイアンで狙ったラインをしっかり出したい
- 球筋の安定感と操作性を両立したい
- 風に負けない強い弾道を打ちたい
これらに当てはまる方にとって、モーダス120はまさに“芯を突くシャフト”となり、アイアンショットの精度を一段上のレベルに引き上げてくれる存在です。逆に、スイングスピードがやや遅めだったり、手先の操作で球を運んでいる方にとっては、モーダス105や115のほうが合いやすい場合もあるので、スペック選びは試打を通じて慎重に行うことが重要です。
また、モーダス120を活かすには、クラブ全体のセッティングも大切です。ドライバーやユーティリティ、ウェッジに至るまで、しっかりとした重量フローと振り心地の一貫性があれば、ラウンド全体を通してスイングの安定感が格段に向上します。
シャフト選びはゴルフを大きく変える要素のひとつです。飛距離だけでなく、**スコアを安定させるための“信頼できる相棒”**として、モーダス120は十分にその価値を持っています。
あなたのスイングに「芯」があるなら、モーダス120がきっと応えてくれるはずです。